午後、知人と会って帰宅。一休みしていると「Help」の叫びMailが都内大学病院から!!
30分後に編集長の体は都内大学病院の一室にありました。
主治医とマンツーマンのつもりで行ったらStaffやResidentら、総勢20名のAudienceでした。
そこでは肺梗塞の治療後の○○歳男性の不明熱が問題となっていました。
主治医はGood jobをしていましたが、やはり発熱が続くとどうしても「苦し紛れ」の抗菌薬なども・・仕方ないね・・。
編集長は家族構成から、先祖の疎開先での仕事内容まで聞いて、この辺りは師匠の喜舎場先生譲りの徹底した病歴聴取。
白血球もCRPも正常から軽度上昇。生化学も著変なし。QF陰性。殆ど非特異的な画像、検査所見が並びます。
血培も5セット陰性。
その後、研修医数名を連れてBedsideへ。
話ながらPoor dentition, Accessory 呼吸筋の動き、眼球のPetchiae、爪のSplinter Hemorrhage、滑車上や耳介前後のリンパ節などを調べます。
結局、いくつかの重要な可能性を指摘する事が出来ましたが、最も診療に役立ったのはPresentationの時点で発見した赤沈:100mm/時でしたな・・。Sapira曰く「赤沈とは間接的なFibrinogenとGlobulinの測定なので簡便なInterleukin1検査である」
今回の収穫
#1:編集長がBedsideが好きである事が、自身で確認された。
#2:研修医達も「青木先生もBedsideに行くんだ・・」と認識を新たにした事。
#3:いくらPresentationが良くても、Bedsideにはやはり新しい発見がある・・という事
#4:血沈はやはり有用という事。
#5:Sapiraは偉いと確認した事。
写真:今回のPresentationを聞きながら作成した編集長のFlow sheet。如何に電子カルテが不便であり、如何にAnalogueなFlow sheetが強力であるか・・。分かる?