実際、「すべて一類」でいいのか
Vaccine Preventable Diseases(VPD)はワクチンで防ぎましょう、というのは感染症の1次予防では大事な原則なのですが、国によって予防接種のプログラムや方針が異なるように、全て同じ条件やニーズ、妥当性があるかというとそうとはいいにくいです。 すくなくとも、なぜそう考えるのかという根拠とプロセスが必要になります。...
View Article2/17(金) 「リウマチ・膠原病〜非専門医のためのリウマチ入門」
いよいよ来週の金曜日は今年度最後の若手医師セミナー。 聖路加国際病院の岸本先生による、初期研修医(非専門医)のためのリウマチ入門です。 患者コミュニケーションや効果的な教育についても著名な先生に、いまのうちにこの領域の道案内を聞けるのはラッキー♪ 全国200か所にライブ中継がありますので、ぜひご参加ください。 詳細はファイザープロのHPご確認ください。
View Article【事務連絡】11日の終了後の食事会
ライアン先生の講義のあとに、食事にでかける予定です。コメント欄にお問い合わせいただいた先生、お手数ですがgmailの宛先までお知らせください。
View Article【リマインド】 ライアン先生の講義の会場(聖路加看護大学)
今日と月曜日に開催される、ハーバード大学・ライアン先生の講義は、場所がもとの八重洲から、聖路加看護大学のアリスホールに変更になっています。 おまちがえなく!
View Article卒業した医学部の研修に残るのは難しい
今日はライアン先生が、免疫に問題のある成人への予防接種について講義予定です。 先生は明日帰国されます。今回、土曜日と今日の2回の講義のためだけに来日してくださいました。 いつか日本で講義をお願いしたいという希望はあったのですが、今回、塩野義製薬さんがすぐに検討してくださりプロジェクトは実現しました。ありがとうございました。 学生は無料・医療者は500円で最前線の話を聞くことができます。...
View Article「水ぼうそう 治ってよかったね」のその後で
現在、各地で水痘が猛威をふるっています。 中には感染させたい保護者も存在したりするのですが、そこまで極端ではなくても「え?みんなフツウになるもんじゃないの?」と思っている人は(日本では)たくさんいます。...
View ArticleEdurant(rilpivirine)の承認申請
現在、抗HIV薬はたくさん選択肢があり(数的には)、治療は1日1回がトレンドで、副作用も以前に比べてマイルドです。 以前のクスリは、かなりの頻度で薬疹!とか、ヘモグロビンが5できゃー!とか、飲んで2時間後に必ずゲロゲロ気持ち悪いとか、腎結石でいててててて、下痢で電車や長距離運転ムリとか、苦労がたくさんありました。 このたび、新たにヤンセンファーマが逆転写酵素阻害薬剤(NNRTI)を承認申請。...
View Articleライアン先生に紹介していただいた本
ライアン先生との会食の中で出てきた本の紹介です。 ライアン先生が感染症を専門領域に決めた理由は、「たくさんの人の命を奪う最大の原因だから」だそうです。 ライアン先生はプライベートの時間でも、地域の子どもたちのための活動をされたりしています。 お話していると、本当にやさしい先生なんだなーと伝わります(^^)。 ライアン先生が紹介してくださった本。以前、虎の門の荒岡先生もご推薦。...
View Article「年10回の病棟閉鎖、小児病院を脅かす感染症とは」(堀越先生)
自分や自分の子ども、家族が体調を崩し、入院しなくてはならない、あるいは外来受診をしなくてはならない・・・となったときに、病院は手当や治療をしてくれる「期待の場所」になるでしょう。 しかし、様々な医療行為が行われる場所は、まち中や家庭とはちがう別のリスクが存在します。そのひとつは院内感染です。...
View Article「水ぼうそう 治ってよかったね」のその後で その2
水痘(水ぼうそう)・帯状疱疹記事へのアクセスが増え、問い合わせも増加(^^;)。旬なのかも。とほほほ。 保護者の相談で比較的多いのは「あとがのこってしまったんですが」です。 かさぶたを子どもがおもしろがってとってしまうとか。 皮膚が凹んでしまったのを完全に治すのは難しいそうですが、いろいろなレーザー治療などがネットで紹介されています。...
View Article香坂先生 Q&A
香坂先生から、ファイザーの薬剤師向けセミナーでのQ&A情報をいただきました。 薬剤師さんも熱いですね! 【免責事項】 下記はセミナー参加者に向けて、当日の講義の流れをふまえてのものであり、一般化したり特定の症例の根拠とする目的はありません。個別の事例で検討される場合は、その判断者の責任においてお願いします。 下記内容への追加の質問は受け付けていませんのでご了承ください。 ---------...
View Article再び 「ワクチン接種で失神」の話
ネットでニュースになっていたためか、ワクチン接種後の失神の話が話題になっています。 「HPVワクチン接種後に失神 販売するMSDとGSKが注意喚起」 ミクスオンライン 2月15日 2価が416件/509万、4価が66件/33万7千 とのことです。 血管迷走神経反射のことはもともとよく知られていますし、発売当初から関係者に注意喚起はありました。...
View Article急性副鼻腔炎とアモキシシリン
「抗菌薬適正使用」の講義などでよく出る質問。 副鼻腔炎と抗菌薬。 ずーっと使っていていいんですか?とか。 こちらはアモキシシリンでの検討。 Amoxicillin for Acute Rhinosinusitis -A Randomized Controlled Trial JAMA. 2012;307(7):685-692....
View Articleヨーグルト、コーヒーと感染症
日本人は熱しやすく さらにフィーバー(狂乱)しやすい。 幸い、冷めるのも超速いのですがが(急速冷凍)、フィーバーしたことについての記憶を保持して再発防止が難しい。 これまでにも、ココア、きなこ、納豆、寒天・・・などいろいろありました。 (あれ?青木編集長、まだバナナダイエットやってましたっけ? ぼそぼそ)...
View ArticleTierney先生より「岡山に行くからよろしく!!」
LTより電話: LT:「へい、マコト、岡山に行くとBlogに書いとけよ・・」 編集長:「いつ?」 LT:「ジー。忘れた。あ、思い出した確か3月!!」 編集長:「了解。書いときます」 LT:「それから東京についたら美味しい寿司」 編集長:「Roger that」 という事で、皆様、詳細は岡山大学・地域医療人材育成講座のProfdessor片山に聞いてね・・
View Article司法事故 〜再審査請求から考える
日本の警察/検察や裁判の危うさを考えるニュースが続いています。 医療同様、リスクゼロにならないとしても、エラーや事故を極力少なくする仕組みが問われるのだと思います。 弁護士はどうか?被告原告双方につきます。それぞれの出す情報、論理展開があります。...
View Article市と県と感染症
諸外国ではHIVや梅毒等の性感染症でも接触者健診が行われますが(死亡や重症化リスク、感染拡大リスクがあるため)、日本では結核の接触者健診がもっとも身近でしょうか。 濃厚接触の可能性があった人たちに検査を勧められます。 千葉の事例がニュースになっていました。 「八千代の飲食店で結核の集団感染 患者計9人に」 千葉日報 2012年2月18日...
View ArticleB型肝炎ウイルスによる健康リスクと予防ワクチン
肝炎のAとかBは血液型に関連すると思っていた、という話をときどき聞きます(^^;)。 血液型にA,B,O,ABがあるとわかったのは1900年ごろのこと。 B型肝炎ウイルスが電子顕微鏡でとらえられたのは1970年です。 B型肝炎ワクチンは現在WHO加盟国の多くの国で乳幼児期の必須ワクチンに位置付けられています。 しかし、国の肝炎総合対策にB型肝炎ワクチンは入っていません。...
View ArticlePandemic influenzaに漢方!
名古屋のTierneyと言われるY藤田先生、以下NTYF)曰く、「青木先生のエビデンス・・問題ですよね・・」 編集長:それは問題発言だな・・。 NTYF:だってReview courseに参加するために青木先生とアメリカに旅行したりすると臭うですよね・・。 編集長:臭う? それは、また誤解を招くような・・。 NTYF:だって先生のホテルの部屋を訪ねると「プーン」と漢方薬を煎じる臭いが・・。...
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