水痘に「注意」ってどういう意味?
2011年12月現在、日本では20〜30%の子どもしか水痘ワクチンを接種してもらえていません。 (水痘ワクチンは日本で開発されたワクチンですが) 一般向けの情報コンテンツも水痘流行を扱う昨今、専門家の意識や決意はどのようなところにあるのでしょうか。 学会などで「なんとかせねば!』という緊急の話合はおこなわれているでしょうか。 【健康百科】12月15日水ぼうそうが流行、過去10年間で第3位を記録...
View Articleサーベイランス導入支援@HAICS
社会や患者さんからの医療安全への期待はどんどん高まっています。 感染管理はその中で重要な位置をしめます。 新しくなった医療法により、医療関連施設は年に2回、感染管理の研修をすることになっています。 勉強会は院内や院外の講師を招いて開催できますが、医療機関が自らの改善していくためには、何がどう問題なのかの把握、把握するシステムの整備が重要になります。 NPO法人...
View Article自治体HPでの予防接種情報の提供@東京都 2010年
青木編集長企画の勉強会にも参加されている聖路加新人ナースのTさんが、看護学生時代に行った卒業研究が、予防接種についての情報として大変有意義なので紹介したいと思います。 (ご本人にはブログでの紹介の承諾をいただいています) 感染症を勉強する中で、「予防に必要な情報が不足しているのではないか?」という点がきっかけでした。...
View Articleのどが痛くて40度の発熱 @スウェーデン
感染症と公衆衛生と英語の勉強になるよと医学生や研修医にすすめているEurosurveillance。 事例発生から掲載まで時間が短いのが特徴のひとつ。 レポートの完全性よりも、話題が感染症なので速報性やアラート効果を意識しているのかも。 2011年10月、スウェーデンの開業医を受診した咽頭痛と40度の発熱のケース。扁桃炎もありました。 最近ソマリアから家族で移民。...
View Article不思議な旅
今回の沖縄県立中部病院訪問は不思議な時間となりました。 Teachingそのものは去年と変わらずなのですが、不思議なほどにお世話になった恩師に会えたのです。 外科の真栄城先生、内科の宮里先生、小児科の安次嶺先生、検査の内間さん・・といった具合です。30年前にしごきにしごかれた師匠達ですが、会えば懐かしさで一杯です。 来年、また会えるのかな? 自分のこの師匠達にどの位近づけたのかな?...
View Article八重樫先生 呼吸器のQ&A
八重樫先生から若手医師セミナー@ベルサール神田でみなさまからいただいた質問への回答が届きました。 スゴく丁寧にお答えいただいています。お仕事と子育てとお忙しい中、ありがとうございました。 皆さんの質問も、熱心に聞いていただいたからこその内容です。 お忙しい金曜日に積極的にご参加ありがとうございました。(医学生もがんばっていますね!) 【免責事項】...
View Article今朝のお勉強
「帰国後の持続性下痢」が今朝のテーマでした。 ポイントは2点。 1)下痢が長引くほど、感染性ではない。 2)ならば原因は? 1)については2週間以上続くならば細菌性よりも原虫その他を考える。 ちなみに、本当に抗菌薬が必要な感染性下痢症に抗菌薬が効く時、4-6時間程度で患者が「実感する」らしいです。そして下痢の頻度は24時間程度で改善するらしい。 2)についてはPost infectious...
View ArticleHPVワクチン接種後の妊娠・出産
妊婦さんには生ワクチンを接種しません。 (つまり、妊娠前にMRとかムンプスとか水痘ワクチンは終わっていないといけない!) MR(生)ワクチンを接種した生殖可能年齢の女性には「2か月の避妊」を(パートナーともども)伝える必要があります。 東京都健安研Q&A...
View ArticleHib、小児肺炎球菌、HPVワクチンの公費助成期間
12月20日の定例閣議案件で第四次補正予算がみとめられました。 総額は2兆5345億円。このうち厚生労働省分は6276億円。 70-74歳の医療費の自己負担割合を法定の2割から1割に据え置く措置を12年度も続けるため、2719億円を計上した。 Hib、小児用肺炎球菌、HPVワクチンの接種費用を助成する事業を12年度末まで延長するため526億円を計上。...
View Article琉球大学訪問
先週、沖縄県立中部病院で講義、回診などをするかたわら南部徳洲会病院や琉球大学に伺う機会も頂きました。 南部医療センターも宮里不二彦先生や吉村先生、和気先生など懐かしい面々で楽しかったのですが、琉球大学は、これまた殆ど学生の企画だったのです。 青木編集長の紹介から始まり 症例検討から人生相談に至るDiscussionは3時間に及び、 記念撮影を終えて さらにかりゆしウエアの授与があり・・...
View Article今日と明日は大阪
東京、とても寒いです〜。 編集長、400数十枚のクリスマスカードと格闘したあとは、2日間の大阪出張です。 今日ははじめてうかがう近畿大学医学部です。製薬会社が研修センターと共催をされているそうで、公開となっています。 原則論ですが。関心ある方どうぞおでかけください。無料です。 近畿大学医学部総合医学教育研修センター講演会 『どの診療科に進んでも必要な感染症診療の原則』 12月22日(木)...
View Article【受付開始】 第5回水戸医学生セミナー(3月23日・24日)
クリスマス、お正月、そして国家試験。 春からはPGY1としてご活躍の医学部6年生のみなさん。 インフルエンザやノロに負けずに邁進していってください。 最近は、どこにいっても医学生が研修医向けセミナーに交じっています。 人生先取り型、あるいは医師としての危機管理なのか、ときには4年生がいたりします(^^;)。...
View Article2/25(土)名古屋 第2回わかりやすい感染症セミナー
2月にもういちど中部ろうさい病院の先生方の練っている勉強会のお手伝いにでかけます〜 ろうさい病院ではカンファレンスも予定。 関心のある方は臨床研修センター長 藤田先生(副院長・リウマチ膠原病科部長)にご相談を。 第2回 わかりやすい感染症セミナー 平成24年2月25日(土)15:15〜 中部ろうさい病院 講堂 テーマ「広域抗菌薬の使い方とその周辺 Part?」
View Article原則 in 堺
藤本卓司先生との仁義、そしてピチピチ元気あふれた研修医に会うのを楽しみに堺にでかけてきました。 スケジュールがタイトであったためお休みの日になってしまったのですが(激務の皆さんごめんなさいね)、 それでも研修医の皆さんが集まってくれたそうです。 編集長、ラーメン以上に感動して、ただいま関空へ向かうタクシーの中です。 まずはお約束の「天下第一」へ。 もちろん完食。(替え玉はしなかったでしょうね!)...
View ArticleESBL- and OXA-48-producing Klebsiella pneumoniae
今年のEIDの9月号の特集はGlobal Spread of Carbapenemase-producing Enterobacteriaceaeでした。 最初にOXA-48産生クレブシエラが報告されたのは2003年のトルコだそうです。 スペインでは2009−2010年にアウトブレイクが報告されています。...
View Article学部卒業後の医学部入学
青木編集長はその人生航路の関係から、医学生や研修医にはじまり、いろいろな方の留学相談にのることが多いです。 そして本気のみなさんは続々挑戦され、その道を歩まれています。 茅ヶ崎徳洲会から米国へ留学された青柳先生は、大学院を出て国連で働いたのちに医学部に入りなおし組。 日本だと少数派かもしれませんが、米国等では学部教育を終えたあとにmedical schoolというパターン。...
View Article【受付開始】 Global Health Leadership Program
表記研修の受付がはじまりました。 ゲイツ財団のグローバルヘルス部門のトップにいた(現在は離れています)Tachi Yamada氏はじめ、世界から著名な講師が来て講義。 そのあと、世界各地でインターンシップが可能だそうです。 プロジェクトを率いているのは東京大学の渋谷先生。...
View ArticleMenuがSuper variationの店
Merry Christmas 皆様: クリスマスの日をどのようにお過ごしでしょうか? ご馳走は食べたいが、何を食べたいか自分でも分からない・・などという方もいるでしょう。 イタリアンと中華とフレンチとスペインと全部!!と欲張りの方も居られるか・・。ハイ。 このような方に向いた店を那覇に見つけました。...
View Article乳幼児の死亡:粉ミルクとCronobacter sakazakii
米国で生後10日の乳幼児が死亡し、Cronobacter sakazakiiに感染していたことから、粉ミルクの汚染が疑われて2つのスーパーが取り扱いを止めています。 商品はEnfamil Premium Newborn powderで、ロットナンバー(缶の下)はZP1K7Gです。 まだ関連性は確定していませんがすでに大きく報じられています。...
View ArticlePost infectious irritable bowel syndrome
編集部が自身のVersion Upのため、海外出張。そのため、編集長が紙面を埋めよ・・との指令が出ています。(どっちが編集長やねん・・!!) 編集長、そのため今朝の学びを再び。 途上国に出かけて罹患する急性の下痢。このほとんどは細菌性であり自然治癒したり、最悪の場合抗菌薬での治療が必要となります。 しかし、更に数%なのですが、post infectious irritable bowel...
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