えー本日のICAACDVDの学びは手術部位感染症SSI予防の続きです。
お座敷がかかったのはMarin Schweizer先生
お題は「Systematic Reviews and Meta-Analysis of Interventions to prevent SSI」
編集長:なぁ〜んだ。またメタ解析か・・
GIGO(じーあいじーおー)
garbage in, garbage out ですね。
識者:まあまあ、そう言わずに。きちんとしたGarbageでない研究論文をFeedすれば、Garbageでない結論がでます。
編集長:まあ、言い分を聞きましょう。
#1:皮膚の縫い合わせはSuture Vs Staple
・整形外科領域はSutureの成績がBetter
・他の外科領域全般はStapleがBetter
・理由は聞かないで・・
#2:抗菌薬でコーティングした縫合糸
・全般的にSSI減少させた。
・例外的に有効を示せなかった手術:Colorectal、Breast surgery.
#3:スポンジなど吸収されない物質に染みこませた抗菌薬
・表面的な創部感染は減少
・深いOrgan space感染症は減少しない。吻合部のLeakも減少しない。
#4:VCM VS βラクタム剤(セファゾリン)
・MRSAによるSSI減少。
・MSSAによるSSI増加。(VCMはリスクでした!!)
#5:鼻腔のMRSA除菌
・キャリアを証明してからでも、Universalに除菌してもSSIは減少
・MRSA、MSSA、共にSSI減少
(写真:貴重な庭の花を”食べてる”犬)