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Channel: 感染症診療の原則
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真菌性髄膜炎 明らかになる臨床・疫学

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ICAACOnline、真菌性髄膜炎の調査の話し、続きます。CDC Jernigan先生.

調査が進むにつれて下のスライドにあるように沢山の州にまたがるOutbreakと判明。

髄膜炎ばかり有名ですが、Epi curveが明らかになると実際は硬膜外膿瘍などのほうが多い事が分かります。下のスライド


更に臨床像も見えてきます。
真菌性髄膜炎が如何に臨床的に目立たないか・・!!
自分で熱を感じたのは1/3、髄膜炎症状も半分以下です。これで髄液は酷い事になってる。
これは硬膜外膿瘍の症例も同様なのです。
下のスライドx2



病理はGrossでも明らかな壊死・壊死・・下のスライド


最終的なCase fatality rateも編集長が予想した100%でなくて・・


更に同じ髄膜炎でも死亡率が次第に低下していく
(報告をしった医師が診断・治療を早くした効果?)



次回でFungal meningitisの話しは終わり、次回のタイトルは「臨床医はPublic healthの窓口」


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