日本の参考になるナイジェリアとセネガル、テキサスの経験
月曜日の夜に、出先でたまたまつけていた民放がエボラやデングを含めた感染症の話題でした。 参考 情報が間違っていたり、音声や画面のつくりが、「ほらほら〜こわいでしょ〜」というありがちな内容、かつコメンテーターもトホホでしたが、そうしたメディアの課題も見えてよかったですね。 下取材をあまりしてないのと、なぜこの人…を並べたための課題。...
View Article岡山から乗ったタクシー
今日と明日は、弘前大学時代の仲良しだった先生のおまねきで川崎医大です。 4日が福山、6日が呉。 岡山で新幹線をおり、そこでタクシーに乗ったそうです。 その後、SMSでrapidreportがはじまりました… 「岡山なう。タクシーで川崎医大へ移動中。運転手さん、耳が遠くて会話が成り立たない」 えー、どの程度で? 「青木:川崎医大まで何分? 運転手:はい、正面が市役所」 「どうすれば?」...
View Articleどの時点でうたがうか?検査ができるのか?
テキサスで診断された米国初のエボラを症例は、日本の関係者にアラームとなりました (え?なってない?) どうせ東京や大阪で出るんだろ? とか、国立国際とかが診るんでしょ?と思っていた方は、約10日前後で発症という潜伏期間(最長21日とのことで)の間にどの地域でも診る機会があるかもね?!と考える機会になりますし、...
View Article川崎医学第300回 講演
昨日は弘前時代の同級生&旧友の荻野教授の招聘で川崎医大に伺いました。 第300回になる川崎医学の記念すべき講演。タイトルはもちろん「感染症診療の原則」でした。 素晴らしいシアターような会場 およそ90分強の講演をしました。 (タイトル写真は講演後に編集長と歓談した学生達、そして荻野教授と)
View ArticleCDCの奮闘 の一例
輸入症例のエボラウイルス感染患者の情報が公開されたのは30日で、すぐにCDCが公開チャットを計画、2日におこなわれました。そして、もうそれがまとめて公開されてます。 前回、マイクベル先生にお会いした時に、CDCがインフォグラフィックやコミュニケーションの強化について話していたことがジワジワきます。...
View Articleさすが荻野救急部 グラム染色はばっちり
先日の講演に先立ち、荻野教授に彼の救急室やICUを見学させて頂きました。 勿論、1次から3次まで引き受けるのですから巨大なHardがあるのは当然・・ しかし、感動させられたのは、やはりERにあるグラム染色セットでした。 使いこまれた感じ。しかし周辺が散らかっていない・・良くメンテナンスされたグラム染色セット。 染色液は空っぽではないし、かつ満タンではない。=最近使ってない・・などではない。...
View Article11/8(土) HIV関連の勉強会〜学会報告に向かない症例の検討〜
あと10名ほど枠があるそうです。 関心ある方はぜひ。 /////////////////////////////////////////////// 第3回AIDS/HIV Green Onion(AGO) 〜学会報告に向かない症例の検討〜 日時: 2014年11月8日(土) 15:00 〜 18:30 会場: 千代田放送会館 〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町1−1...
View Articleスペインでのエボラウイルスの院内感染事例の影響
エボラウイルスの対策支援をしている医療者の感染ニュースが続いています。全部が公開されているわけではありませんが、特に先進国からの支援→本国や第三国へのmedical evacuationは記事になっています。 そのような中、遠い話であったエボラが身近に感じられるニュースが2つありました。 1つはテキサスへの輸入症例です。 ロイター「エボラ患者はなぜ見逃されたか」...
View Article呉 ああ無情
編集長は倉敷>福山と鬼のように長い(4−5時間)の症例検討を終えて呉に到達したのが一昨日の日曜。 少し休め・・とばかりベッドにいると呉共催病院研修部長から電話が・・ 「月曜は台風で講演が予定どおり可能か不明。故に日曜に症例検討しよう・・」というお誘い。 編集長は、その熱意に恐れをなして「了解」といって仕舞いました。 開始は時間は午後・・ それから延々と2時間半・・しかも症例は一筋縄ではいかない・・...
View Article印象の深いY先生
今回の呉訪問で楽しみにしていたのが先日Dr.Gでご一緒したY先生との再会でした。 残念ながら最初の深夜の症例検討会は夏休み中との事で参加されませんでしたが、翌日の講演、質疑応答の時間には参加して下さいました。...
View Article福山 無情・・(笑)
川崎医科大学で1時間半の講演、翌日も3時から8時までの症例検討+質疑応答を終えて移動した先は岡山県との県境に近い、広島の福山でした。 (それは呉の前・・) そこで待ち構えていたのは音羽記念病院で訓練を受けた太田先生がた若鷲たち・・難問を浴びせ掛けてきます。 更に、難問症例検討の前には病棟で質疑応答の時間・・ なかなか気が抜けません。幸い懇親会では質問攻めは少なめでしたが・・...
View ArticleどこまでEVDの治療は可能か。スペインのナースはなぜ感染したのか。
医療機関が標準的な感染対策をしていればひろがらないはずのエボラウイルスに、看護スタッフが感染したことは大きなニュースになっています。 マドリッドでは、看護師をはじめ医療関係者が、その詳細をあきらかにするようにデモを行いました。 サニタリーテクニシャンという業務のこのナースが部屋に入ったのは2回。1回目はオムツ交換。2回目は死亡後の身の回りの片付け。PPEを着用していたとのことです。...
View Article米国で救命できなかった症例、日本で救命できた場合
8月に米国にmedical evacuationとなった医師と看護師は、出発前にZmappを投与していました。 その後、Zmapp何例かに投与され、そしてZmappが入手できなくなった今、ケースによってはマネジメントはたいへん厳しいものになりそうです。 アフリカでは、40歳以上と以下で救命率が異なることが示されています(若い方が有利)。...
View Articleフィラデルフィア 1日め
フィラデルフィアのIDweekはCHOPからはじまりました。 ご高名なPaul Offit先生の予防接種教育センターを訪問したところ、つい先日会ったばかりの齋藤昭彦先生のグループにばったり会いました。 世界は狭い。 新潟大学チームはパレコウイルスについてポスター発表されるそうです。
View Article10/26(日)山口大学「Specialistに学ぶ 救急 & 感染症 勉強会」
縁のあった土地や人たちを大切にしつづける、ということは人生で大きな意味を持ちます。 人生の半ばから後半にかけては特に。 ご多忙の中、山口に総合診療的な学びの機会を増やそうとがんばっている忽那先生とその仲間の先生たちを応援します。 企画は学生さんがしています。山口大の皆さん ファイト!(^^)/ ドクターGで有名な山中先生、ACCのエース塚田先生のお話を聞けます。お見逃しなく。...
View Article成人の筋痛症、新生児の無呼吸等の原因ウイルス
(ルー青木こと、編集長が「ぱれこういるす」という発音がおかしい・・・とぶつぶついっていますが) 日本ではパレコウイルスとよばれています。 まくだーなど がマクドナルドだったり、はすぺとう、がホスピタルだからいいじゃないですが。ぼそぼそ。 ID weekに齋藤先生の講座の先生が発表に来られたので話題にしてみたいとおもいます。...
View Article各国のエボラ対策支援:お金は集まったけれど
10月9日のWall Street Journalでキューバから派遣された医師について紹介されていました。 Cuban Doctors at the Forefront of Ebola Battle in Africa 小さな国からこれだけたくさんの医師が、、、はオドロキでありますが。 支援する各国とも、アフリカとの関係は個別のものであり、お互いの国はかつてあまりなかよくなかったりもしますが。...
View Articleフィラデルフィアごはん
ID weekおわりました。 疲れました。 何せ61歳です。 美味しいものが唯一の救い。 これぞアメリカ!なバーガーをランチにいただきました。 こんなの食べてたら、日本でそのつつましさにびっくりしちゃいますね… 中まで火を通すのに時間がかかる厚さです。 61歳なので静かに食します…。 こんな感じで…。 …失礼しました。 もう少し軽い日のご飯はこちらです。...
View Article第6回 水・Na代謝異常と輸液の考え方若手医師セミナー 2014.10.17.
第6回 水・Na代謝異常と輸液の考え方若手医師セミナー 2014 演者:大船中央病院 副院長 須藤博先生 開催日時:2014年10月17日(金)19:30より 初期研修は輸液、特に水とNaの関係が分からなければ始まりません。 スタートに須藤先生よりも良いTeacherはいません。 ふるってご参加下さい。 (タイトル写真は、その次の酸塩基平衡の広告です)
View ArticleDon"t Blame Us, Stop Ebolla
テキサスの死亡例から感染した看護師の事例をめぐってCDCはプロトコール見直しをはじめ、各地で研修会なども企画されています。 今日明日の時間帯でジョンズホプキンス大学、CDCがそれぞれネットセミナーを予定しています。 そもそも医療者は全員PPEを使いこなせているか?という医療者以外からの問いに、もちろんとはいえないのが現状です。 米国では看護師の団体の調査で、...
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