医学部、薬学部、看護学部で教えているHIV感染症の情報と現実のギャップ
昨日は編集長が客員教授をしている東京医大臨床検査医学講座のHIV感染症のセミナーでした。 ここでは症例検討セッションを担当させてもらっています。 臨床の情報をもとに考え方や鑑別についての説明をいれていくと(毎度のことですが)症例プレゼンターが40枚近くスライドを準備しているのに1時間すぎたところでも3枚くらいしか進みません。 (だいじょうぶかな) ←会場の皆の心の声...
View Article野田一成先生のベトナム通信
本Blog特派員は米国に偏る傾向がありましたが、今後は米国(ボストン、アトランタ)などに限らず、広く欧州・英国、亜細亜にまで拡充して行きたいと願っておりました。(アジアを亜細亜で表現する編集長) 今回は編集長が勝手に特派員だ・・と思っているベトナム在住の野田一成先生のReportです。 野田先生は、もともとNHKの記者であったし、できれば今回に限らず時々、登場して頂きたいです。 え!?...
View Article県立広島病院で講演させて頂きました
昨日は県立広島病院で講演させて頂きました。 http://www.dn-hiroshima.jp/www/contents/1476257148241/index.html 近隣の研修医(主にPGY1,PGY2)、更に薬剤師の方々も含めて、合わせて120~130名近くの方が参加して下さいました。...
View Article編集長の休日@広島
昨日の日曜日、一日はゆっくりと広島市内で過ごしました。 午前中は舟入という地区にある日本バプテスト 広島キリスト教会というところで礼拝を捧げました。 大変立派な教会で、韓国の姉妹教会の若者も10人近く出席されていました。 その後、原爆ドームに移動し、黙想・黙祷の時間を持ちました。 更に、その後は広島市内の見学を徒歩でゆっくり・・喫茶店に入ったり、店を除いたり・・...
View Articleグラム染色発展史@県立広島病院
要は、アメリカ合衆国第16代大統領リンカーンの言葉を借りるまでもなく・・ 「意志あるところに道は開ける。」Where there's a will, there's a way. なのですね。 以下は県立広島病院でのグラム染色が根付くまでの話しです。(by Dr. Hirosawa) ///////////////////////////////////////////////////...
View ArticleJustin Trudeau (カナダの総理大臣)
米国が(新大統領?)が難民の入国を制限したのに対して、カナダの総理大臣Justin Trudeau氏は「迫害、恐怖、戦災から逃れて来る人々」を受け入れる事を宣言しています。 短期的に得るものと長期的に失うものを見据えた指導者なのではないか・・と感じました。 米国の底力を見られる機会になるか・・編集長...
View ArticleTrump’s Executive Order on Immigration 米国の卒後研修への影響
感染症の師匠、喜舎場朝和先生が米国で訓練されたのが70年代、師匠が導入された北米型感染症診療のスタイルが日本に与えた影響は計り知れないと思います。 (更に編集長も80年代から米国のResidencyTrainingにお世話なりました。) 卒後研修の1つのModelを米国が作った事は間違いなく、その魅力は今でも米国に世界中から研修を求めて若手医師が集う事からも明らかです。...
View Article宇都宮に伺いました。(第15回血液内科ジョイントカンファレンス)
昨夜は血液内科の先生がた(世話人:某がんセンターのI先生、D医大のA先生)のお招きで宇都宮に伺いました。 免疫不全状態における感染症を語る筈でしたが、結局は原則の話し、そして、その周辺の話しでした。 それでも、比較的多くの若手が集まって下さり、楽しい時間を過ごしました。 (まだ話したりないので再度お招き下さい!) その後は、教え子と宇都宮名物の餃子の店(地元の人も知らない)に行きました。...
View Article記述疫学からのアウトブレイク解明
出張先の名古屋のホテルで青木編集長はよくインド人に間違えられます。 いつか感染症を学びに出かけたい国のひとつ。 前置きあまり関係ないんですが、 インドと米国CDCの疫学チームがとりくんだインドのミステリアスなアウトブレイク対応について、感染症領域の人にも参考になる記事があったので紹介です。 インドは地域によってはまだまだ貧しく、栄養不良のこどもたちがいます。...
View Article病院での間違った「補助犬同伴受け入れ」
以下、沖縄県立中部の後輩、高柳先生のMLからです。 /////////////////////////////////////////////////// 25期高柳です。 取材を受けた記事が掲載されました。 身体障害者補助犬法が出来て15年、未だ、というかむしろ病院での間違った「補助犬同伴受け入れ」が増加していて課題になっています。...
View Article順天堂御茶ノ水病院 (Internationalな雰囲気)
本日は順天堂御茶ノ水病院で回診をしました。 2時間で一例なのでゆっくりと説明しながら検討を行う事ができます。 本日も、海外からの学生、医師が参加して下さり、殆ど英語で行う回診となりました。 診断はインフルエンザの季節ならではの黄色ブドウ球菌による肺炎 編集長が経験した「本当の」黄色ブドウ球菌による肺炎の殆どがインフルエンザ後です。 タイトル写真:海外からのGuestを交えての集合写真
View Article明日は若セミ 山本舜悟先生の”かぜ”の講義
明日は若セミ初登場、山本舜悟先生による「”かぜ”と”かぜ”のように見える重症疾患」です。 山本先生の「風邪学」は田坂先生の後を引き続くもので、その学問的、Data-Driven的な世界に魅了されて下さい。 人気の御本も新しい版が出ました。...
View ArticleHPVワクチンとその周辺 2016年11月・12月・2017年1月
海外国内出張、情報追加して上書き保存をくりかえしていたら間があいてしまいました。 メディアから「海外はどうなっているのか?」という問い合わせが来たので最近の状況を整理。 <最近の話題> 2017年2月10日 カナダや英国では先に2回でOKになっていましたが、米国でも3回ではなく2回でOKになりました。...
View Article薬剤師のためのベッドサイドティーチング2016 今年度最後、そして来年度は無し
薬剤師のためのベッドサイドティーチング2016 今年度最後、そして来年度は無し 好評を頂いておりました薬剤師向けBSTは今回で終了。来年度は予定されておりません。 是非、最後の香坂先生のご講演をお楽しみ下さい。 演題: Question the Status Quo 循環器でどうしても外せない七つのクスリ 日時: 2017年2月15日(水)19:00~21:00 場所:...
View ArticleB型肝炎ワクチン と その周辺
耐性菌関連の情報収集を依頼されていたので、他のことがあまりおいついていなかったのですが、ワクチン関連の問い合わせが増えてきたので、また定期的にサマリーをつくっていきたいと思います。 HPVワクチンの次はB型肝炎ワクチンの話です。...
View ArticleB型肝炎ワクチン と その周辺
耐性菌関連の情報収集を依頼されていたので、他のことがあまりおいついていなかったのですが、ワクチン関連の問い合わせが増えてきたので、また定期的にサマリーをつくっていきたいと思います。 HPVワクチンの次はB型肝炎ワクチンの話です。...
View Article腰痛 ACPからGuideline
全国を症例検討の行脚をして最も多い主訴のひとつが(発熱を除いてね・・)腰痛です。 今回、ACPから腰痛に関するReviewなどが出ました。(パチパチ) Nonpharmacologic Therapies for Low Back Pain: A Systematic Review for an American College of Physicians Clinical Practice...
View ArticlePersistence of Zika Virus in Body Fluids
思いの外、Zikaが血中や尿、精液中から消えるのは早かった・・ これが速報で、出るというのが、やはりPublicHealth的な意識の高さというか・・ これがHIV感染症の学会であったCROIで発表されたというのが、HIVだけでは持たない学会の存在意義というか・・ 詳細は以下をどぞ↓↓ Persistence of Zika Virus in Body Fluids — Preliminary...
View Article薬剤師のためのベッドサイドティーチング 終了
毎回、非常に多くの薬剤師、医師、その他の職種の方がたにご参加頂き、大好評でありました、Pfizer「薬剤師のためのベッドサイドティーチング」シリーズが終了致しました。 様々な調剤薬局から大病院の薬剤師まで、非常に多くの方々から感謝の声を次から次へと頂き、更には、このセミナーをきっかけに新しい薬剤師の勉強会や出版の動きなどが生まれた・・といった嬉しいニュースを頂き関係者一同、本当に感謝する次第です。...
View Article薬剤師のためのBST2016 最終回 香坂先生のQ&A
以下、香坂先生から頂いたQ&Aです。 【質問①】 : スタチンはいい薬であるが、下げすぎると有害事象(悪性腫瘍・うつ等)リスクは増えないのか。ある程度数値が下がってくると、服薬を中止してもいいものか、もしくは飲み続けるべきなのか。患者様へのアナウンスでよいコメントはないですか。 >...
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