続報 宮崎県の麻疹アウトブレイク
園医や校医をされている方もいらっしゃるとおもいます。 子どもや生徒の予防接種/罹患データと同様に、職員の免疫状態の把握が必要だということは今後よりいっそうの関心をもって取り組まれるのではないかとおもいます。 もちろん「麻疹だけ」では不十分ですが。 9月18日の宮崎県のホームページ掲載 麻しん情報 【予防接種歴】【罹患歴】 1例目 30歳代 なし なし 中学校教諭 2例目 30歳代...
View Articleマラリアを媒介する「あらたな」蚊(ケニア)
虫愛づる系とよばれる方々が感染症ワールドにはいらっしゃいますが、その中でも「なんといっても蚊だよね蚊!」という方にはまだ出会った事がありません。 なるべく調査などには関わりたくないと願っております(虫嫌い)。 代わりに虫の研究を下さる皆様に感謝と尊敬ビームをおくり、新しい知見を紹介させていただきたいと思うのであります。 New malaria-transmitting mosquito...
View ArticleHIV検査 と その周辺(2012年9月)
昨年ちゃんと読んでいませんでしたが・・・ 2011年7月のCLSIのニュース:CLSI Publishes Criteria for Laboratory Testing and Diagnosis of Human Immunodeficiency Virus Infection その前の年の記事。 The Future of HIV Testing(JAIDS Journal of...
View Article10/3 感染症と地球規模の安全保障(新興感染症対策)について学ぶ
IOMは学術的な見地から、医療は公衆衛生に関する提言レポートなどをまとめて公表している機関であります。 ここの専門家による「国境を越えた安全保障としての新興感染症」についてレクチャーがあるそうです。 外部の参加者もOKということです。国際保健や公衆衛生、感染症の施策、危機管理について関心ある方はぜひおでかけください。...
View ArticleWHOがパブコメ募集 global HIV guidelines
WHOの2012年9月20日の記事 Have your say on WHO’s upcoming global HIV guidelines WHOは2013年に発表するガイドラインについて、広くヒアリング中です。 締め切りは10月1日。 サーベイにかかる時間は15分程度。 英語、フランス語、スペイン語、ロシア語対応あり。 こちらから
View Articleインフルエンザ ワクチン と その周辺
朝晩は涼しくなっている東京です。 今年もインフルエンザワクチンを考えるシーズンになりました。 日本のインフルエンザ対策の公的な情報は 厚生労働省のHPの中にあります。...
View Article腹痛 と その周辺
今朝のホットな症例であります。 ご本人の承諾のもと(依頼のもと)記事にする次第であります。 ------------------------------------------------------------- 症例1。都内在住、もうすぐ60歳の男性。仕事はコンサルタント。 急性の腹痛が出現し、家族と共にタクシーでC区の病院ERを受診。 最近ダイエット開始。炭水化物は取らないと誓ったばかり。...
View Article9/29 一般公開 国立感染症研究所
国立感染症研究所(村山ではなくて新宿の方)の公開イベントがあります。 (国民にその内容を知ってもらう機会があるのはいいですね!) 通常は招聘状や用事がなければ中に入れない施設ですので、「一度みておこう」という感染症フリークな方は是非ご参加ください。 お子さん向けのイベントでもありますので、理系っぽいことが好きなお子さんには楽しんでいただけるとおもいます。...
View Article新型コロナウイルス と Hajj
2003年にブレイクしたSARSはコロナウイルスによる感染症でした。 2012年9月23日 WHOのGlobal Alert and Responseの記事 Novel Coronavirus infection in the United Kingdom SARSのブレイク当初は、クラミジア肺炎?新型インフルエンザ?といわれたり、...
View Article「B型肝炎ワクチンの定期接種化等に関する要望」 日本小児科学会
世界初のがん予防ワクチン、HBVワクチンが日本ではネグレクトされているよ・・・という記事は当ブログでもいろいろ記事にしてきましたが。 9月19日に小児科学会から要望書がでました。 (肝臓とか感染症、公衆衛生の専門の人たちはどう考えているのか・・・) 平成24年度の厚生労働科学研究による肝炎関連の研究枠は決して少なくありません。...
View Article髄膜炎アウトブレイク 続報
感染症関係のニュースをみたときに、まず各国のリスクアセスメント担当者が考えるのは、「これは自国に影響をするのか(すぐに、中長期的に)」です。 食べ物や薬剤のコンタミネーションが問題だということになれば、それは自国に輸入・流通しているのか?ということが問題になります。...
View Article写真をとっていただきました
駒込病院から歩いて7-8分、千駄木にスタジオ・ディーバがあります。 女子アナや外国エアラインを受験する人たちの聖地ともいうべきフォトスタジオ。 アエラの記事は面白かったですね。 「若い医師の肖像3枚。テーマは「変態」と「傲慢」と「爽やか」です」 傲慢とさわやかはわかるのですが、なんで、「変態」というテーマが選ばれたのかは不明・・・。...
View Articleヨシロー・ハヤシ がまたヒット
オーストラリアで臨床と研究の日々に明け暮れたイチロー・スズキならぬ、ヨシロー・ハヤシがまたも興味深いPaperを出されました。(現在、On lineでAvailable) 編集長がこの20年、叫び続けてきた日本国内で使用可能な抗菌薬のUnbalanceを英語で表現しPublishして下さったのです。 サマリーの一部: ”the lack of availability of several...
View Article昨年のノーベル医学生理学賞も
2012年のノーベル医学生理学賞を京大の山中先生らが受賞されました(^^)。 昨年も受賞するのでは?という話がありましたが、別の方が受賞されました。 今年度の受賞、ほんとうによかったですね。 詳しい事は理解できていませんが、新薬の試験なども、人間と同じ条件の細胞で行えるようになるかもしれませんね。...
View Articleお弁当 配っちゃだめ、な場合
びっくりするニュースが。 埼玉県で大規模な食中毒。 というか、ニュースで書いてあることしかわからないのですが、 なぜお弁当を配っちゃったんでしょう。このような状況で、配るのはとても危険です。 なぜか。 まず、受け取ったあとに、何時に食べるかわからない。どのように保管されるかもわからない。 先日、IDATENで企画された、浜松医療センターの矢野先生の講演を聴いたひとならわかるとおもいますが、、、...
View ArticleHUSの経験
診療経験ではなく、発症経験です。 ご自分のHUSでの入院体験を漫画に記した方がいます。PDFで公開されています。 「o-157と溶血性尿毒症症候群になって入院したよ♥」 プリン等アウトして医局や休憩室においておくことに。 ・・・この漫画、誰に読ませたいですか? 編集部的には、牛レバは法律でだめだけどー豚は法律じゃないよー的に豚レバーを出しているようなお店の人と、...
View Article仕出し弁当 と 食中毒
原因となる病原菌なども多様。 家庭でつくるお弁当と、大量生産される仕出し弁当では、関わる人の多さ、かける時間、温度管理の難しさ、作ってから食べるまでの時間などがちがいます。 仕出し弁当は、今も昔も食中毒ニュースでとても多い話題であります。 何が原因?は、喫食調査をし、食べた人たちがお弁当の中の何を食べ食べなかったか、で食材をせばめていき、...
View Article第一世代、第二世代、第三世代(でも、プリンシプルは受け継がれ)
神戸大学感染症科、岩田教授の計らいで、沖縄中部の恩師、喜舎場先生と3人で鼎談する機会が与えられました。 1979年当時の沖縄中部の風景。研修医が激しい訓練の中でもOCH魂を培った日々。短い時間ながらも喜舎場御大に触れた研修医はその後、日本で仕事をしても渡米してもOCH魂を失わない教育効果の不思議。...
View Article研究費 と レモネード
米国で、ある女の子が4歳のときに自宅の庭でレモネードを売りはじめました。 お金が欲しかったのです。 そのお金で、小児がんの治療開発のための研究のために寄付をすることが目的でした。 女の子の名前はAlex。自分自身が神経芽腫と闘っていました。 この活動はメディアなどでもとりあげられ、8歳で亡くなるまでに総額70万ドルの研究資金を集めました。 Alex's Lemonade Stand...
View Article健康な皮膚から感染する病気
感染症や公衆衛生を学ぶ学生さんたちに紹介をしたい映像。 原因不明の風土病。 その自然史の解明から、住民参加での根絶運動。 当時の医療や学校をふくめた生活風景も勉強になる映像です。 1976年以後、症例報告はないそうですが、感染症の対策は眼に見える問題がなくなると軽視されるようになるので、このような記録を残すことはとても大切だと思いました。...
View Article