ICAACDVDの学び、本日は・・
「手術室ORのドアの開け閉めと術後感染症SSI」です。オランダはJan Kluytmans先生のご発表
面白いのは、ドアの開け閉めと空気の汚染が関係するのではなくて、なんと・・・
術前の準備不足、集中不足が関係していた・・というのです。
すなわち手術の途中で
「あ! あの器具が足りないから中央材料部から取ってきて・・」といった事が多い手術に多い。
ちなみにSSI予防に用いられたバンドルは
1:Hair removal 剃毛禁止
2:体温維持:
3:ドア開閉を減らす
4:抗菌薬適正使用
このうち技術的に簡単な1,4はComplianceばっちり。すぐに解決
2は毛布を手術場でかけるのでなくて、病棟でかけてから手術場へ出発するという事で解決。
なんと体温は手術場に着いた時点ですでに低くなっているという測定に基づいた結論。さすが!!
3のドア開閉の低下が最難関でしたが、結局、オランダ独特の外科感染症の最終責任は外科部長・・という事で外科医の積極的な参加が得られてBetterになった・・という話しです。
やはりStakeholderの分析が大事ですね。
(写真は、誰もが欲しい「どこでもどあ」)