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Channel: 感染症診療の原則
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TORCHを越えて その5

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本日のTORCH越えは・・ごった煮・・

#1:Parvovirus B19のFetal risk
妊婦の4割がNon immune >> その3割で胎児感染 (まあ、この時点で0.4 x 0.3=0.12) >> この1割でFetal Hydropsにまあ0.012
つまり一般妊婦がParvovirus B19に曝露してまあ、1-2%のRiskという事ですね・・
なのでCDCなどで、妊婦が学校の先生でParvovirus B19(リンゴ病)が流行しても学校休まなくて良い・・といったAdviceになる・・


胎児の超音波で胎児の中大脳動脈の血液の流速を見る・・ひぇ・・スゲー
Parvovirus B19で胎児貧血>>血液の粘性が落ちて流速が上がり、心Echoで貧血が診断できる・・


#2:CMV感染症
・超音波で胎児の脳室周囲の石灰化Periventricular calcification
・心臓の弁がEchogenicになる

・妊婦のCMV感染、Risk (これ面白い) なんとHigh Socio Economic state (深窓の令嬢です)+子供が保育園

・妊婦のCMV感染 診断 IgM 駄目 なぜなら
①Peakするまで1-3ヶ月もかかる(遅!!)
②一度上がると1年もあがりっぱ・・(長!!)
③再発の10%でIgM上昇(使えね・・)

・という事でIgGのAvidity検査:初感染で低く、再感染で高いAvidity <<当然。

・Tx:Hyper Immune Globulin >>symptomatic infectionがプラセボで50%、治療群で3%。 NEJM: PMID: 16192480

(写真:四半世紀前の編集長)

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