本日 市中病院でみる世界の感染症: エイジング
本日は、東京都内、雪の予報で足元たいへんあやしく、また電車も本数制限などが行われています。 Webでも視聴することが可能です。下記からご覧いただけますのでご利用ください。 http://www.shionogi.tv/
View Article真菌性髄膜炎の調査 Posterior circulation stroke
ICAACOnline、真菌性髄膜炎の調査の話し、続きます。CDC Jernigan先生 1例報告であった筈の真菌性髄膜炎、同じClinicから更に7例でました。しかも4例は特殊な脳卒中、即ち 「Posterior circulation stroke=椎骨動脈領域」をおこしています。...
View Article真菌性髄膜炎 明らかになる臨床・疫学
ICAACOnline、真菌性髄膜炎の調査の話し、続きます。CDC Jernigan先生. 調査が進むにつれて下のスライドにあるように沢山の州にまたがるOutbreakと判明。 髄膜炎ばかり有名ですが、Epi curveが明らかになると実際は硬膜外膿瘍などのほうが多い事が分かります。下のスライド 更に臨床像も見えてきます。 真菌性髄膜炎が如何に臨床的に目立たないか・・!!...
View Article3/4(火)米国CDCのMike Bell先生と明日の医療関連感染対策を語る
CDCの医療関連感染症部門の責任者であるマイク・ベルが3月に来日して、国立感染症研究所で短期セミナーの講師をされます。 このセミナーもたいへんおすすめなのですが、「平日の日中のために参加できない!」と悲しい思いをされているご関係の方も多いと思います。 そこで、といいますか、もともとベル先生と交流の深い亀田総合病院のHospital...
View ArticleNEJMのCAP 2014年2月6日号
上記のNEJMのCAPのReview見ました。印象に残ったのは・・ (必ずしもPositiveな意味だけでなくて・・笑点スタイルで) 抗菌薬の選択: 経費、最近使用した抗菌薬に基づく そうでしょう・・普通 カバーすべき微生物: 肺炎球菌とAtypical(マイコプラスマ) そうでしょう・・普通 耐性菌で意識すべき:...
View ArticleHPVワクチンとその周辺 2014年2月中旬のまとめ(1)
HPVワクチンの、いろいろな意味での盛り上がり(英語ではフィーバー)は、導入して1―2年のところで経験している国がいくつかあります。 この盛り上がり、「がんを予防するんだぜ、すごいね」「ぜひ皆に提供を」という興奮や製薬会社ベースの熱心な販売活動と、その対極にある「不妊になる」「人口削減だ」「陰謀だ」といった(よくある)反対活動の2つの側面があり、日本でも経験しています。...
View ArticleHPVワクチンとその周辺 2014年2月中旬のまとめ(2)
海外における盛り上がりがおさまっていった背景には、データの蓄積、検討、公開があると(1)で書きました。 製薬会社が販売プロパガンダを展開しているのと同時期に、ワクチン反対/否定グループも熱心に否定プロパガンダを展開していました。 正規分布でいうと端っこ側のひとたちです。全体から見ると、よくもわるくも少数派であり、真ん中のあまり関心のない人たちにはその極端さが敬遠されました。...
View Article若セミ終了 2013年度
2013年度の若セミが昨晩終了致しました。 小学校三年J組(小三J読影法)、佐藤雅史先生の「胸部単純写真の基本」の講演、聞き応えがありましたね・・ ”胸部単純写真は病変の「存在」診断に強く、「病因」診断に不向き” ”肺門部は左右の大きさや形でなくて「濃度」で診る・・” なんていうセリフ一つ聴いても痺れました。 しかも、150枚以上のスライドを使用しつつ、いつもより30分早い終了。...
View ArticleMahatma Gandhi #2
Love is the strongest force the world possesses, and yet it is the humblest imaginable. Mahatma Gandhi (編集長訳:愛の力は世界で最も強く、それでいて最も謙虚 マハトマ・ガンジー) (写真:結核菌探しがベテラン技師さんのスメアよりも速いとされるラット君)
View ArticleICAACOnline Key note speach 「抗菌薬療法の未来」
本日はKey note speakerであるFernando Baquero先生の 「抗菌薬療法の未来」と題する講演から・・ スペインのFernando Baquero先生についてはNetで以下のような紹介が・・ Fernando Baquero MD, PhD is the founder, former Director, and currently a Research Professor...
View ArticleICAACOnline Key note speach 「抗菌薬療法の未来」#2
ICAACOnline Key note speach 「抗菌薬療法の未来」続きます。 これ、かなり面白い!! (基礎科学者に改めて脱帽!) #1:遺伝子からSignalへ 我々は普段、遺伝子>タンパク といったGenetic...
View Article第10回若手医師セミナー2013 佐藤雅史先生 フロアからの質問
第10回若手医師セミナー2013 佐藤雅史先生 フロアからの質問です。 2014年2月14日(金)ベルサール神田 勤務医10年目 ・胸部単純X-Pを系統的に読影して、どれくらい(何枚)読影すれば、ある程度読めるようになるでしょうか? A:読める読めないの定義自体に問題があります。私の数百人に及ぶ研修医の直接指導の経験では、週3回100枚を3ヶ月間指導してみると大体の適性の判断できます。...
View ArticleICAACOnline 大腸菌の話し
本日のICAACOnlineは大腸菌の話しです。 演者はJames R. Johnson先生。ミネソタ大学のVA所属の先生です。(STDで有名なWalter Stamm先生の弟子らしい) #1:Three "Families" of E.coli 1) Commensal E.coli 2) Diarrheagenic E.coli(EHEC, EPEC, EIEC, DAEC, EPEC) 3)...
View Article編集長の活力の元
編集長、明日は仙台で薬剤師対象の講演会です。 内容は「感染症診療の原則」 「飽きもせずに、よく続くな・・」と言われますが、編集長はこれを伝え続けて人生を全うする予定なので問題ありません。勿論、時に心が折れそうになる場合もありますが、そういう時は以下のような良識あるFrontlineで働く方からの言葉に励まされて立ち直ります。 以下、メイルのままにPasteします。...
View Article編集長の活力の元 #2
今朝のモーニングカンファレンス@駒込病院 最近は症例を通じての学びです。本日は東南アジアから帰国した50代男性の皮膚潰瘍(亜急性〜慢性) 半年以上前に帰国、皮膚潰瘍に気づきます。 近医受診し、軟部組織の感染症に対しMRSAを含むCommonな微生物を抗菌薬にて治療するも効果無し。 更に排尿時痛が始まります。 ヒント:この微生物の最多臨床形は肺炎で免疫不全症例で悪化傾向 ここでDiscussion...
View ArticleHPVワクチンとその周辺 2014年2月中旬のまとめ(3)
現時点でのHPVワクチンへの態度としては、大ざっぱにわけると以下のようになります。(それぞれの中間、条件付きのひとたちもいます) ワクチンじたいは現時点で「定期接種」であり、希望者は基本的に「自己負担なく接種が可能」で、接種をしている人たちもいます。 「ワクチン全否定」 →HPVワクチン接種中止、再開不可、他の人の接種機会も認めない →他のワクチンもすべきではない...
View ArticleHPVワクチンとその周辺 2014年2月中旬のまとめ(4)
国によってHPVワクチンがニュースになったり、まったくといっていいほど関心をもたれなかったりと様々です。が、いずれにしても最初に承認販売された国での経験が8年、その手前に数年間の臨床試験のデータがあるので、ざっくり10年以上の経験があるワクチンなので、「さがせば」いろいろな情報が見つかります。...
View ArticleICAACOnline 大腸菌の話し#2
ICAAC Online、大腸菌の話し続きます。 #1:ST131株の疫学 ・問題のST131株は「凶暴で耐性」の性質を持つ株です。 1)市中CA 対 医療関連HA ・ST131株、とくにST131H30株は市中よりも医療関連感染症で優位に多い。↓ 2)年齢分布...
View Articleワクチンとその周辺 会議の傍聴、セミナー参加、パブリックコメント
3月末までに決定をめざすものが多い年度末。 今年も予防接種やワクチン関連の案件もいろいろあり、最終プロセスとして会議でまとまった内容についてのパブリックコメント募集が行われています。 数行でも、個人でも、団体でも送ることが出来るものが多いので、関心ある方はぜひ参加しましょう。 これまでの話し合いの議事録や資料はこちらに掲載されています。 1月の会議の議事録も公開されています。...
View ArticleGeorge Washington
It is far better to be alone, than to be in bad company. George Washington (編集長意訳:悪い仲間と居るくらいなら、ひとりで居たほうが遙かに良い。ジョージ・ワシントン)...
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