Where Ecology Meets Economy
編集部から編集長に興味深い記事だから・・という事で紹介されてきました。西アフリカで歴史上最大規模の集団発生を起こしているエボラ熱の記事です。 350症例以上が報告され、Case fatality ratioは69%と高い。 問題の株はZaire ebolavirus speciesで一番凶暴なやつ・・。 ところで中央アフリカのコンゴとかに居る筈のZaire ebolavirus...
View Article旅行医学・熱帯病関連のトップ10論文 #2
ICAACOnlineの学び「Top Ten Papers in Travel and Tropical Medicine」「旅行医学・熱帯病関連のトップ10論文」続きます。 #3:旅行前の準備をきちんとしている人々は少ない ・黄熱病、ルーチンワクチンなどやってない人が多い ・虫除け使用も少ない ・瓶詰めの飲用水の使用少ない ・特に5歳以下の子供に対して保護が足りない ・片親の家族に足りない...
View Articleエボラなど出血熱ウイルスと医療者 と その周辺
エボラウイルス疾患の質問が増えてきたので記事を追加。★関連リンクを適宜追加 日本に流行地からの直行便はないですが、人の行き来が活発な昨今、トランジットでとか、西アフリカに企業が進出している中国系の会社の人が近隣アジアの空港で疑い例、、というようなことはありそうなシナリオなので、一般の人には直接のリスクはないですが、感染症や救急関係の医療者は情報においついていたほうがよいのではないかとおもいます。...
View Article心配ごと に関する格言
Worrying is like a rocking chair, it will give you something to do, but it won't get you anywhere. Unknown (心配ごとは揺り椅子のようなもの。何かしているわけだが、どこにも到達できない:編集長意訳)
View ArticleICAACOnlin インフルエンザの院内感染。誰がリスクを持ち、予防するか?
ICAACOnlineの学び、本日からは 「インフルエンザの院内感染。誰がリスクを持ち、どのように予防するか?」 (Nosocomial Influenza: Who is at Risk and How to Prevent It?) 演者は以下の3名の先生。 Anne Iten Hilary Babcock Allison McGeer #1:インフルエンザの院内感染は現実で人々は亡くなる...
View Articleエボラウイルス疾患(EVD)の生存者と支援者 と その周辺
1976年のザイール(現在のコンゴ民主共和国)とスーダンでの流行から、これまでの間に数回アウトブレイクをし、致死率の表記も30-90%とばらつきのあるエボラ出血熱ウイルスですが、今回の全体像はまだわからず、また国や地域・施設による差もありますので、一概には語れませんが、本日の時点での米国資料を見ますと、致死率の表記は55.8%となっています。...
View ArticleICAACOnlineの学び感染管理のベスト論文
ICAACOnlineの学び。 本日から感染管理のベスト論文(The Year in Infection Control ) 講師は以下の先生がた: Andreas Voss Victoria Fraser #1:ESBLが鳥肉内にも・・ ・人間のESBLと鳥肉のESBLが遺伝子的に似ている・・...
View ArticleICAACOnlineの学び感染管理のベスト論文 #2
ICAACOnlineの学び。感染管理のベスト論文(The Year in Infection Control ) 続きます。 #6:MRSAの接触予防策の中止(Passive対Activeスクリーニングの比較) Shenoy ES et al. CID 2013;57:176- ・Activeスクリーニングは培養やPCRを活用 #7:予防出来る筈の院内感染症には支払わない・・ ・Centers...
View Article2014年度第2回、第3回EBICセミナーin Kobe
◆2014年度第2回、第3回EBICセミナーin Kobe 日 時: 2014年9月6日(土)10:00〜13:00/14:00〜17:00 場 所: 神戸大学医学部附属病院 シスメックスホール テーマ: 抗菌薬感受性検査結果の臨床的な読み方を基礎からじっくり学ぼう (第2回)−グラム陽性球菌(MRSA, VRE, PRSPなど)を中心に− (第3回)−グラム陰性桿菌(ESBL, MDRP,...
View Article本日です 薬剤師に役立つ画像診断
薬剤師のためのベッドサイドティーチング2014 第2回は「薬剤師に役立つ画像診断」と題しました。 日時: 8月6日(水) 19:00〜 場所: 最寄りのPfizer事業所OROffice 講師は 杏林大学呼吸器内科 講師 皿谷 健先生
View Article今回のエボラ情報の中で一番疑問だった症例
いろいろな質問を受ける昨今ですが。 細かいことは解明されてないながらも、 コウモリが媒介してそうで、ブッシュミート捕獲を生業としてる人、葬儀で遺体に触ることでのリスクが一般市民の感染リスクであること。 (日本や先進国では広がらないよね、はここから理解されます) 流行地では手を洗うために組んでいた水瓶にコウモリのオシッコが… という環境だったりします。...
View Article変えることができると、信じる側にたつこと
慈善団体サマタリアンズパースの米国から派遣された医師と看護師がエボラウイルスに感染して、未承認治療薬投与が行われています。 対応をしているのはエモリー大学の診療チームです。 その後体調が改善という(開発会社の株価が大きく動くような)ニュースもありますが、専門からのコメントは、薬による効果か自然な回復か明確ではないとしています。...
View ArticleICAACOnlineの学び 生殖器・泌尿器領域感染症のアップデート
ICAACOnlineの学び、本日は「生殖器・泌尿器領域感染症のアップデート・Update in Genitourinary Infections」です。 講師の先生がたは以下のお二人。 Derrick Fouts Tommaso Cai #:公衆衛生的な問題: ・10億ドル以上の経費 ・耐性菌の増加 ・院内感染症で最多感染症 ・カテーテル関連が多い #:無症候性細菌尿Asymptomatic...
View ArticleICAACOnlineの学び 生殖器・泌尿器領域感染症のアップデート #2
ICAACOnlineの学び、本日も「生殖器・泌尿器領域感染症のアップデート・Update in Genitourinary Infections」です。 講師の先生はNew ZealandのDeborah Williamson先生 #:Prostataitisの分類 ・急性細菌性、慢性細菌性の前立腺炎 ・慢性前立腺炎・Chronic pelvic pain syndrome(要は感染症か?)...
View Articleエボラウイルスとメディアと商売 と その周辺
土曜日になりました。 エボラ関連では日本のメディアの関心も高まってきて問い合わせの増加とともに、(エイズや新型インフルの時に経験したような)あやしい言動も見聞きするようになりました。 メディアの人がまだよく理解されていないこと、誤解していること、注意が必要なことを踏まえてもうひとつ記事を追加しようとおもいました。 今回の件をまずざっとおさらいしますと・・・・...
View Article感染症責任者とカミングアウト と その周辺
一般市民や地域には直接リスクが発生したり広がらないエボラウイルスですが、医療関係者はこの特定のウイルスにかぎらず、今後の未知の病原体含め、感染症への「備え」をすることになっています。 最適化が理想ですが(非専門家にはときに不十分に見え)、リスクは小さくても関係者が納得しないとか家族の不安が残るとか科学的な正しさ以上の対応をリーダーがひきうけなくてはいけないこともあります。...
View Article空飛ぶ検体 と 飛べなくなった人たち
国連のひとつの機関であるWHO。ここが6日7日に開いたIHRの会議で、今回の西アフリカ3カ国でのエボラウイルス流行はPHEICかどうかが検討され、その宣言が行われました。 すでに他の国際機関が流行国への緊急支援を発表済みだったので、"WHO遅いんだよ"的空気がありましたが。 いろいろな制限につながることもあるの慎重に行われるものだと理解しています。...
View Article【募集情報】血液内科 レジデント、フェロー(国立国際医療研究センター)
国立国際医療研究センターの萩原先生から情報をいただきました。 関心をお持ちの方は下記までお問い合わせください。 感染症部門にも大曲先生はじめ指導医が複数いて広く学べる医療機関です。 ////////ご案内///////// <国立国際医療研究センター血液内科レジデント、フェロー募集> 血液内科医が不足しています!...
View ArticleDon’t mention the ‘E-word’
海外から帰国した患者さんが体調不良、、はよくあるケースです。 現在はニュースの影響などで、臨時に皆のエボラ関心が高まっている→アフリカときいたらドキドキするひともいたりまします。 平時のオペレーションが整ってれば、それを皆で確認すればよいのですが、いつかやろうとおもっていて今日になってしまったところでは、この確認ができるまでちょっと忙しいかもしれませんね。...
View ArticleICAACOnlineの学び ID Quiz
本日はICAACOnlineのメインイベントである症例当てっこです。 参加者は Nigel Curtis Sharon Lewin Ethan Rubinstein Michael Green George Varghese Vance Fowler Carol Baker Stephan Harbarth Patricia Munoz 問題#1: 1)この写真は何ですか? インド帰りの学生...
View Article