1st アナウンス: 平成25年度 FETP 初期研修
感染症の実地疫学の訓練コースは、堺のO157アウトブレイクをきっかけに日本にも誕生しました。 国立感染症研究所に2年間のコースとして開講しています。 そのモデルは米国CDCのEISプログラムです。米国や他の国の養成プログラムの違いは、日本のコースは無給のため2年間本業をはなれて参加できるかどうかの決断に多くの人が迷うということだとおもいます。...
View Article「妊婦は気をつけて」ではダメ(という気づきが大事)
ワクチンの普及のおかげで、ある感染症は問題が見えにくくなりました。 一般の人の意識にあがらないでしょうが、病気を診る医師やコメディカルの経験知も獲得が難しい状況にあります。...
View Article妊婦に発疹!ぎゃあ、風疹?・・・と思ったら○○だった
「中毒疹」という診断名を付けたことがありますか? 調べると、"原因がはっきりしないものや原因がはっきりするまでの一時的な病名として 付けられることが多い"とあります。 んー、なんだろうねえ、(死にそうなほど苦痛ではない、困っているから受診したけど)といっているうちに消えたら、中毒疹だったねえ、、、、もにょもにょ、でしょうか。 それで何も問題がなければよいのですが。...
View Article取材を受けるときの心得
『AERA』の記事のお手伝いをしました。 今週号に掲載されているそうです。 大人のワクチンについての話です。 通常はI先生がいいですよ、Y先生がいいですよ、とテーマにあわせて専門家を紹介し、メディア対応はしないのですが、話題にしてもらいにくいテーマなのと、ブログを起点とした問い合わせだったのでお手伝いをすることにしました。 誠実にお手伝いしたのですが、失敗したことがあります。...
View Article「殺人ダニ」とか「日本パニック」 と その周辺
感染症関連情報で面白い記事がありました。 J-Cast 「殺人ダニ」感染症に日本パニック 実は何百年も昔からあった病気 "「恐怖『殺人ダニ』感染症で4人目の死者」(サンケイスポーツ) 「殺人ダニ国内初確認『SFTSウイルス』死者4人の脅威」(ミヤネ屋) 「殺人ダニ 国内感染拡大」(朝ズバッ!) 「日本で4人目マダニ"感染死"」(news every.)...
View Article自然に感染させた方が良いと誤解している人への説明
水痘やムンプス、B型肝炎ワクチンが任意のままなのに、HPVが定期になるこの春。 病気になれば医療費の窓口支払いの自己負担はなし。しかしワクチンで予防しようとすると高額な自己負担が発生。 そのような中、現場の先生方が、保護者を励まし、子ども達を守るための取り組みをされてきました。 千葉県船橋市で開業されている先生のいのまた...
View Article4類になりました・・・・(ダニ関連続報)
感染症法は、医療関係者だけでなく個人の生活や情報にもかかわってくることが書かれていますので、関心をお持ちの方は一度勉強することをお勧めします。 文章を読んでいくと頭痛がするかもしれませんので、想像しやすい感染症で生活への影響などを考えるとよいかもしれません。...
View Article3/17 関西若手医師フェデレーション主催 ショートプレゼンテーション大会
熱いご案内をいただきました♪ 気持ちが熱い人は皆若手。コメディカルも語り合おう、、な会ですよ(^^)。 いつか参加したいなあ〜(by編集長) ------------------------------------------------ 関西若手医師フェデレーション主催 ショートプレゼンテーション大会(第4回チキチキkan-fed小ネタ集) 日時:2013年3月17日(日) 12時開場...
View Article風疹とSFTS で考える感染症の分母と分子
感染症は個人や社会にとって脅威なので、それを専門的にケアする人たちがいます。 病気になったら病院に行きます。ここには、どんな病気かを考えて必要な検査や治療をしてくれるドクターやスタッフがいます。 その検査や治療をできるように、研究や開発をしている人たちがいます。 それをどこでも使えるように低コストで安定した技術にと努力をしているのはメーカーのみなさんです。...
View Article役得
お馴染み若セミ、2013年度は更に充実した講師陣を迎えて整形、精神、腫瘍、胸部単純写真など・・のカリキュラムも・・ 講師をお願いした方々は、全て研修医達から絶大な希望・人気のあった先生ばかり・・。なのに編集長、必ずしも個人的な面識のある方ばかりではありません。...
View Article転載 MRIC 予防接種制度改革〜残るは政治の領域〜
「予防接種後進国なんですよ」と、書いたり言ったりするときは、その構造や背景を理解しておく必要があります。 そうしないと厚労省批判をして終わってしまうからです。 厚労省は他の省庁と違い、同じ医療者が働いているところであります。 予防接種の重要性を理解していないわけではなく、その人たちだけでは難しい構造について理解し、改善のためのパスを皆で共有しながらとりくんでいく必要があります。...
View Article世界に伝えよう(ウイルスじゃなくて情報を)ProMed掲載:日本の風疹
国立国際医療研究センター 国際感染症センターの氏家先生がProMedに投稿をしてくださったので、各国の公衆衛生部門に最新情報が伝わりました。 RUBELLA - JAPAN: INCREASING INCIDENCE 2013-02-28 14:22:16 世界からボランタリーに情報を集約している媒体です。 Websiteはこちら。 http://www.promedmail.org/...
View Article3/8(金) 免疫不全:薬剤師コンサルテーション力Up講座(サンドデジタルセミナー)と2013の予定
来週3月8日は、今年度最後のサンドデジタルセミナーです。 東北大学の具先生に免疫不全を薬剤師さんに語っていただきます。 先日、東京駅近くで打ち合わせをし、スライドも完成しています。 様々な免疫不全の整理から、薬剤師さんがご専門の薬との関係など、薬剤師コンサルテーションに役立つお話になっています。 難しいことを優しく語るのはたいへんなのですが、そのあたりを編集長と練っておられました。...
View Article当事者の言葉 CRSを予防するために
非医療者の人たちが、ニュースを見ながら不思議に思っています。 「なぜ、風疹でこんなに大きく騒いでいるのか?」と。 「私の周りにはいませんよ」「昔なったけど元気ですよ」「皆なって大きくなるんじゃないですか?」 また「風疹」を読めないとか、「ふうしん」ってかわいい名前だねとか、いろいろいわれたりもします。...
View Article博物館 と お祭り と その周辺
2月28日にある方が、とある博物館にお出かけになった・・・という話が紹介されていました。 以前、当ブログで紹介させていただいた、アムステルダムのSex Museumに関連する話題です。 お好みでない方はスルーしてください。 広くSexual Healthの見聞を広めようではないかという方は先へおすすみください。 記事はこちらです。 A Natural History Of The Penis: A...
View Article編集長の生き甲斐
香川大学>広島・庄原・病診連携勉強会>広島大学>帰宅>鳥取・研修医交流会>大阪高槻の勉強会>大阪市立堺病院>帰宅 という筑波大学徳田教授にドクターストップをかけられた高齢者にしてはToughな講演旅行を終えました。 異常な動悸やめまいに苦しめられつつも、やはり感染症診療の向上に興味を持って下さる、特に若手医師にお会いするのは本当に嬉しい事です。...
View Article麻疹風疹 再び、のリスク
麻疹については、WHOもCDCも日本の国立感染症研究所も、定期的にレポートを出しています。 排除宣言を目指す地域で、接種率を95%に挙げる取り組みがおこなわれています。...
View Article本郷先生の本 ご紹介
「本の紹介を」というご依頼で紹介させていただいています。 ほんのタイトルは「Step Up式 感染症診療のコツ」 http://www.bunkodo.co.jp/book/detail_1109.html 編集は武蔵野赤十字病院感染症科副部長の本郷偉元先生。 パラパラと目次、全体の雰囲気を概観すると、この本自体がまさに「本郷偉元」ということがすぐにわかります。...
View Article風疹対策のコミュニケーション(医療者もがんばろう)
風疹の地域流行をとめるためにできることを関係者がするかどうかで、影響を受ける人の数(発症者、先天性風疹症候群の赤ちゃん)を変えることができます。 また、急増する届け出の対応におわれる、現場を支援することも可能です。 現在の風疹の届け出様式には、今回の流行で重要な情報を得ることが(実は)できません。 たとえば、その人が妊娠可能年齢の女性の場合、「妊娠している」「妊娠なし」なのかどうか。...
View Article