2/16(土)薬剤耐性グラム陰性菌の世界的な拡大(ライリー先生特別講義)
FETPの公開講義情報です。 Dr. Lee RileyによるSpecial lecture 日時: 2月16日(土) 10:30-12:00 場所: 感染研 感染研第二会議室 会場準備の関係上、参加希望の方は下記2つのアドレスにあててお申し込みください。 タイトル:Global spread of drug-resistance genes in Gram negative bacteria...
View Article妊娠とInfluenza=Bad その4
本日は妊娠とタミフルなどのAntiviralのお話・・ Category C. 使用量:通常どおり。 早く使用すると重症化対策に良い。ICU入院、重症化の割合は「STEP wise」に上昇。(こういうのは本物っぽい) <48時間:3% 3-4日:22% 5日<:44% Severity of 2009 pandemic influenza A (H1N1) virus infection in...
View Article経済と性感染症 と その周辺
HIV感染症については、巨額の予算が投じられて、初期から様々な検討が行われました。 ざっくりと「エイズと貧困」を語る人たちがいて、お金集めシステムにもハマる構図があったのですが、様々な疫学調査の結果、「必ずしもそうではない」という意見がでてきました(かなり早くから)。 聞きかじりでおおざっぱな話をするのは怖いなあと思ったテーマでもあります。...
View ArticleTORCHを越えて その1
TORCHというmnemoniqをご存じの方は多いと思います。 編集長のICAACのDVDによる学び、本日は母子感染症。 SpeakerはMichael G Granett先生。 因みに古典的なTORCHの意味するところは・・ Toxoplasma Others(≒Syphilis) Rubella CMV Herpes 現代のListは Toxoplasma CMV Herpes...
View Article米国でのノロウイルス アウトブレイク (やはりGII.4)
MMWRの最新号の米国のノロウイルス アウトブレイクのレポート。 米国では、毎年約2100万人が感染、約800人が死亡する、インパクト。 今年度、日本を含めて大流行しているのは、(2012年3月にオーストラリアで分離されたため)シドニーというお名前のついている新しい遺伝子型。 Notes from the Field: Emergence of New Norovirus Strain GII.4...
View Article5月はオランダ(な、人いますか)
今年、ISTMのcertificateの試験を受ける皆さん、12月31日までは早期割引の受験料になっていますよ。 お忘れなく! 試験の概要 受験料ですが、会員の場合は医師は450ドル、その他は300ドル。非会員は650ドル(うーむ高い)。12月31日までがこの価格。 これをすぎるとそれぞれ100ドルアップ! 13th Conference of the International Society...
View ArticleTORCHを越えて その2
ICAAC DVD Michael G Granett先生の学びは続きます。 本日はMCTの診断:New tool、New paradigm ○新しいTechnologyご紹介: 1:Better serology(より良い血清学):CMVやToxoplasmaに対するIgG avidity ←単にIgGの存在を調べるのでなくて、その抗原に食らいつく程度(Avidity)をチェック。...
View Articleワクチンの「効果」「有効性」 を 語る
日常生活で考えるとわかりやすいんですが、、、料理しない人が料理している人に、あれこれ、それちがう、まちがっている、選択している道具がよくない等言うことは現実的でしょうか。 大工仕事をしたことがない人が、木の選び方や対強度、手入れの工夫とかそれにあう留め具の善し悪しなど語れるでしょうか。 けっこう難しい話だと思いますよ。 その道のプロにまず聞きたい話です。...
View Article軽く、おいしく、日持ちする
「最低3日は自力で生き延びられる準備を各自せよ」というお達しが職場からありました。 (3日あったらどこかが助けにきてくれるでしょう的観測) 空腹耐性に弱いので、まず考えたのは食べ物。 そのプロセスではまっているのがフリーズドライです。 カップ麺は日本製がダントツに美味しいですが、フリーズドライもかなりのクウォリティです。...
View Article「長州医新」 山口大学医学生と素敵な先輩達
闘魂クラスターの先生たちが、医学生に熱い血潮を注ぎ込んでいます。 先日、都内で東京GIMなる集まりがありましたが、終わったのが22時(金曜日でしたけど)、そこにいたTaro先生がにっこり「明日はフグ食べに山口に行くんですよ」といいました。 へ〜。ふぐ?山口? 一緒にいくメンバーを聞きました。...
View ArticleTORCHを越えて その3
月曜日は日曜日に続いて大抵はOffの編集長。ブランチをしながらゆっくりの朝を・・・ と思っていたら・・・サクラ精機より電話。 サクラ:「あのー青木先生、どうされました?」 青木:そちらこそ、どうしたの? サクラ:あのーお約束の時間を過ぎても来られないので・・ 青木:本当は忘れていたが・・「ああ、あれね・・そう、あれ・・」何だっけ・・? サクラ:とりあえずお待ちしていますから・・...
View ArticleTORCHを越えて その4
昨晩は深夜までDVDを見て、それも超つまらなくて、でもこれで寝るわけにはいかない、そのうち面白くなるだろうと思って、結局最後までつまらなくて、気づいたら深夜の1時半・・ 眠い目をこすりながらの本日の「TORCHを越えては・・」 29歳、女性。G1P0の妊婦。現在10週目。そこでOBの医師がやってしまいました・・...
View ArticleTORCHを越えて その5
本日のTORCH越えは・・ごった煮・・ #1:Parvovirus B19のFetal risk 妊婦の4割がNon immune >> その3割で胎児感染 (まあ、この時点で0.4 x 0.3=0.12) >> この1割でFetal Hydropsにまあ0.012 つまり一般妊婦がParvovirus B19に曝露してまあ、1-2%のRiskという事ですね・・...
View Article"ちゃんと"コンドーム と その周辺
医学部に入るほどの頭の回転のよい人たちに、コンドームの必要性や装着の仕方を解説するつもりはないのですが(ちょっと嘘)、 患者さんや一般の人にその基礎から問題点まで解説しようとなるとある程度の基礎知識や教育上の課題などを知っておくなどの準備が必要になります。 まず、使っているかのアセスメント。 使っていますか?と聞いてしまうと「使っています」という答えが多いです。 この場合、 毎回必ず使っているか...
View ArticleTORCHを越えて その6
Toxoplasma続きます。 米国では85%の妊婦はNon immune。その妊婦が初めて感染、Primarily Infectionする確率は0,25% 更に退治が感染する率は30%。 ここまでで、0.85 x 0.0025 x 0.3。 更に出産時に症状の出る感染の率が25%。 ということで非常に確率は低いのです・・ 治療: #1:Spiramycin (これはEMのいとこ)...
View Article[ポスター完成] 2013年度 若手医師セミナー
各地の研修病院が、プログラムの中で併用して下さっている関係から、なるべく早くスケジュールを確定したいと努力してまいりました。講師の先生方のご協力によりポスターも完成となりましたのであらためてご案内させて頂きます。 青木編集長が「初期にこのように学べたらいいのになあ」と考え、「研修医に伝えたいエッセンス」とスキルをお持ちの指導医の先生方に講義を依頼しています。...
View ArticleQ&A 尿路感染症(サンド デジタルセミナー)
尿路感染症、濃かったですね(尿じゃなくて内容ですよ)。 昨年、石で苦しんだ編集長が、当時者談を話すかなーと思ったら話しませんでした(ちょっとがっかり。ぼそぼそ)。 (ブログでローカーボダイエットの話を書いたら、「ハイリスクになりますよ」と教えてくださった皆様ありがとうございます) あ。話がずれてすみません。 サンドのQ&Aのアナウンス記事でした(^^;)....
View Article山口県で把握された新しいダニ媒介感染症
えー、感染症フリークなみなさん。 チャレパウイルス、ルジョウイルス、ブンディブギョエボラウイルスって知ってます?聞いたことあります? 検査室の人と食堂で一緒になったら質問してみてください。 (いやー、3番目のウイルスはきゃりーぱみゅぱみゅと同じくらい発音が難しいですね。誰ですかこんな名前つけたの)...
View Articleライリー先生の分子疫学講座@FETPはじまる
FETP生の訓練として、海外の専門家による短期集中講義シリーズがあります。 隔年で来日されているライリー先生(カリフォルニア大学バークレー校)は、日本語も不自由ない先生ですが、講義は英語です(^^)。 今年は昨日から始まりました。 4年前うかがったお話と比べて、いろいろなことがupdateされています。 morecular...
View Article『科学コミュニケーション論』
「科学コミュニケーション論」という分野があります。 この領域が注目してきた対象やテーマの歴史を体系的に勉強すると、感染症の啓発や、専門的な内容について専門的な知識を持たない人とどう会話するのかを考える際に参考になります。 ワクチンに関する原稿を書くために昨年読んだ本。 科学コミュニケーション論東京大学出版会...
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