編集長は金融コンサルタント・・?
編集長、今日もお座敷がかかり難渋されている感染症症例のConsultationに伺いました。 最初は全体像の説明を受けるために医局に伺いました。ところが・・ そこに繰り広げられている風景は医療機関ではなく、多くの折れ線グラフが表示された複数のDisplayに囲まれたAmbitiousなトレーダーであふれる空間でした。 先物買い、売り注文、買い注文、・・...
View ArticleICAACOnline Literature Review の旅 小児#2
小児領域の素晴らしい文献の紹介が続きます。 #3:小児のCDI ・増加している。(一部の増加は検査の感度の改良によるが・・) ・医療機関での感染とは限らず、Communityでも。但し大抵は抗菌薬の使用や最近の医療機関受診歴がある。 Khanna S1, Baddour LM, Huskins WC, Kammer PP, Faubion WA, Zinsmeister AR, Harmsen...
View ArticleThe Seattle Times 3/25/2014
The Seattle Times 3/25/2014 カナダはサスカトゥーンという処に西アフリカ帰りの出血熱様”症状の患者が出て新聞を賑わせました。 http://seattletimes.com/html/nationworld/2023224949_ebolaoutbreakxml.html しかし最終的にエボラではなかったという事で一安心。...
View Article原点に
オフィスより。タイトルが仰々しいですが事務連絡的なことです。すみません。 「感染症診療の原則」という言い方で、米国からもどったあとに、日本の臨床における構造的、ヒューマンエラー的な診療の問題を修正する仕事をしてきました。...
View Article腎移植とCMVとその周辺
腎移植とCMVとその周辺です。 抗CMV薬も、それなりのものが出て参りましたが、依然として腎移植後の免疫低下に伴うCMV感染症の診断・予見についてはウイルス量など、微生物そのものを見てPreemptive、EmpiricalなActionをとるという世界を越える良いものがありません。...
View Article徳田先生 志水先生
今日は水戸に来ています。 徳田先生が水戸から東京の病院にうつられるので、最後の闘魂外来というメモリアルのイベントがあり、その第2部である症例検討会に参加させていただくためです。 開演(?)前の記念写真。 ブログ編集部のひとり、たろ先生もハワイから一時帰国されて水戸に参戦。徳田先生の闘魂外来の主力メンバーでした。 たろ先生といえば・・・!...
View ArticleICAACOnline Literature Review の旅 小児#3
ICAACOnline Literature Review の旅 小児#3 #6:米国におけるノロウイルス始めとする胃腸炎 ・ロタウイルスは減った。(ワクチンで)ノロウイルスが増えている。(特に冬期) ・その様子を示したのが以下のグラフ #7:不活化エンテロウイルスワクチン(EV71) ・中国の研究(進んでます)...
View Articleアウトブレイク情報 と その周辺
ただ事象やリスクだけ書くと、対応がわからない不安と合わせて過剰な恐怖を生みます。 そして、そういった不安定な心理は思考にも影響し、しなくていい対応ミスや判断ミスにもつながる、、というのがリスク・コミュニケーション、クライシス・コミュニケーションの基本編で学ぶことです。 ○○が発生!←このびっくりマークの乱用も×。 気をつけよう、注意しよう、もなんのことだか伝わらないので×。...
View Article4/20 長州医新ケースカンファレンス
山口に昨年蒔いた種が育ってます。 ご案内をいただきましたので紹介させていただきます。 ボランティアで参集する指導医のみなさん、ご苦労様です。 このパッションに曝露することで、次世代が育っていきます。 各地に広がるといいですね。 ------------------------------------------ 4th CICVI~長州維新ケースカンファレンス~開催のお知らせ 【企画紹介】...
View Articleマルティン・ルター
たとえ明日、世界が終わりになろうとも、 私は、リンゴの木を植える (マルティン・ルター) マルティン・ルター(1483-1546)は、ドイツの神学者、牧師で、宗教改革の中心人物です。...
View ArticleICAACOnline Literature Review の旅 小児#4
ICAACOnline Literature Review の旅 小児#4 すでに2014年の1/4が終わりました。How are you doing ? 本日も続いてICAAC Onlineの学びを淡々と続けましょう。 最後は有用性が分かっているのに十分使用されていないワクチンについて、そして抗菌薬適正使用 #9:パンデミックインフルエンザ...
View ArticleICAACのLiterature Review 移植編
ICAACのLiterature Review 移植編 本日から移植関連の感染症。編集長、超苦手。(勉強します) 本日はヘルペスウイルス スピーカーはPennsylvania大学のEmily Blumberg先生。 #1:Quantiferon-CMV assay...
View Article旭中央病院 ブートキャンプ
昨晩より旭中央病院のブートキャンプに参加しています。 今年も32名の精鋭が揃い、厳しいが優れた訓練を2年間受けます。 編集長は既に感染症診療の原則(前半)の話しを昨晩。そして今朝は早くも症例検討会を行いました。 どの研修医も既に2年の研修を終えたのかな・・と思うほど臨床的センスが良いのに驚かされます。 今年のブートキャンプは諸処の理由で2泊3日のShort...
View Article旭の”アニーちゃん”
編集長の楽しみはブートキャンプ中の食事です。 今回は(も)二泊三日の行程で4回ほど同じ店に伺いました。病院の向かいにあり、地元で獲れた野菜や魚を出してくれます。魚は特に美味しく天候が荒れて漁船が出港できない日以外は、その日に獲れた魚を出してくれます。 ですから編集長は勿論、4回とも刺身定食です。 毎回、感染症+消化器担当部長の中村先生がアテンドして下さいます。 下記は食事中の会話内容。...
View Article西アフリカと日本人とその周辺(エボラなどなど)
英語でも日本語でも西アフリカのギニアで広がるエボラウイルス症例の拡大は、感染症関係者以外にも関心の高まっているところであります。 陸続きのセネガルが国境封鎖をしています。 パリでは、ギニアからの飛行機の検疫を強化しています。 このような「アウトブレイク」のときには、個人や社会の心理反応としてパニックや他者への攻撃性が高まりますので、支援に行く人たちの身の安全なども課題になります。...
View ArticleICAACのLiterature Review 移植編#2
Pennsylvania大学のEmily Blumberg先生のお話続きます。 #4:VZVのお話 ・血液疾患治療で一定期間、Protocolに従い抗VZV薬の投与が行われますが、投与後もVZVのウイルス血症が続いています。 ・続いている症例は、続かない症例くらべて以下の特徴が 1)VZV感染症による合併症が多い 2)耐性VZVが多くなる ・この傾向はとくに幹細胞移植の症例で顕著。 van der...
View Article顔平たい族 と N95マスク
青木編集長は、国内出張の際に泊まるのホテルのビュッフェの入り口で「ぐっどもーにんぐ さー」と声をかけられる南アジア系です。 (その他、空港の入管で、ねくすと!とよばれたり、某所で深夜はうまっち?ときかれたとか、編集部内にこの手の話はゴロゴロあります) 日本人、、、といっても南北に長いですし、かなり顔や手指の形等にも違いをみますが。...
View Article26社のうち25社
いやー、難しいんじゃ…との前評判もありましたが、思いのほか上手くいった、という話が紹介されていました。 家畜の成長の為に使っていた抗菌剤投与制限について、ラベルの記載変更など、26社のうち25社がすでに了解しているとのことです。 この4ヶ月の間のできごとです。 昨年12月に発表された米国FDAの"指針"...
View Article4月からの新しいルール(ウチワねたですが)
新人の皆様、オリエンテーション、事故防止、基本技術の訓練など4月は大忙しですね。 多くの現場ではあたふたと現場でのOJTにはいっていきます。 忘れられがちなのは(というか、そこまでやらないといけないの?的なことも増えているので)社会人として、医療人としての倫理やルールへのコンプライアンス、ガバナンスといったことです。 関連法律を遵守するのはもちろんのこと、専門団体としての自主規制もルールです。...
View ArticleICAACのLiterature Review 移植編#3
移植関連のLiterature review、真菌感染症その他に写ります。 #7:アスペルギルスはbronchiolitis obliterans syndrome(BOS)の原因? ・仮説はアスペルギルスがBOSの原因だとして、そのコニディアの大きさが関係するか?」というもの。(小さいほうが気道の奥のほうまで入り込んで悪さをするのではないか・・) ・BOSの症例を2施設でFollowしました。...
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