「母子感染以外のB型肝炎」 (読売新聞 子どもの予防接種:3)
医療者の知識が、20年前にならったままで止まっていると、ネットで最新情報をみている保護者との間で大きなコミュニケーション上の問題が発生します(しています!)。 専門誌(団体)よりも、新聞TV,SNSのほうが先を行っており、これは信頼の問題にもつながるおそれがあります。 12月2日 子どもの予防接種(1)ヒブ・肺炎球菌「安全」と結論 12月5日 子どもの予防接種(2)ポリオ「不活化」望む声多く...
View Article【事務連絡】 ブログ運営状況
ときどきお知らせです。 当ブログは、日々の感染症診療や感染症の勉強につながるような小ネタを提供することと、公開講義情報を広くアナウンスするために開設しました。 本業以外の時間・体力で対応しているため、ありとあらゆるリクエストに対応することは申し訳ありませんができません。 個人からの症例相談:メールやブログ内では対応していません。 最寄りの医療機関の受診をお勧めしています。...
View Articleひとつの時代が終わり
特別に感傷的になる理由も無いのですが、幼少時に顔を汚しながらトウモロコシや桃を頂いた福島が人災としかいいようのないトラブルで何十年と住む事が出来なくなるかも知れないのを見ながら、また、ひとつの時代が終わるNewsを見ました。 http://www.pbs.org/newshour/rundown/2011/05/some-news-today-about-the.html...
View Article新宿 「菊うら」
最近グルメ情報すくなくないですかぁ? というお声の届く昨今。 おおおお!こりゃすごい〜的感動のお店ってそんなにたくさんないんですよ(そんなにたくさん外食しませんし)。 しかし。 今回は超大当たり♪しかもA級ですよ。そして新宿 もっとも、新宿東口クリニックの山中院長がアレンジしたクリニックの忘年会ででかけたお店ですので、絶対においしいにきまっているんですが。...
View Articleノロウイルスのワクチンの話@NEJM
感染症を勉強すると、それぞれの病原体の怖さとかキャラ(?)がよくわかり、対策の妥当なラインも見えてきます。 麻疹のように、ワクチンが最も有効で、それ以外対策はなきにひとしい的なものから、 手を洗おうがうがいをいしょうがマスクをしようが、ワクチンしようが一定の流行は防ぎようがないインフルエンザまでいろいろです。...
View Article『もうダマされないための「科学」講義』 『医学と仮説』
次年度の講義のシラバス提出に追われる昨今です。 最近あらたに2冊購入。 最近の事例を使っていてわかりやすいので学部生のサイドリーダーにしたいと考えています。 医療系の人でも数字が大好きな人はいきなり疫学専門書や統計の話を楽しめるのかもしれませんが、そっちはどうもネーな場合は、よくある誤解をふまえて、陥りやすいワナなどを強く認識しながら考える訓練としての疫学の本がいいのではないかと思う次第です。...
View Articleその1 予防接種の「広域化」と「キャッチアップ」
予防接種は市町村が実地主体であり、住んでいる地域によってさまざまなローカルルールがあります。 多くの場合、会計年度は3月までのため、3月31日をこえると、それまで無料だったワクチンが突然有料になったりもします。 いろいろな事情で接種もれはおきます。 諸外国では、標準的な接種スケジュールにおいつくため「キャッチアップ」のための支援が行われています。...
View Article新しい結核の治療指針@米国CDC
都内はどんより、朝方はミゾレも降ったようですが。今夜の若手医師セミナーは「呼吸器」です。 初期研修でこれくらいのことを学んでいてほしいという内容を、亀田総合病院の八重樫先生にお願いしています。 ベルサール神田には温かくしておでかけください。(今回は宴会プランは無しです。12月は忘年会がたくさんあるため〜) さて。結核の話です。 詳細はこちら。 2011年12月9日のMMWR...
View Articleその2 予防接種の「広域化」とキャッチアップ
広域化の話の続きです。 少なくとも予防接種や感染症対策を人前で話をする人たちは知っておくべき問題や情報なのだと考えています。 早くから問題指摘や提案をしている小児科の先生は各地にいらっしゃいました。たとえば、2001年のご意見。 「新潟県における広域的予防接種制度を考える」はしもと小児科HP 困っている人は、お子さんや保護者、接種する医療機関などたくさんいたのだと思います。...
View Articleその3 予防接種の「広域化」と「キャッチアップ」
キャッチアップは年度を超えた予算の運用が課題なのですが、麻疹の3期・4期でそのかきねをとっぱらった自治体もあるので、自治体のやる気や工夫によってはできるのかなと思いつつ。在庫管理などの問題も生じます。専門団体が今後キャッチアップの指針等を出せば変わっていくのかもしれません。 さて。広域化の話の続き。...
View Article今日からアンコール視聴Week(デジタルセミナー)
今日から来週の15日正午まで、オンデマンドでサンドのデジタルセミナーの過去の講義を視聴できます。 青木編集長、大曲先生、八重樫先生、町先生。 青木ブログ編集部による企画で、講師の先生方のご厚意と、これまで一緒にプログラムを運低してくださったデジコンさんの技術協力の元に行われます。 視聴法は、1月13日の青木編集長の講義を受講するIDパスワードを使わせていただけるようになりました。...
View Article今年度はあと2回
昨夜は若手医師セミナーに多数ご参加いただきありがとうございました。 今年度はあと、香坂先生、そして岸本先生の講義です〜。お楽しみに。 最近、東京のメイン会場は、医学生が30名ほど参加しているそうです。 昨日は旭川医大の学生さんも参加されていました(^^)。 実は、八重樫先生にはハラハラ案件がありました。...
View Article1/29(日)堺 感染症・身体診察セミナー IDPSS 2012
青木編集長、今月はTaro先生が後期研修をしていた堺病院にも出張講義予定です(あのラーメン屋にもいきますよ)。 藤本先生とのつながりで、です。 その堺病院は1月に楽しげなセミナーを企画しています。 関心ある方はぜに乱入、いえ、参加しましょう! -------------------------------------------------------------------- 堺...
View Article「幼児期のムンプス罹患が増えていることへの警鐘」
日本では水痘とムンプスのワクチンが定期ではないため、接種率は20−30%といわれています。 このため、現在各地で流行をしています。 一般の人の感染症の理解は、麻疹なら「ぶつぶつと熱」、ムンプスなら「顔がはれる」といったところです。 治るんだしどうせならなっちゃった方が安くすむ(?)といった誤解もあります。...
View Article母子退院前のB型肝炎ワクチン接種
以前、オーストラリアに留学中の林先生の3番目のお子さんが現地で誕生し、そのうまれてすぐのB型肝炎ワクチンの写真を撮り(!)、「啓発用に使ってください」とご提供いただきました。 その写真と記事はこちら。 (お父さんはそのままの写真をくださったのですが、お嬢さんに将来恨まれないよう、大切なところは隠しました・・・)...
View Articlela cantine lion midori (ラ・カンティーヌ・ライオンミドリ)
編集長、本日より母校、沖縄県立中部病院で教育指導・・・という名目のグルメ旅です。 昨夜は美味しいフレンチ。お店の名前はライオンキングならぬライオンミドリ。 http://okinawa00375.ti-da.net/e3107098.html 値段は超リーズナブル。 写真はすてきなご夫妻。 さて、今朝は病院の売店でジューシーメのおにぎりを食べたので、昼は超選択のハンバーガーだぜ・・!!
View Article沖縄県立中部病院 後輩研修医達と
本日は朝に症例検討会(GNR髄膜炎+糞線虫+ATL)、夕方に免疫不全と感染症の話をしました。 その後、研修医達の寮で待っていたのは・・・ なんと本当のお寿司屋さんを招いての屋台、椎木先生ご自宅からもちよりのたこ焼き器械使用の屋台などを用意したゴージャス宴会でした。 この写真は講義を聴いて下さった細菌室のNさんとTさんと高山先生 この写真はたこ焼き器械の調子を調査中の椎木先生...
View Articleワクチン 公費支援のインパクト @日本ワクチン学会
日本ワクチン学会が週末都内で開催されていました。 医療者や研究者だけでなく製薬会社も演題発表をしており、ファイザー社が出した、臨時の公費助成前後での全国の普及率の違いなど大変興味深いデータがありました。 HPV、Hib、小児肺炎球菌ワクチンの3つが(経緯いまだよくわからず)今年度末まで助成となりましたが、...
View Article南部医療センターにでかけてきました
沖縄県立中部病院の研修医の館、地下での歓迎会の翌日は、南部医療センターにもでかけてきました。 美術館?とみまちがえそうなきれいな建物です。 感染研究のFETPを修了した豊川先生が感染症ドクターとして着任されており、臨床だけでなく院内や地域のEpiやアウトブレイク対応にも期待されているのではないかとおもいます〜。 この日は広域抗菌薬の使い方の勉強会でした。...
View Article師匠との再会
今夜は椎木先生、高山先生のお世話で研修医たち、スタッフと共に喜舎場先生とご一緒させていただきました。 1972年に第一回目のID Boardがあった事。当時はBoard試験は2年に1回であった事。喜舎場先生は第3回目の受験生であり、当時の感染症学会の会長がID specialistが多くなりすぎる心配をしていた事、病歴・身体所見を重視するいわゆるOld...
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