産婦人科領域のコンタミリスク と その周辺
診療や症例コンサルだけでなく、「感染管理」を担当されている方もいらっしゃると思います。 現在、200床以上の規模の病院には感染管理認定看護師も配置されるようになっており(派遣養成や認定者のスカウト等)、職員の手洗い指導などの教育だけでなく、血流感染や術後感染のサーベイ、アウトブレイク予防などに取り組んでいます。...
View Article12/21(金) 第10回 広島感染症教育セミナー
青木編集長、2月に広島にでかけます。15日(庄原)と16日(広島大学)。 今月は青木編集長と一緒にサンドのデジタルセミナー「薬剤師のための感染症コンサルテーション力Up講座」を担当していただいている、東京女子医大の相野田先生のお話を広大できくことができます。 教育センスのある、お話の面白い先生です♪(もっと面白いのはそのあとの宴会でのリアルなお話です。ぼそぼそ)...
View Articleスティーブ・ジョブスとビル・ゲイツとどちらが
Preexposure prophylaxis reduced HIV-1 spread in serodiscordant heterosexual couples というお題でNEJMにHIV感染症の予防投与がserodiscordant heterosexual couples(やさしい言葉で表現すれば、どちらか一方だけばHIV陽性というカップル)で有効という報告です。 詳細はPMID:...
View Articleスポーツでの感染 と その周辺
ワクチンに関して今一番多いクレームは、医療者によっていうことが違う、です。 1980年代やら1990年代の情報と2012年の情報は大きく異なっていますので、卒業後に生涯教育単位認定のお勉強会などに参加してなければ医師も知らないかもしれませんし、学校でほとんど習っていないナースなどは、自分の子どもの予防接種の記憶だけで答えてしまうような人も残念ながらいます。...
View Article[最終アナウンス] 1/19(土) 宮野セミナー (広域抗菌薬についてお話します)
年末が近づいてきました。 来年の手帳買いました。 楽しい話題はあまりないのですが、勉強会のスケジュールはどんどんうまっていきます(^^;)。 青木編集長、1月に神戸に遠征します。その翌週は名古屋。 下記のセミナーはまだ多少受付は可能とのことです。 毎回違うテーマ、違う講師が感染管理についてお話をしているそうですが、今回の3名の話をきいておきたいな〜という方はお早めにお申し込みください。...
View Articlecranberriesと尿路感染症 Non antibiotic treatment
この話題、大昔から出ては消えて・・・ 今年もICAACのOral presentationにありました。発表者はSuzanne E. Geerlings先生 お題は「Do Cranberries or Other Natural Products Prevent UTIs? 」 何度「駄目・・」と言われても再度浮上してくる不思議なAgendaです。...
View ArticleS木先生とA木先生
−編集長、ローカーボで5kg減ったといばっていましたが、沖縄から帰ってきたらなんとなくシーサー顔になったような 「なんだと!」 −美味しいもの食べ歩いたんじゃないですか? 「なにー。朝はホテルで持参したブランを牛乳かけて食べただけである」 −で、昼と夜は 「会食だ」 −ほっほう。 「S木先生にいろいろご案内いただいただいた」 -(S木先生ありがとうございます)...
View Article抗インフルエンザ薬を選択するのは誰か
先にタイトルだけ見たので、以前話題になった、感染症学会の、利益相反の記載も何もない、唐突な委員会推奨の見直しかと思いました。 抗インフルエンザ薬 と その周辺(2012年8月26日) これは12月21日の、New新型インフルエンザに関する記事でした。 -----------------------------------------------------------------------...
View Article予防接種でHBV感染? と その周辺
2012年9月27日 いつ頃から針や注射器はディスポになったのか 1 2012年9月29日 いつ頃から針や注射器はディスポになったのか 2 という記事を書きました。 そして国の委員会の調査結果を待っていたわけですが、、、 厚生労働省健康局結核感染症課B型肝炎訴訟対策室が担当をしている、第6回集団予防接種等によるB型肝炎感染拡大の検証及び再発防止に関する検討会が12月20日に開催されました。...
View Article(日本では新しい) B型肝炎ワクチンとMSの話題
目下のところ、日本のB型肝炎ワクチンの問題は2つあり、 1つは、接種を希望している人が増えているのに在庫不足や流通の課題があります。 (来年の医学生や看護学生、医療者、警察の人用のも足りるのか心配になります) もう1つは各国が公費でユニバーサルに接種しているのに、日本では任意で費用負担があること。 お子さんがB型肝炎に感染して、急性肝炎で入院したら医療費は補助がありますが(こども医療の無料化)。...
View ArticleB型肝炎 と molecular epidemiology
厚労省のB型肝炎会議の話の延長です。 ある特定の原因でB型肝炎が拡大したとするならば、その仮説の妥当性と検証が必要になります。 ヒアリングやアンケートなどは記述疫学を展開していく際に重要でありますが、感染症の流行についてもっとも科学的に明確な根拠となるのは「遺伝子情報」です。 これを用いての分子疫学が重要です。 日本における広がりを把握するために不可欠。 【第44回小島三郎記念文化賞】...
View ArticleYoloだから・・
セフトリアキソン耐性の淋菌(GC)の報告が日本の研究者などから出ていますね。PMID: 22547617 昔からこの分野は強いんですよね。我が国は・・ 抗菌薬の乱用>>世界に先駆けて耐性菌大量産生>>世界に先駆けて耐性菌とそのメカニズムを発見>>広域抗菌薬の使用推奨 というマッチポンプ的風景はまさに「お家芸」というべきものです。...
View ArticleChristmas Eveの日に贈ります
もし我々の最大の必要が知識ならば、神は我々に教育者を送って下さっただろう。 もし我々の最大の必要がテクノロジーならば、神は我々に科学者を送って下さっただろう。 もし我々の最大の必要が金ならば、神は我々に経済学者を送って下さっただろう。 もし我々の最大の必要が喜び・楽しみならば、神は我々に芸人を送って下さっただろう。 しかし我々に最も必要なのは赦しだった。だから神は我々に救い主を送って下さった。...
View Article1/26 岩手に集合!(東北若手医師ネットワーク)
関フェデを皮切りに、各地で、自立型、ネットワーク型の勉強会や仲間をつくるチャンスが増えていますね。 IDATENにあった東北地域のイベントの広報をさせていただきます。 編集長も東北に愛たくさん(仙台生まれ、弘前大学卒業。親戚スジも東北)。 東北方面の学生さん、ぜひご注目ください(^^)。...
View Articleノロウイルス集団感染報道
2012年10月24日のJAMA Hospitalizations and Mortality Associated With Norovirus Outbreaks in Nursing Homes, 2009-2010 JAMA. 2012;308(16):1668-1675 まあ、Noroですから。...
View Article自分や家族が入院(所)する施設の感染予防策
感染対策については、一般の方向けの資料も載っているサラヤのHPはお勧めです。 皆さんが入院、あるいはご家族が入院・入所するとします。 スタッフがちゃんと感染予防策をとっているか大変不安になりますね。 先進的な病院には「スタッフの手洗いが不十分と思ったらぜひご指摘ください」といったポスターが貼ってあります。 (聖路加国際病院で見かけました。優れたICPがいる病院です) 前の記事のおさらいです。...
View ArticleMMRワクチン・・・の医師が Golden Duck賞
お正月は勤務でお忙しい方もいらっしゃると思いますが、たいがいTVは無味乾燥、大脳皮質もパリパリに乾燥しそうな内容のモノがおおいので、読書に励みたいと思います。 サイモン・シンの『代替医療のトリック』もそのひとつ。 代替医療のトリック新潮社 ニュースを見ていたら、このサイエンスライターが関わるGood Thinking Societyが選んだGolden...
View Article感染症アウトブレイク時に医療機関が問われること
沖縄県立中部病院の後輩で、宮崎県の県議会議員となられた清山先生のサイトに「ノロウイルス集団感染について」の記事がありました。 小さなことかもしれませんが、皆で意見をいっていく大切さをあらためて思いました。 人に任せたほうが楽ですし(人のせいにできますし)、しかし事情がわからない人たちに批判だけしていても、専門家の期待するような施策が実施されるわけではないことは経験しています。...
View Article一生、頭が上がらない・・
編集長は33年前の研修医時代、肝癌を患う患者さんの血液をふんだんに入れた試験管が手の中で割れ、C型肝炎に罹患しました。 当時はC型という名前さえ無くて、非A非B肝炎と言われていたのものです。 一睡も出来ない3連直明けの月曜、レジデントから「青木、オマエ、黄色いんじゃない?」と言われてTransaminaseが1500・・ビリルビンが6・・といった事態に気づきました。...
View Article【チラシ完成】2月9日(土) 感染管理の何を改善できるのか
チラシが完成しました。 ICDの認定(2単位)がとれるよう大曲先生にお願いして申請中です。 ICNの単位については確認中。 (よくわかりませんが薬剤師系の単位は難しいらしいです) 今回は、すでに全国的にもご高名な亀田総合病院の感染管理認定看護師の古谷先生と、病院疫学者(Hospital...
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