非典型的な「手足口病」の報告
今年シンガポールやベトナム、マレーシアで例年の倍をいく症例報告がすでにある「手足口病」。 ワクチンがないので対応が難しいのが特徴です。 原因となるウイルスは複数あるのですが、非典型的なコクサッキ−ウイルスでの症例が4つの州で確認されているという話が米国CDCのMMWRに掲載されていました。...
View Article古くて新しい ワクチンと関節炎の話題
ワクチン関連の記事がありました。 4月18日の読売新聞記事、「子宮頸がんワクチン「接種ミスで関節炎」と提訴」 -------- 市立病院でHPVワクチン(子宮頸がん)接種を受けた際、医師が接種箇所を誤ったために左肩に関節炎が発症したとして、市内の40代の女性が17日、市に治療費や後遺症の慰謝料など約1800万円の損害賠償を求める訴訟を福岡地裁小倉支部に起こした。...
View Article【登録受付中】若手医師セミナー2012
ファイザー主催の「若手医師セミナー」2012年が来月から始まります。 MRさんが回っている病院では、チラシ配布なども行われているかもしれません。すでに500名近い事前登録があるそうです。 MRさんこないよー、、というところは、お手数ですがファイザープロのHPにアクセスをお願いします。 ファイザープロ...
View Article不活化ポリオワクチン承認へ、のニュース
今日、日本で来月承認というニュースのSanofiのIMOVAX Polio(不活化ポリオワクチン)は昨年、「中国で」市販後調査のPhase4試験が「すでに」終わっています。 (中国にもずいぶん遅れたけど)やっと承認。うれしいねえ。という感慨もひとしおではありますが、そんな単純なストーリーではありません。...
View ArticleDANMA, EARS-net, EUCAST, ECCMID, ESAC, HAI-net.
DANMA, EARS-net, EUCAST, ECCMID, ESAC, HAI-net. ・・・ Abbreviationの連続ですが、Europeにおける感染症関連の組織の頭文字。...
View Article「コンサルテーション力Up講座第1回」終了
第1回目のサンド/ コンサルテーション力Up講座を終えました。 予め教育巧者の相野田先生と打ち合わせを終えていたので、帰国直後のJetlagはなんとか乗り越えました。 聴講に必要なID/PWの登録数もうなぎ登りに増え続け、サンドの担当者も嬉しい悲鳴・・? 何と放送中にも登録が続き最後の登録者など放送終了の20分前でした! 質問もどんどん入り、質問受付嬢のA先生が力を発揮しました。...
View Article予防接種記録はデジタル化、当事者アクセスの時代
21日から予防接種週間が始まっています。 厚労省のプレス発表・・・は20日。http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou21/dl/pressrelease.pdf Eurosurveillance最新号が予防接種の特集、接種記録の登録システムを特集しています。 イギリス、ノルウェー、スペイン、オーストラリアです。...
View Article広く行き渡っている誤解。
先ほど知人と会話しておりましたら・・ 編集長:やっと欧州の視察から帰りました。(沢山、まじめに仕事して来たぜ・・) 知人:「グルメツアーですか?」 編集長:「違う! 違う!。仕事・視察です。」 知人:「○○さんの仕事・視察・・だからグルメツアーですよね・・!!?」...
View Articleトルコ視察 トホホ録
青木編集長が、まだ科学では解明されていない怪しいオーラを出して、機械類をよく急性機能不全におちいらせることは、マニアの世界ではよく知られていることです。 今回のトルコツアーでは、ご自慢の“初心者ママでも上手に撮れる”一眼レフデジカメを持参。 せっかくだから、、と高いレンズを買い足して出かけました。...
View Article不活化ワクチン 秋までの祈りのカウントダウン
秋に不活化ポリオ・・・のニュースの影響は、いろいろなところにおきているのですが、、 この春、集団のポリオ生ワクチンの案内が来ていたお子さんの保護者 1回目の生ポリオワクチンがおわったお子さんの保護者 いずれにしても秋までに接種するかも、、、だったお子さんの保護者 が、どうしたものかとお悩み中です。 これに四種混合(不活化ポリオ+これまでのDTP)が加わるとまた混乱しそうですが、、、...
View Article感染症医が着任すると心内膜炎が増加する理由
京都市立病院感染症内科の山本舜悟先生の論文がcandinavian Journal of Infectious Diseasesの4月号に掲載されています。 Impact of infectious diseases service consultation on diagnosis of infective endocarditis Scandinavian Journal of...
View Article【国際会議派遣】 「第19回国際エイズ会議」派遣事業
関心をお持ちの方が周囲にいらっしゃいましたらぜひ共有をお願いします。 詳細はリンク先で↓ 「第19回国際エイズ会議」派遣事業について(募集) 1 事業目的: 平成24年7月22日〜27日にワシントンD.C.(アメリカ合衆国)で開催される 第19回国際エイズ会議に参加する、研究者、NGO、医療従事者等の会議登録 料、旅費等を助成することにより、より多くの関係者が各国からの会議参加者との...
View Article不活化ポリオワクチン 3回目の会議のあと
昨日第3回目の会合が開かれた「不活化ポリオワクチンの円滑な導入に関する検討会」ですが、配布資料や議事録などはこのリンク先のページに掲載されますので、関心あるかたはご確認ください。 各社報道がならんでいます。 2月24日の毎日新聞。 「クローズアップ2012:ポリオ不活化ワクチン、9月導入へ 切り替え、やっと」 ---------------...
View Article小学校での髄膜炎菌アウトブレイク
4月24日は世界髄膜炎デーでした。 細菌が原因の場合もあれば、ウイルスが原因の場合もあります。 世界各地で催し物がありました。 バンクーバーでのトラベルクリニックでは通常130ドルの髄膜炎菌ワクチンを50ドルオフの 80ドルで提供。 このワクチンは、日本でも流行地にでかける渡航者や、事故や病気の治療のため脾臓を摘出した人や脾臓の働きが悪い人,血中補体成分の一部(C3,C5,...
View ArticleTurkish taste
トルコは不思議な空間でした。 食事は地中海風、ラムや豆や・・・。自宅付近のイスラエル料理に似ています。 風貌は欧州風。彫りの深い顔はギリシャの彫刻・・。そのまま映画俳優になれる人が町中に溢れている。 気質はエネルギッシュだがアジア的で穏やか。大宗教が混在する地域なのに争いが少ないゆえんか・・。そして、なにより日本びいきなのです。...
View Article病歴と身体所見から解き明かすホンモノの臨床推論・・・の新刊
順天堂練馬の井上先生は、帰国直後の青木編集長の生態を知る貴重なおひとり(秘密をたくさん知っているもよう)。 その井上先生がブランチ先生のカンファレンスをまとめた本が出版されました。 Webで再現されていたカンファレンスの様子をさらに充実させた書籍です。 ジョエル・ブランチ先生は、青木編集長の仲良しのおひとり。...
View Article感染症関連 訴訟ニュース
今月みかけたニュースから。 ニュースの記載だけでは分からないことが多いのが医療関連の訴訟の話。 <事実> ↓ 物理的な証拠 言語化された限定的な「情報」 言語化されるものされないもの(意図的、あるいは無意識) ↓ 「情報」の解釈 解釈する人のフィルターで異なってくる ↓ 解釈した人による言語化 --->記者の関心、表現 ↓ 解釈する人の認知...
View Article5/19 沖縄で会いましょう 語りましょう
「(研修医を)なぜ叱るかが大切だと思います。ていねいな言い方をすれば,「ちゃんとやらないと患者さんが悪くなるよ」,ズバリ言うと,「患者が死ぬよ!」ということが究極の理由ですね」 (座談会:感染症臨床教育の充実をめざして)...
View Article予防できません: ワクチンもどき?
母親からの相談 「助産院での出産を決めていますが、保健所の母親教室で「そこの助産院は新生児の出血予防のビタミンK2シロップを飲ませていないそうだから気をつけて」というようなことを言われてしまいました。心配で、育児書などで調べましたが、本によって「必ず飲ませてください」「出血がおこったら飲ませれば良い」など記述が様々です」(2002年)...
View Article東京医科歯科大学の医学生ハーバード留学記
ライアン先生の免疫不全患者のためのワクチン、、、については講義の録画を期間限定で公開予定です。 また塩野義さんがセミナー要約集を作成してくれています。完成したらまたアナウンスしますのでお楽しみに! そのライアン先生来日の際に、ぜひとも交流会に参加したい!という連絡をくださった医科歯科の学生さん。聞けばハーバードに留学させてもらえるのだそうで。...
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