「水ぼうそう　治ってよかったね」のその後で　その２

水痘（水ぼうそう）・帯状疱疹記事へのアクセスが増え、問い合わせも増加（^^;）。旬なのかも。とほほほ。


保護者の相談で比較的多いのは「あとがのこってしまったんですが」です。

かさぶたを子どもがおもしろがってとってしまうとか。

皮膚が凹んでしまったのを完全に治すのは難しいそうですが、いろいろなレーザー治療などがネットで紹介されています。

しかし。それを感染症屋にきいてもどうにもなりません。皮膚科とか美容整形外科の話になっていきます。あしからず。


水ぼうそうの痕が心配だ・・・と相談をする保護者の事例は、Q&Aサイトにたくさんあります。

読売新聞　大手小町　「みずぼうそうの痕は消えませんか？」

ベネッセ　ウィメンズパーク　「水疱瘡の痕について教えてください」




帯状疱疹はどうでしょう？

青木編集長曰く「帯状疱疹は、体幹はまだまし。顔、目、鼻、耳にくるとかなりたいへん」とのこと。

写真はこちら。 National Shingles Awareness Foundation

ほかにも、Googleの画像検索で、shingles face, earと検索したら・・・すごい写真がたくさん。

どこに出るかは運であって、あらかじめあなたが帯状疱疹になるとしたら顔！とかわからないわけですね・・・。


病気全般についてですが、日本語の感染症の情報は、一番わかりやすく、Update日付も入っている、横浜市衛生研究所の解説がおすすめです。
2011年、NHKの「きょうの健康」で本田先生が解説。「気になる"できもの"「帯状疱疹」」

一般の方はこちらのほうがよみやすいかも。

CDCの医療者向け情報コーナー（2011年9月26日更新）

帯状疱疹は、2003年に皇太子妃の雅子さまが診断されて、一躍有名になりました。

当時のBBCの記事、ジャパンタイムスの記事。
もともと健康な人でもストレスなどが重なると発症するといいわれています。

HIV感染症診療の領域では、HIV陽性と診断されるきっかけになる疾患でもあるので、プライマリの先生、総合内科や感染症専門の先生たちは、HIV検査も勧めようか…と考えるかもしれません。
過去にコンドームを使わないセックスがあって気になる！という人は、保健所のHIV検査（無料）をご利用ください。