「コミケを風疹から守り隊」
感染症の流行がおさわまりきるまでは(そのフェーズにあわせた内容で)対策継続が原則です。手を抜くと再燃するリスクがあります。 その必要な対策やとりくみをやらない理由探しをしている人がいるいっぽう、自分にできることはなんだろう?を考えてくださる方もいて救われます。 編集長に「コミケしってます?」ときいたら ん?新しいお菓子かな?といわれました。 なむなむ。...
View Article※スライド差し替え 「今すぐ風疹抑制の効果的な対策を」 保護者や支援者によるパレードと記者会見
※加藤先生から新しいスライドをいただきましたので差し替えました(7月7日) ワクチンパレードというと、欧米では反ワクチン団体のイベントなのですが、日本ではなぜか、WHOが接種勧奨しているワクチンをまだ提供できていないため、一般市民が「ワクチンを子どもたちのためにお願いします」というパレードをしています。 他の国の人からはその背景や意図をなかなか理解されません。...
View Article再入院の負担
入院して退院というプロセスは一般の方には「一度限り」のEventというImageが多いと思います。 でも弱い病人は病院で直して退院しても、以前として「弱い」人である事が圧倒的に多いのです。 このような方は入院・退院・再入院・退院・再入院のサイクルを際限なく繰り返す事が多く、Modern medicineにとり大変に大きな負担になっています。...
View Article風疹流行 いま私たちがたっているところ
感染研の風疹の速報値が減ってきているという発表があったためか、メディアの記事が「油断しないで」というタイトルになっていました。 誰が誰に油断するなといっているのか。具体的に何をしろといっているのか。この先のことが関係者に伝わることが重要です。 さて。中長期的プランを対策の専門家が複数シナリオで描いていないと今後何をすればいいのかを見誤るわけですが、...
View Article7/27 HIV感染症 主治医力Upセミナー 〜“教科書的ではない”症例マラソン〜
HIV感染症は、感染症関係者・医療機関にとってどのような感染症なのか。 「まったくタッチしない」HIV陽性とわかったらすぐほかに紹介してしまう(traditional!) 「とりあえず患者の状況に応じて必要な医療を提供したうえで、適宜専門医療機関に紹介する」他の患者と同じ扱い(cool!)...
View ArticleH7N9 and H5N1 ランセット
Lancetの7月21日(日)号に「H7N9 と H5N1」の記事が出ていました。 中国で入院患者対象にCohort研究したものです。診断は検査で確定しています。 Cowling BJ, Jin L, Lau EH, et al. Comparative epidemiology of human infections with avian influenza A H7N9 and H5N1...
View Article雑音と術後感染症SSI
「手術場で発生する雑音と術後感染症SSIの関係」を検討した面白い研究がICAACDVDにありました。 Kurmann A, Peter M, Tschan F, Mühlemann K, Candinas D, Beldi G. Adverse effect of noise in the operating theatre on surgical-site infection. Br J...
View Articleありがとうございました 京都→名古屋→信州
いつも編集長が緊張してのぞむ京都KIDSと福岡大学のカンファレンスですが、、、、 今回の京都KIDSは難しい症例だったのですが、(なんと)編集長は米国留学中に経験をしたことがある症例だったので(なんとか)わかったよ〜といっておりました。 撃沈しないで名古屋に出張すごろくの駒をすすめたのでした。 掖済会病院でもたいへん暖かく迎えていただき、また熱心な若手の先生方に講師も熱くなり・・・の夜でした。...
View Article「青木が聞く!」シリーズ 連載 2回分が掲載されました。
昨日公開の後編は、デイリーランキングの1位になったそうです(@@)ビックリ! Twitter上の反応も、第1回のときよりも熱い、と担当記者さんからメールをいただきました。 (編集長、ふだんTwitterもFacebookもみていないので詳細をまだ理解していませんが・・・)...
View Articleまだ1万人 VS きゃー風疹
国によって予防接種の考え方は少しずつ違いますが、集団生活上の基本や危機管理ということで、かなり明確にルールとして打ち出しているのが米国です。 保育園や小学校に入るときにはじまり、接種記録を提出しなさい、ということになっています。 留学生の場合は、出国前からの準備のなかにある書類の一部にこの予防接種の準備があります。 書類には日本にはないワクチンもありますが、King...
View Article手術室ORのドアの開け閉めと術後感染症SSI
ICAACDVDの学び、本日は・・ 「手術室ORのドアの開け閉めと術後感染症SSI」です。オランダはJan Kluytmans先生のご発表 面白いのは、ドアの開け閉めと空気の汚染が関係するのではなくて、なんと・・・ 術前の準備不足、集中不足が関係していた・・というのです。 すなわち手術の途中で 「あ! あの器具が足りないから中央材料部から取ってきて・・」といった事が多い手術に多い。...
View Article〜学会報告に向かない症例の検討〜 第2回AIDS/HIV Green Onion(AGO)
〜学会報告に向かない症例の検討〜 第2回AIDS/HIV Green Onion(AGO) を致しました。青木は、いつもの「さらし者」役 日時: 2013年7月13日(土) 15:00 〜 18:25 会場: 丸ビルホール&コンファレンススクエア 7F 丸ビルホール 主訴は無い・・という開始。 「そそそ、それは無いでしょう・・」と食い下がると...
View ArticleMRIC転載「風疹の流行を止める 簡単な方法」
輸入ワクチンは在庫管理含めた負担が医療側にも生じるので、扱わない施設はその管理を引き受けてる施設を紹介すればいいですし、 抗体検査を紹介する場合もワクチン代がでてしまうほど高いところではなく、なるべく良心的な値段でやってる施設を紹介できればベターですね。 個人レベルでできるはたらきかけを杉原先生が提案されていたので、紹介させていただきます。...
View Article再会 青柳有紀先生
本日は大変嬉しい事がありました。 それは6年前に茅ヶ崎徳洲会病院で教えた青柳有紀先生が編集長を訪ねてきて下さった事です。 国連で仕事をした後、医学部に入学、卒後は茅ヶ崎徳洲会病院に短期間就職後、ただちにN-Program経由でNYへ。その後はDartmouth大学でIDのFellowを終えられました。 現在は同大学のFacultyでアフリカのルワンダへ医学教育のために一年間滞在の予定です。...
View Article日本に来る旅行者向けの風疹注意喚起
人がたくさん移動するイベントは、感染症危機管理にとっても対策上の課題なのでありますが、個々人の健康に大きな影響があるのは下痢や腹痛などの消化器系のものですね。 (新型インフルエンザや狂犬病になるよりは〜) 感染症にならない、広げないようにするためにできることのひとつにワクチンがあります。 厚生労働省の夏休み注意喚起最新版である2013年のページにはワクチンのことも明記。...
View ArticleGIGO(じーあいじーおー)
えー本日のICAACDVDの学びは手術部位感染症SSI予防の続きです。 お座敷がかかったのはMarin Schweizer先生 お題は「Systematic Reviews and Meta-Analysis of Interventions to prevent SSI」 編集長:なぁ〜んだ。またメタ解析か・・ GIGO(じーあいじーおー) garbage in, garbage out...
View Article風疹の抗体 と その周辺
感染症の検査にはそれぞれ特徴(利点や限界)があるので、感染症を専門にする医療者はそのことにも通じておく必要があります(あるいは、聞けばすぐ答えてくれる人を数名確保しておく)。 通常、臨床で検査を行うときは、その結果によって次なる方針を検討するということが前提になるので、別にそのあと対応が何もかわらないならいらない、といわれることもあります。(無駄だよ、、、)...
View ArticleNEJMにShinglesのReviewが
「しんぐるす」ReviewがNEJMに出ておりました。 AuthorはNIHのグランドラウンドで頻繁に司会をされるCohen先生。(そうか、ヘルペスの専門家だったんだ) 最初、研修医のときに「シングル」の患者と聞いて、ああ独身の方か・・ と思っていましたら、帯状疱疹の事でした。 ちなみに、先日の「〜学会報告に向かない症例の検討〜 第2回AIDS/HIV Green...
View Article傍聴できます: 7/22 予防接種の会議(本日お昼が申し込み締め切り)
来週月曜は、今後の予防接種について、テーマを3つに分けて話し合われていたことをまとめる親会議が開かれます。 7/16付けで発表。19日のお昼が締め切り。 本日の12時までが傍聴の申し込み期限です。申し込みが多い場合は抽選。 この会議は結核感染症課の努力のおかげで、現在、今までにないスピードで検討が進められています。 過去を知っている人たちがみたら驚くかもしれません。...
View Article本日です: 若手医師セミナー 「感染症診療の原則」
変なクセがつく前に勉強しておきたい原則のお話です。 よく、「研修医が◯◯科をローテートしてきたら、すんごい処方になっててアチャー」という指導医の嘆きをききます。 「そういう自分も地引き網的な思考に。うう」とつぶやく方もいます。 ときどき、基本を再確認し、皆で丁寧な感染症の診療を大切にしていきましょう。 2013年バージョンは、臨床検査技師さんのサポートで改変しています。...
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