ICAACの学び、続きます。
マクロライド、セファロスポリン、などに続いて苦手な、しかし大事な新しい抗菌薬シリーズ
アミノグリコシド一般
・効く:MSSA、Pseudomonas/Acinetobacterの一部
・駄目:Streptococcus・・これ知られてない。心内膜炎などにAssistant的だったから・・
・TOB:Good vs Pseudomonas <<編集長はあまり重要視しません。GM≒TOBです。
毒性
・通常、長期間使用(例:10日以上)で出やすい
・腎毒性は時に可逆的、耳毒性は不可逆的
・特に基礎疾患に腎障害あるとでやすい
(スミマセン、この辺り初学者向けで・・)
耐性:
①ChromosomalMutation of ribosome 16s
②RNAのMethylationの問題
③Permeability、Effuluxポンプ、
④不活化酵素:これはプラスミド中にあり他の耐性メカニズムも運ぶ
(写真:昨日のダリワル先生のカンファ。編集長は通訳。質問者は駒込病院からのVisitor,Dr.F)
Plazomicin:
・併用療法: PIPC/TAZ+Pazomicin
・・Pseudomonas, Acinetobacter, KPC , FQ resistant の腸内細菌に良いかも
・pK:一日一回で良い。腎毒性は低下のようす
・スペクトラム
・・抗MRSA活性、抗ESBL産生株活性
・・AMK, GMより遙かに効果ある
・・一部のメタロにも効果ある
リポゾーマルアミノグリコシド ?
・Lipid compoundと付けるとMRSAや緑膿菌に対するMICが下がり、更に毒性も下がる?