中国の西アフリカ支援
中国はエボラ流行対策で支援を求めている西アフリカの3カ国に専門家チームを派遣。これは国際的な公衆衛生の危機への初の支援とのことです。 昨日、日曜日の午後に飛行機は出発しており、各国に派遣されたチームは「一人のepidemiologist、二人の院内感染対策の専門家」で構成され、必要な物品も持参。各国政府に支援を行う予定。 8月10日 21時代のニュースでした Chinese Ebola...
View Article薬剤師のためのBST 2014 「薬剤師に役立つ画像診断」Q&A
薬剤師のためのベッドサイドティーチング2014 第2回「薬剤師に役立つ画像診断」 杏林大学呼吸器内科 皿谷健先生からご回答を頂きました。 以下、ご覧下さい。 ちなみにタイトル写真は皿谷先生が身体所見の講義をしているところ。 /////////////////////////////////////////////////// Q1. CT...
View Article感染対策の障害(正しいとわかっていてもやれない)
質問で一番多いのは、なぜ流行がとまらないでしょうかね? です。 まだ、全体像はわかりませんが、現場の調査などからわかっていることや、今できることについては、8月11日のWHO発表資料が細かく書いてますので、 メディアの方にはこれをまず読んでいただくのがいいと思います。 現地の情報を集約可能な機関からの情報です。 Barriers to rapid containment of the Ebola...
View Article認められたもの、認められなさそうなもの
米国FDAがOrbactiv 。 を認可。 5月のdalbavancin (Dalvance, Durata Therapeutics) 6月のtedizolid (Sivextro, Cubist Pharmaceuticals) に続く今年3剤目の新しい薬。 日本でインフルエンザの治療に使われているラニナビル(イナビル)は、海外では別の評価に。...
View ArticleICAACOnlineの学び ID Quiz #2
ICAACOnlineの学び ID 続きます。 問題#4:Culture Negative IEです。 1)この写真の微生物は? >>Coxiella burnetii (Q fever) 2)最近、Outbreakのあった国は? >>オランダ 3)Doxycyclineに併用する薬剤は? >>Hydroxychroloquine、Ciprofloxacin、Rifampin...
View Articleアウトブレイク地に出かける準備
退避する人もいれば出かける人もいます。しかも最前線の現場に向けて。 ECDCのEPIETはプログラム修了生、現在のフェローと指導者が現地入りしており、米国EISプログラムからも派遣が行われています。 日本にも国立感染症研究所にepidemiologistを育てるFETP-Jもあります。 西アフリカのエボラ流行地に派遣される時持参するグッズが紹介されていました。 8月12日 TIME What...
View Articleぼちぼちと、できること と その周辺
どんな情報を見ればいいですか?という質問も来ています。 日本語では厚生労働省にできたエボラ特設ページ、感染研、外務省の安全ページだと思います。 日々みていて思うのは、「!」マークをよく使う記事やtweetはなんだかな…です。いや、ただの印象ですが。...
View ArticleICAACOnlineの学び ID Quiz #3
ICAACOnlineの学び ID Quiz 続きます。 問題#7:44歳カリブ海出身 ホジキン病 腹痛 1)この写真の微生物名は? >>Strongyloides 2)合併する疾患は >>HTLV1 問題#8:頭痛の女性でDM CTは 1)穿刺したらキャラメルの匂いがした。微生物の名前は? >>Strep. milleri/S.anginosus 2)この微生物の仲間の名前は?...
View ArticleICAACOnlineの学び ID Quiz #4
ICAACOnlineの学び ID Quiz #4 続きます。 今回はNobel prizeを受賞した日本人、田中耕一先生の話題です。 #:MALDI-TOFについて 1)微生物同定を飛躍的に進歩させた、この絵で示されるシステムの名前は? >>MALDI-TOF 2)MALDI-TOFは何の略か? >>Matrix Assisted Laser Desorption/Ionization Time...
View Article地道な感染予防、の具体的な説明と根拠
「このエボラのアウトブレイクは終わるんでしょうか・・・・」と心配顔での質問があります。 終わります(根拠はこれまでのウイルスの流行パターンと封じ込め策が有効であったことから・・・) 終わりますが、問題は、ウイルスを持っているコウモリをはじめとする動物とヒトが接触するポイントがおおもとの感染源であるかぎり、またどこかで流行が起こるのも確実です。...
View Article本日の格言 マリリン・ボス・サバント
Being defeated is often a temporary condition. Giving up is what makes it permanent. Marilyn vos Savant ( 「してやられる」のは一過性のこと。でも「あきらめたら」永久になってしまう。・・編集長意訳) 以下、Wikipediaより: マリリン・ボス・サバント(Marilyn vos...
View ArticleICAACOnlineの学び ID Quiz #5
ICAACOnlineの学び ID Quiz #5 続きます。 #:黄熱病 ・2012年、Sudanで働くAid workerが調子を崩しました。 ・発熱、筋肉痛、悪心・嘔吐。 ・一度、改善して再度、悪化して悪心・嘔吐、高熱です。除脈、黄疸も・・。 ・臨床的には肝炎です。原因は?ヒントは以下の写真 1)病名は 黄熱病>肝炎 2)この写真の変化の名前は ・Councilman body...
View Article若セミ ER診療のパールズ 寺沢先生 8月22日(金)
もう何も申し上げる必要はありません。 例年どおり、寺沢秀一先生のお話に酔って下さい。 2014年8月22日(金) 19:30~21:00 ライブ配信です。 ちなみに下の写真、2枚の間には30年以上のIntervalがあります。
View ArticleICAACOnlineの学び ID Quiz #6
ICAACOnlineの学び ID Quiz #6 続きます。 #:RAの患者が生物製剤使用中にこの写真 1)菌の名前は? >>Salmonella sp. 2)50歳以上でSalmonella菌血症で血管内感染症を起こすリスクは? >>10-25% 3)RAに対して生物製剤を使用中の患者に多くみられる細胞内寄生の微生物名は? Listeria、Legionella...
View Article2次的3次的におきている問題
“No Caesarean sections, no pediatric care, no vaccination strategies. All these things are affected because hospitals are closed in these countries.”...
View Article回復、退院 と その周辺
毎年、インフルエンザのハイシーズンがあります。 その前の時点で、自分や家族がインフルエンザをきっかけに死ぬかもしれない、という想像をしている人はいなんじゃないかと思います。 一定の数亡くなってはいますが。 自分は数日寝て回復する側だと考えているでしょう。 高リスクの因子はわかっていますがらどの人(個体)に激しい症状がでるのかはわかりません。...
View Article抗原虫薬から抗ウイルス薬へ・・
感染症治療薬とは面白いものです。 Metronidazoleは抗原虫薬でしたが、嫌気性菌にも効きます。 Trim/Sulfa(バクタ)は黄色ブドウ球菌やグラム陰性桿菌の薬とともに、真菌のPneumocystisに効きます。 Clindamycinは嫌気性菌の薬ですが、マラリア原虫にも活性がある。 Rifampicinは結核の薬のようだが、大きなウイルスや真菌にも効きます。...
View Article満員御礼! 2014年度第2回、第3回EBICセミナーin Kobe
◆2014年度第2回、第3回EBICセミナーin Kobe: 満員御礼となりました! 日 時: 2014年9月6日(土)10:00〜13:00/14:00〜17:00 場 所: 神戸大学医学部附属病院 シスメックスホール テーマ: 抗菌薬感受性検査結果の臨床的な読み方を基礎からじっくり学ぼう (第2回)−グラム陽性球菌(MRSA, VRE, PRSPなど)を中心に−...
View Article毎日が新しい始まり
Every day is a new beginning. Treat it that way. Stay away from what might have been, and look at what can be. Marsha Petrie Sue...
View Article感染症の対策やルールを決めている場所と人
国家試験のときに分類や病名を暗記した後はあまり勉強する機会のない感染症の仕組み。 臨床感染症については学びの場も増え、日本語で読める本も増えましたが、そもそも国や地域でどうやって予防や対策をとっていくのかということをじっくり学ぶ機会はありません。 このため、時事的な問題などから研修医や学生、多職種と勉強したり、そこから大元の資料にあたるようにするのがスムーズな勉強法のように思います。...
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