Update on human cases of influenza at the human–animal interface, 2012
感染症の勉強をする過程で、Epidemiologyや危機管理も学ばねばと思う機会があるとおもいます。 遠くまでお金をかけてでかけなくても勉強するよい資料がありますので、まずはそこに目を通すのもおすすめです。 米国CDCのMMWR、ヨーロッパCDCのEurosurveillanceなどは、英語で報国を書くときの参考にもなります。...
View Article梅毒の右と左
本日は梅毒の「周辺」ではなくて「右と左」について・・ 以前、都内最大規模の老人病院におりました時、梅毒によるAI(大動脈弁閉鎖不全)は高齢化による動脈硬化性変化についで第二位の原因という衝撃の事実がありました。 この時に言われたのは梅毒によるAR雑音は胸骨の右縁に聞こえる・・・という指導医のコメントでした。...
View ArticleSapira終わり
Sapiraの身体診察のアートとサイエンス医学書院、読了しました。3週間かかりました。 (スケジュール管理のH嬢から早く次ぎの仕事に移れ・・と厳しく叱責されながら・・) さすがに全部ではないが、実質的には8割がた読んだと思います。...
View Article昔言われた事だったかな?
最新のNEJM(April 4, 2013 Vol. 368 No. 14)に昔習ったと思ったAmpB対AmpB+5FCの比較が乗っていました。(3ヶ目のArmはAmpB+FLCZです) 結論は:300人弱の患者さんをEnroleして Amphotericin B plus flucytosine, as compared with amphotericin B alone, is...
View Articleお知らせまで・・
編集長が4日間の旭中央病院での研修医合宿から帰宅しましたらNEJMの最近の感染症関連の記事のリストがMailで送られて来ていました。 以下、ご参考までに・・・ /////////////////////////////////////////////////// Update Infectious Disease A Summary of Recent Published Activity...
View Article「H7N9で何したらいいんですかっ!」
というお問い合わせが2件。 いろいろ種類があるインフルエンザですが、予防や対応は通常のインフルエンザと同じです。 以上。 ニュースの流れをおっていくにはProMEDをみたり、専門家が解説をしているCIDRAPの情報をみていくと自分で情報をさがさなくてもフォローできます。 WHOのQ&Aはすでに感染研が日本語で公開しているので、質問対応はまずここを案内するとよさそう。...
View Article今、往診から戻りました。
午後、知人と会って帰宅。一休みしていると「Help」の叫びMailが都内大学病院から!! 30分後に編集長の体は都内大学病院の一室にありました。 主治医とマンツーマンのつもりで行ったらStaffやResidentら、総勢20名のAudienceでした。 そこでは肺梗塞の治療後の○○歳男性の不明熱が問題となっていました。 主治医はGood...
View Article4/25, 26 ダリワル先生カンファレンス(公開)
湘南藤沢特集会病院になった旧ちがとく ですが、 ティアニー先生のところのダリワル先生が来日して国技をされるそうです〜。一部公開。ありがたいですね。 ダリワル先生、なんとNew York Timesにものっていました。去年の12月です。 For Second Opinion, Consult a Computer?...
View Article企業と風疹
従業員が1000人いる企業では産業医がいるそうです。 50人いれば嘱託などで産業医と契約でつながっています。 それ以下は・・・?バイトは・・・?なのですが、 産業医にご友人がいたら、企業の風疹対策についての啓発をお願いします。 参考 産業保健推進研究会(さんすいけん) やメーリングリスト、学会や地元の研究会などもよい協力パートナーになるかもしれません。...
View Article風疹対策 運命の分かれ道
2012年からepidemic状態となっている日本の風疹。すでに各国が日本へ行く人へのアラートを出しています。(とほほ) 風疹は、ワクチンの無い時代に、数年おきにブレイクしては胎児死亡や流産、CRS児の増加が問題となっていました。 ワクチンの無い時代は。 では、ワクチンが導入されたらそれでOKかというとそんなかんたんな話ではありません。...
View Article海外のアラートと疑問:日本の風疹流行
Public Healthや感染症対策の領域では、昔から日本は「輸出国」として有名でした。 特に「バイオテロか?」と恐れられていたのは麻疹。 日本人駐在員や留学生に対しての警戒は、途上国から来た人並みだよと北米ではよくいわれました(幸い今は昔話)。 ええ。悪意はないんですよ。危険認知が世界と大きく異なっているだけです。鎖国していれば問題にはならないのかもしれませんが。...
View Article聴診した事ある? 乳房、眼球、甲状腺、肝臓
まもなく、Sapira書評をFinish。恐らく明日には・・ ところでTitleですが・・ 編集長:あります。(乳腺以外は・・) 編集部:イツ? 編集長:PGY1あんど2。 写真はPGY2。できたての沖縄県立中部病院初のICUにて。 編集部:誰が教えてくれたの? 編集長:写真の先生。G. C. Willis先生です。多くは血流の増加によるものです。 編集部:ほう・・...
View ArticleH7N9 と その周辺
知識や経験のない人が頭をフル稼働させても、どうにもならない高レベルの判断領域というものがあります。 いっぽう、そのような高度な知識がなくても生活そのものを守る工夫や努力は別にあります。 中国のインフルエンザ(H7N9)ニュースは、インフルエンザそのものに詳しくない、疫学データを読む訓練が無い人たちには「ぎゃー」というリアクションもあるみたいですが、多くの専門家の反応もみていおいたほうがいいですね。...
View Article妊娠とMalariaその他の原虫感染症
ベッド上安静的生活からRecover!! 編集長の2012年ICAACのDVDの勉強が再開しました。 なんと3.5ヶ月という長期のブランクです。 本日のお題は原虫感染症と妊娠です。講師はR.Philips Heine先生@Duke大学 (別にCongenitalRubellaSyndromeの嵐に触発されたわけではありませんが・・。それにしても先進国なのかな本当に日本という国は・・)...
View Article4/12(金) 鴨川で語る感染症、そして疫学。
なんだかすごいアクセス数になってますが。感染症に関心をおもちの方が増えてありがたいですね。 ところで。 3月12日に、亀田総合病院で開催される感染症疫学の勉強会のお手伝いにいくことになりました。 University of WashingtonのJohn Kobayashi先生がFETPの初期導入コースで来日中で、12日夜は千葉の鴨川でそのお話を聞ける会を吉田先生が企画してくださったからです。...
View Articleコンドームをはずす、その前に
正確には、使うのをやめる、その前に、ですが。 いろいろな人が語るポリフォニー効果(いわけん先生から学びました)。 女性の健康の大御所、北村邦夫先生のヨミドクターの記事「「緊急提言」先天性風疹症候群の発生防止のために」。 北村先生といえば、日本の「避妊の父」であります(パパかもしれない)。 次々とたちはだかる妨害者をうっちゃりながら、もとい説得しながら、日本での低用量ピル承認にこぎつけた先生です。...
View Article妊娠とMalariaその他の原虫感染症 #2
経験的に妊婦に重篤な問題を生じる寄生虫と比較的軽度な問題ですむものがあるとのこと。 編集長はPracticalなので重篤なものに集中。 Leishmania、Entamoeba histolytica、Tinea solium、Dracunculus medinensis、Strongyloides stercoralis、Trichuris trichuria、...
View Article先祖はGIM
先ほど、須藤先生がたのご尽力で翻訳されたSapiraの書評を医学書院にお送りして一休みしています。 それにしても身体診察の世界は広くて深いですね。そして、またそれに用いられる診察道具も。 皆様は写真の道具、おわかりですか? Troube型と言われる聴診器です。 これ、実は編集長の実家にあったんですよ。 皆様はおじいさま、おばあさまと同じ屋根の下で暮らした事がおありでしょうか?...
View Articleプロレス と Public Health
徳田先生、志水先生、編集部のをつなぐキーワードのひとつは「プロレス」です。(編集長は知らない秘密の花園です)。 なぜかはあまりつっこまないでください。LOVEに理由は要りません。 徳田先生のブログタイトルを見るだけでそう気づいた方もいるかもしれません。 格闘技と感染症を関連づける話題は、「血をみるようなスポーツのひとにはHBVワクチンでしょう!」とか、...
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