CRP 133 の 妊婦(フランス)
報告タイトルをみるとわかってしまうので一番最後にリンク先。 フランス初の症例とのことです。 20代の妊婦さん。 妊婦や子どもの相談は感染症医だけでは対応が難しいことが多いので、別の領域の専門家ともすぐ相談。 相談できる知り合いやルートをもっておくことが大切。 "A primigravida woman in her mid-20s presented at 26 weeks of...
View Article日経メディカルオンラインで連載をはじめました(ピットフォール関係)
またまたトレッドミルやったりホルターやったりひきこもりがちな編集長でありますが、地道な次世代サポートをつづけております。 これはそのひとつ。荒野にむかってため息ついた喜舎場先生、釜で草刈りをはじめて道らしきものをとりあえずつくった編集長。 このあと、皆が使いやすい道にしてくださっている皆様が横につながるフェーズです。 各地によい感染症診療を広げて下さることを願ってはじめた企画です。...
View ArticleNew Aminoglycoside Plazomicin
ICAACの学び、続きます。 マクロライド、セファロスポリン、などに続いて苦手な、しかし大事な新しい抗菌薬シリーズ アミノグリコシド一般 ・効く:MSSA、Pseudomonas/Acinetobacterの一部 ・駄目:Streptococcus・・これ知られてない。心内膜炎などにAssistant的だったから・・ ・TOB:Good vs Pseudomonas...
View Article動画で風疹の予防啓発(お金はなくともアイデアと体力で勝負)
風疹?ふーん。なにそれ。よくわかんない。というリアクションは、一般の人だけでなく医療関係者の間でもあります。 感受性者の多い東京では、有効とされる対策を専門家や行政/国がとるのがおくれるなかで、男性を中心にどんどんひろがりました。 そして分母が増えれば一定数でるであろう重症者も報告されるようになりました。 2月にその経験をした医師達がいます。 風疹髄膜脳炎を発症した成人男性の1例 (IASR...
View Articleダリワル先生のカンファより (通訳は見た・・)
ダリワル先生はティアニ先生の一番弟子です。 通訳していて感じるのは、二人の年齢差を感じさせない、良き総合診療の伝統です。 ちなみに年齢差は、ティアニ先生が内科のChief residentだった時に、ダリワル先生は生まれました。 編集長はダリワル先生より20年年上。ティアニ先生は編集長よりも11年年上。日野原重明先生はもう少し上・・。 #1:思考経路の共有を大事にする事。...
View Articleダリワル先生のカンファより (通訳は見た・・)その2
圧倒的なのはLTと同様に、注目すべきものに光速で近づき、どうでも良い情報からは光速で離れる臨床的眼力です。 大事か、大事でないか不明な時には、綺麗にたたんでホワイトボードの隅に置いておきます。 しかも、内緒でこっそりと置くのではなくて、「扱いかたが不明なので、暫くここに置いておきます」といって置くのです。 結局、隅に置かれたものが最終診断と関係ないRed...
View Article6/30 関西若手フェデレーション 第11回ケースカンファレンス
昨年まで市立堺病院で活躍をされ、現在は瀬戸内徳洲会病院の朴澤憲和先生から情報をいただきました。 大変活気のある交流の場です。 関西の学生や研修医の皆さん。ぜひチャンスがあったらご参加ください(^^) ------------------------------------------- 関西若手医師フェデレーション 第11回ケースカンファレンス 【日時】...
View Article【満員御礼】6/29多摩感染症セミナー【受付中】抗菌薬感受性セミナー 6/22 EBIC
武蔵境でやる杏林/ファイザーのセミナーの方は満席となりました。 お知らせしておきます。 ---------------------------------------- 感受性セミナーはEBICセミナーでもやっています。東京、名古屋などで聞く機会があります。 多摩感染症セミナーのほうは杏林大学呼吸器内科がファイザーと共催で、参加無料となっています。 有料のほうは資料配布があります。...
View Article「助産雑誌」予防接種特集(2回目)
『助産雑誌』の2013年6月の特集号が予防接種です。 2011年の特集は、長い助産師向けの雑誌の歴史の中で初だったそうです。 昨年は日本助産師会が予防接種のセミナーをしていましたが、今年はない?のでしょうか。あるいはすでに都道府県レベルに教育プログラムが普及しているのかもしれませんね。だとしたら素早い動き。 こちらは院内学習会等で使える資料。 VPDの会が保健師/助産師/看護師向けの冊子を作成...
View Article「イギリスに行き、帰りに上海に寄りました」
とある診察室。 今日はどうされましたか? 「熱が38度あってかぜっぽいです。海外からもどったばかりなので、保健所に聞いたらこちを受診しなさいといわれました」 お年と職業は?今回は海外はどちらに行かれたんで 「27歳、外資系サラリーマンです。出張でまず本社のあるロンドンに行き、そのあと上海でアジア地域の会議に出てもどってきました。...
View Article同じ事が東京で起きたら・・ボストンの不幸中の幸い
NEJMの最新号からのコメント。「ボストンの不幸中の幸い」 •爆発が起きた時に、既に多数の救急隊員や警備員・警察官がマラソンの為に待機していた。 •マラソンの日≒マサチューセッツ州の休日だった。このため病院が混雑してなかった。 •爆発が午後3時という病院の勤務交代の直前の時間に起こったので帰るチームとこれから働くチームの両者が病院に居た。 •...
View Article地元の感染症対策をご存じ?(兵庫県から学んでみる)
世の中の人や、メディアは、もしかしたら「医療機関には必ず感染症診療や感染管理に詳しい人がいるはずだ」と思っているかもしれません。 が、実際には違います。 組織上の最高責任者は院長など管理部門ですが、日々の実践をしているのは感染管理チーム(ICT)、そこでのリーダーは医師(ICD)、実務のリーダーは看護師(ICN)というところが多いのではないでしょうか。...
View Article三大横綱GNR used to be・・・ Polymyxinについて
Major Killer 三大横綱 used to be・・・ E.coli, Klebsiella, Pseudomonas aerginosa といった陣容でしたが、最近の臨床現場、とくにHospitalist、Intensivistの中では恐らく・・ P.aerginosaは残りますが、Acinetobacter...
View Articleアリストテレスもいってます。
ゴールデンウィークで色々と思いを巡らしている若手諸君に伝えたい事。 編集長が20年間、若手医師、とくに臨床留学を志す若手医師に伝えてきた事。それは・・ 人生の苦労の80%は、まだ起きてない将来に対する不安・心配である。 という事です。 本当に人間は心配するのが好きなんだな・・ アリストテレスもいってます。 Fear is pain arising from the anticipation of...
View Article埼玉、大阪、兵庫、愛知の風疹:ワクチン補助の動き(のなさ)
4月26日にこのようなTweetをみかけました。 T Ume @niceume Goal of the rubella vaccination is to prevent the consequences of infection during pregnancy. This idea is not fully understood in Japan....
View Articleこどものサッカー からの脱却(インフル、風疹、出血熱)
インフルエンザH7N9については、感染研の鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスによる感染事例に関するリスクアセスメントと対応(5月2日)が新しくなっていました。 GW中にご関係のみなさまありがとうございます。 日本語の情報はありがたいですね。 英語もみわたします。でも、globalなところで考えると、(今回は特にですが)中国語情報もみておきたい。...
View Articleコクシジオイデス症のアウトブレイク
「コクシジオイデス症 Coccidioidomycosis」は「valley fever」ともよばれます。 日本では4類の全数報告で、診断をしたら保健所に届け出をする必要があります。 米国のArizona, California, Nevada, New Mexico, Utah などの流行地への渡航歴がある患者で診断されています。 Increase in Reported...
View Article妊娠とHIV感染症
Antiretroviral treatmentに関するUpdateのSessionからです。 新しいGuidelineの変更点など・・SourceはIAS-USAのJAMAのやつ 2012;308:(4)387-とDHHS http://aidsinfo.nih.gov Interactive形式で進行役は Ann C Collier先生 (なかなかSevereな司会・・)...
View Article助成だけじゃたりない(風疹の流行を止めよう)
連休中に流行地の人が各地にでかけ、また流行地に各地のひとがやってきてウイルスが拡散したと考えられます。 このため、これまで成人の風疹を診たことが無い各地の医療者が、待合室での感染予防、診断、当事者と職場や家族へのアドバイスなどに関わるようになります。...
View Articleactionにつなげるヘルスコミュニケーション、情報戦略
ヘルスプロモーションについて学びたいなとおもったときに、どんぴしゃりの講義や本に出会うことはなかなか難しい話でして、その目的が自分のコミュニケーションスキルの改善なのか、特定のあやしげな薬を販売してもうけたいのか、それを依頼されちゃった代理店の立場なのか、真っ当な方法で医療費を下げたい!という熱いミッションがあるからなのかにもよります。...
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