新人の皆様、オリエンテーション、事故防止、基本技術の訓練など4月は大忙しですね。
多くの現場ではあたふたと現場でのOJTにはいっていきます。
忘れられがちなのは(というか、そこまでやらないといけないの?的なことも増えているので)社会人として、医療人としての倫理やルールへのコンプライアンス、ガバナンスといったことです。
関連法律を遵守するのはもちろんのこと、専門団体としての自主規制もルールです。
また、就職した病院(法人や自治体など)には独自のルールがあります。
研修中だろうが非常勤だろうが、そのルールを知らないということはいえませんので、まだ聞いてないよ!?な場合は早めに指導医やリスクマネージャーに確認をするとよいとおもいます。
そのうちのひとつが、製薬会社はじめ医療関連メーカーとの関係性(距離)です。
青木オフィス内でも特定医薬品をプロモートする講演会や発言の依頼は受けない、といったルールはありましたが、2014年度の仕事の見直し会議で新たなルールをつくりました。それは、製薬会社スポンサーの食事会は全て無しにするということです。今までは共催団体の意向や交流など、一部容認をしていたわけですがこれを一切やめますということです。
(病院や企画の先生の負担での食事会も原則辞退します、参加費制はいいですね・・)
解説をしますと、製薬会社による食事会は講演や座長等その企画に実働のある人を対象に行う場合はルール違反ではありません。
しかし、参加しない/できない人もいます。例えば、都立病院の公務員の人(都立病院は実働があったとしてもタクシーチケットもダメとなっています)。
国公立でも厚労省系と文科省系では事情が違います(詳細は法人にご確認ください)。
ある人はOKである人はダメでという状況もおかしいと考えました。
文字通りにやっている範囲では問題がないのですが、昨今の製薬会社関連の事件を鑑みて、批判される製薬会社だけが問題なのではないと思うことが多々ありまして、医療者(講師や座長)サイドから一律やめることを提案することにしました。
これまでも基本的には終了後の情報交換会はやめてもらい、セミナーによってはお弁当も無しにしていましたが、案件によっては反省会をかねた食事会もありました。これを「一律」やめるというわけです。
ということで、まず、セミナー担当者に「今後は会食は無し。打ち合わせ時間のときに常識範囲内の(メタボにならないようなメニューの)お弁当をお願いします」ということにしました。
お弁当もおかしい!という人もいるのかもしれませんし、このお弁当も実は、講師の所属先によって値段とか細かいルールがあったりするのですが、どの企業でも仕事をお願いして招聘したゲストにお茶も軽食も出さないということもないでしょうから、容認の範囲と考えています。(食事の時間にかぶらない時間帯のセミナーにする方法はありますね・・・)
日々見るニュースの中で医療者自ら姿勢を正さないといけないと思ったので、微力ながら感染症の小ネタブログでも書いておこうとなったわけであります。
ということで、セミナーや講義が終わったらおしまいにして、早めに帰宅して明日に備えましょう。
家族といる時間や睡眠を大事にしましょう。
青木編集長も外食が減ってお腹周りがすっきりしてぎっくり腰にもならなくていいですね(ぼそぼそ)。
製薬会社案件の全てが悪いということではありません。
依頼された仕事(講義や執筆)の実働へのペイがあるのは当然ですし、業務を依頼した人に交通費は自前できてね、とは他の企業でもいいません。
ルールを守っていればいいという意見もあるかとおもいますが、、今回の案件は、ルール上は問題はないけれども、、、と決めた話なので紹介してみました・・・。
本日の関連ニュース
2014年4月6日 毎日新聞
製薬会社:72社 医師や医療機関に年間4827億円提供
製薬会社:「奨学寄付金」日本特有の慣行 見直しの動きも
製薬会社:72社の資金提供 情報公開ルール化で明らかに
医療用医薬品製造販売業公正取引協議会
日本製薬団体連合会
日本製薬工業会
日本医療機器産業連合会
倫理やコンプライアンス関連の資料があるので、関心ある人は読みましょう。
平成24年 日本医療機器産業連合会 企業倫理委員会 『医療機器業界における医療機関等 との透明性ガイドライン』
多くの現場ではあたふたと現場でのOJTにはいっていきます。
忘れられがちなのは(というか、そこまでやらないといけないの?的なことも増えているので)社会人として、医療人としての倫理やルールへのコンプライアンス、ガバナンスといったことです。
関連法律を遵守するのはもちろんのこと、専門団体としての自主規制もルールです。
また、就職した病院(法人や自治体など)には独自のルールがあります。
研修中だろうが非常勤だろうが、そのルールを知らないということはいえませんので、まだ聞いてないよ!?な場合は早めに指導医やリスクマネージャーに確認をするとよいとおもいます。
そのうちのひとつが、製薬会社はじめ医療関連メーカーとの関係性(距離)です。
青木オフィス内でも特定医薬品をプロモートする講演会や発言の依頼は受けない、といったルールはありましたが、2014年度の仕事の見直し会議で新たなルールをつくりました。それは、製薬会社スポンサーの食事会は全て無しにするということです。今までは共催団体の意向や交流など、一部容認をしていたわけですがこれを一切やめますということです。
(病院や企画の先生の負担での食事会も原則辞退します、参加費制はいいですね・・)
解説をしますと、製薬会社による食事会は講演や座長等その企画に実働のある人を対象に行う場合はルール違反ではありません。
しかし、参加しない/できない人もいます。例えば、都立病院の公務員の人(都立病院は実働があったとしてもタクシーチケットもダメとなっています)。
国公立でも厚労省系と文科省系では事情が違います(詳細は法人にご確認ください)。
ある人はOKである人はダメでという状況もおかしいと考えました。
文字通りにやっている範囲では問題がないのですが、昨今の製薬会社関連の事件を鑑みて、批判される製薬会社だけが問題なのではないと思うことが多々ありまして、医療者(講師や座長)サイドから一律やめることを提案することにしました。
これまでも基本的には終了後の情報交換会はやめてもらい、セミナーによってはお弁当も無しにしていましたが、案件によっては反省会をかねた食事会もありました。これを「一律」やめるというわけです。
ということで、まず、セミナー担当者に「今後は会食は無し。打ち合わせ時間のときに常識範囲内の(メタボにならないようなメニューの)お弁当をお願いします」ということにしました。
お弁当もおかしい!という人もいるのかもしれませんし、このお弁当も実は、講師の所属先によって値段とか細かいルールがあったりするのですが、どの企業でも仕事をお願いして招聘したゲストにお茶も軽食も出さないということもないでしょうから、容認の範囲と考えています。(食事の時間にかぶらない時間帯のセミナーにする方法はありますね・・・)
日々見るニュースの中で医療者自ら姿勢を正さないといけないと思ったので、微力ながら感染症の小ネタブログでも書いておこうとなったわけであります。
ということで、セミナーや講義が終わったらおしまいにして、早めに帰宅して明日に備えましょう。
家族といる時間や睡眠を大事にしましょう。
青木編集長も外食が減ってお腹周りがすっきりしてぎっくり腰にもならなくていいですね(ぼそぼそ)。
製薬会社案件の全てが悪いということではありません。
依頼された仕事(講義や執筆)の実働へのペイがあるのは当然ですし、業務を依頼した人に交通費は自前できてね、とは他の企業でもいいません。
ルールを守っていればいいという意見もあるかとおもいますが、、今回の案件は、ルール上は問題はないけれども、、、と決めた話なので紹介してみました・・・。
本日の関連ニュース
2014年4月6日 毎日新聞
製薬会社:72社 医師や医療機関に年間4827億円提供
製薬会社:「奨学寄付金」日本特有の慣行 見直しの動きも
製薬会社:72社の資金提供 情報公開ルール化で明らかに
医療用医薬品製造販売業公正取引協議会
日本製薬団体連合会
日本製薬工業会
日本医療機器産業連合会
倫理やコンプライアンス関連の資料があるので、関心ある人は読みましょう。
平成24年 日本医療機器産業連合会 企業倫理委員会 『医療機器業界における医療機関等 との透明性ガイドライン』