というお問い合わせが2件。
いろいろ種類があるインフルエンザですが、予防や対応は通常のインフルエンザと同じです。 以上。
ニュースの流れをおっていくにはProMEDをみたり、専門家が解説をしているCIDRAPの情報をみていくと自分で情報をさがさなくてもフォローできます。
WHOのQ&Aはすでに感染研が日本語で公開しているので、質問対応はまずここを案内するとよさそう。
個人レベルでは流行地に行かないとか以外では特別な対応はないですが、専門家には仕事があります。
社会へのインパクトの大きさを考えます(リスクアセスメント)。市民が混乱をしないように、早めに上記結果をもとに広報を行うこと。
「あわてふためいている様子」
「ずれた対応」
「怖さだけ強調」
すると、不安が増します。
実際のリスクは生じていないのに不安ベースで混乱する人がでると、それはまたそれで感染症対策としてマイナスです。
メディアが五月雨式に個別の情報を流すのは良くないので、ぱきっとかっこいいおじちゃん(おばちゃんでもいいですが、お兄さんでもいいですが)がネイビーブルーのカーテン(赤でもいいですが、いやよくないか)の前に広報担当感としてしゃきっと現れ、我が国にとってのリスク、現在国としている対応、などを語る姿がほしいんですけどね。
専門家インタビューがポツリポツリ流れるのは・・・
ベトナムが中国からの鶏肉輸入を止めた、各国が注意喚起を行った、厚労省は日本の医療機関に中国渡航歴のある重症の呼吸器症状のある人は全例報告しなさいというのがニュースで出ています。
同じタイミングで、高病原性トリインフルエンザのH5N1の報告もありますが、こちらはニュースにさえもうなりません(なぜかしらん)。
ヒトヒト感染もおきていますけどね(ぼそぼそ)。
カンボジアではH5N1で、6歳の男子が入院中。重症。2013年に入って10例目。このうち8例が死亡。
実際には感染者はもっとたくさんいて、カンボジアの(地域によって医療事情が違いますが)大きな病院に運ばれてくる症例は皆重症ですから、重症の人の中で死亡が8例をどう評価するかです。
H7N9以外にも、今のところ動物だけ・・・というインフルエンザがありますが、今後も人間と動物の距離が近くなれば変異しやすいことで知られているインフルエンザですから、人間に感染するかもしれませんね(どういう条件がそろえばなのかは研究者が検討しています)。
ヒトヒト感染すると新型インフル対策室も動くらしいのですが(それでいいのか?)、とりあえず、とりさんのインフルエンザでしょうということなら日本では動物衛生研究所。
4月4日のニュースでは、「ハト」からH7N9みつかりましたよのニュース。
MoA Detects H7N9 Virus in Pigeon Samples
・・・想定の範囲内。
現場の医師の仕事には「報告」があります。4月3日にでたお願い通知 中国における鳥インフルエンザA(H7N9)の患者の発生について (情報提供及び協力依頼) 報告基準をみると、まあ、そんなにないわよね、というレベル。
中国に直行便が飛んでいる地方空港はたくさんありますので、東京や大阪から報告されるというわけでもないでしょう。
渡航歴を問診時に確認しましょう。
国のインフルエンザ対策と専門家のもうひとつの仕事に、ワクチンの開発がありますが、2003年SARS流行時はウイルスをもらえなくてこまった、という話もありました。
いずれにしても、なんにしても情報が迅速にはいるというのはいいですね。
2003年のときの経験から、J−GRIDというプロジェクトが動いており(厚労省ではなく文科省、というところが興味深い)、何かおきたときに慌てて対応するのではなく、最初から重要拠点に日本の研究者を配置して、新興再興感染症のリアルタイムに対応をしようという努力があります。
新興・再興感染症研究ネットワーク推進プログラム
2005 〜2009年度 文部科学省は新興・再興感染症研究拠点形成プログラムが1期。
(1)アジア・アフリカの国々に、日本の大学/研究機関と現地の大学/研究機関が互恵関係のもと共同研究拠点を建設し、両国の研究者が一緒になって日々感染症研究を行う
(2)理化学研究所に設置された感染症研究ネットワーク支援センターが、これらの共同研究拠点を結んで研究ネットワークを作る
日本で海外に関連した感染症研究をしているところはどれくらいあるのかの調査:
大学・研究開発機関等における感染症研究の実態に関する動向調査の概要について(平成23年5月18日 理化学研究所 新興・再興感染症研究ネットワーク推進センター)
上記オフィスは神田にありますが、東京近辺の理化学研究所といえば、和光にありまして、4月20日は一般公開などもありますから、感染症拠点巡り(目黒の寄生虫館とか!)の1つとしておぼえておいていただければと思います。
この日は和光市駅から理研までシャトルバスも出るそうです。
地味ですが、日々の人的関係、信頼関係づくりが大切ですから、こういった事業が仕分けされないよう感染症関係者は関心をもっておくことも重要かも。
いろいろ種類があるインフルエンザですが、予防や対応は通常のインフルエンザと同じです。 以上。
ニュースの流れをおっていくにはProMEDをみたり、専門家が解説をしているCIDRAPの情報をみていくと自分で情報をさがさなくてもフォローできます。
WHOのQ&Aはすでに感染研が日本語で公開しているので、質問対応はまずここを案内するとよさそう。
個人レベルでは流行地に行かないとか以外では特別な対応はないですが、専門家には仕事があります。
社会へのインパクトの大きさを考えます(リスクアセスメント)。市民が混乱をしないように、早めに上記結果をもとに広報を行うこと。
「あわてふためいている様子」
「ずれた対応」
「怖さだけ強調」
すると、不安が増します。
実際のリスクは生じていないのに不安ベースで混乱する人がでると、それはまたそれで感染症対策としてマイナスです。
メディアが五月雨式に個別の情報を流すのは良くないので、ぱきっとかっこいいおじちゃん(おばちゃんでもいいですが、お兄さんでもいいですが)がネイビーブルーのカーテン(赤でもいいですが、いやよくないか)の前に広報担当感としてしゃきっと現れ、我が国にとってのリスク、現在国としている対応、などを語る姿がほしいんですけどね。
専門家インタビューがポツリポツリ流れるのは・・・
ベトナムが中国からの鶏肉輸入を止めた、各国が注意喚起を行った、厚労省は日本の医療機関に中国渡航歴のある重症の呼吸器症状のある人は全例報告しなさいというのがニュースで出ています。
同じタイミングで、高病原性トリインフルエンザのH5N1の報告もありますが、こちらはニュースにさえもうなりません(なぜかしらん)。
ヒトヒト感染もおきていますけどね(ぼそぼそ)。
カンボジアではH5N1で、6歳の男子が入院中。重症。2013年に入って10例目。このうち8例が死亡。
実際には感染者はもっとたくさんいて、カンボジアの(地域によって医療事情が違いますが)大きな病院に運ばれてくる症例は皆重症ですから、重症の人の中で死亡が8例をどう評価するかです。
H7N9以外にも、今のところ動物だけ・・・というインフルエンザがありますが、今後も人間と動物の距離が近くなれば変異しやすいことで知られているインフルエンザですから、人間に感染するかもしれませんね(どういう条件がそろえばなのかは研究者が検討しています)。
ヒトヒト感染すると新型インフル対策室も動くらしいのですが(それでいいのか?)、とりあえず、とりさんのインフルエンザでしょうということなら日本では動物衛生研究所。
4月4日のニュースでは、「ハト」からH7N9みつかりましたよのニュース。
MoA Detects H7N9 Virus in Pigeon Samples
・・・想定の範囲内。
現場の医師の仕事には「報告」があります。4月3日にでたお願い通知 中国における鳥インフルエンザA(H7N9)の患者の発生について (情報提供及び協力依頼) 報告基準をみると、まあ、そんなにないわよね、というレベル。
中国に直行便が飛んでいる地方空港はたくさんありますので、東京や大阪から報告されるというわけでもないでしょう。
渡航歴を問診時に確認しましょう。
国のインフルエンザ対策と専門家のもうひとつの仕事に、ワクチンの開発がありますが、2003年SARS流行時はウイルスをもらえなくてこまった、という話もありました。
いずれにしても、なんにしても情報が迅速にはいるというのはいいですね。
2003年のときの経験から、J−GRIDというプロジェクトが動いており(厚労省ではなく文科省、というところが興味深い)、何かおきたときに慌てて対応するのではなく、最初から重要拠点に日本の研究者を配置して、新興再興感染症のリアルタイムに対応をしようという努力があります。
新興・再興感染症研究ネットワーク推進プログラム
2005 〜2009年度 文部科学省は新興・再興感染症研究拠点形成プログラムが1期。
(1)アジア・アフリカの国々に、日本の大学/研究機関と現地の大学/研究機関が互恵関係のもと共同研究拠点を建設し、両国の研究者が一緒になって日々感染症研究を行う
(2)理化学研究所に設置された感染症研究ネットワーク支援センターが、これらの共同研究拠点を結んで研究ネットワークを作る
日本で海外に関連した感染症研究をしているところはどれくらいあるのかの調査:
大学・研究開発機関等における感染症研究の実態に関する動向調査の概要について(平成23年5月18日 理化学研究所 新興・再興感染症研究ネットワーク推進センター)
上記オフィスは神田にありますが、東京近辺の理化学研究所といえば、和光にありまして、4月20日は一般公開などもありますから、感染症拠点巡り(目黒の寄生虫館とか!)の1つとしておぼえておいていただければと思います。
この日は和光市駅から理研までシャトルバスも出るそうです。
地味ですが、日々の人的関係、信頼関係づくりが大切ですから、こういった事業が仕分けされないよう感染症関係者は関心をもっておくことも重要かも。