持つべきものは優れた医師とのNetwork
編集長、最近、心の臓を病みまして、教え子であるK大のK医師、知人のS病院のM医師にお世話になりました。(現在進行形) 頭脳明晰なお二人の説明を、お聞きしつつ、心臓の病自身は気鬱ですが、教え子・知人に恵まれた人生に感謝した次第です。 同じ病態、所見に対しての日本と米国のApproachの違い、Philosophyの違いは自分の病気である事を忘れさせる程に興味深いものでした。...
View Article夏休みの読書の一部
夏休みの読書の一部。 感染症はその病原体がなんであるか、どう検査して治療をするかということだけではなく、そのイメージや語りによって人々に様々な変化や障害をもたらす、という文化的なことの理解の本。 Cultures, Carriers, and the Outbreak Narrative です。 Contagious: Cultures, Carriers, and the Outbreak...
View Article夏休みの読書 『知の教室』
文科省が大学の人文社会系学部を縮小させるような話がネットでも話題になっていました。リンク先は7月26日の記事。 8月、NHKでシリーズでやっていた戦争に関する番組で、終戦の後もしばらく戦争モードでいた各地の軍隊の暴走をとめることができたのは、中間管理職についていた一般大学卒の教養がある人がいたからではないか、という話が紹介されていました。...
View Article寺澤秀一@若手医師セミナー お話しのポイント
匿名希望の寺澤Fanが、Prof.寺澤の若セミ講演のSummaryを送って下さいました。 許可を得て掲載させて頂きます。(オリジナルはPower Pointでもっと綺麗) 寺澤秀一@若手医師セミナー お話しのポイント /////////////////////////////////////////////////// 医学生さん、研修医の先生方へのアドバイス...
View Article「ノロは空気感染する」と編集長は言っていません
ご承知おき下さい。 「ノロは空気感染する」と編集長は言っていません。 編集長はInfectious Dose(感染成立に必要な微生物量)という概念を知っているからです。 ノロが一匹、口に入っても、呼吸器に入っても、発症しないのです。 床に見つかった結核菌が、基本的にはリスクではないように・・ 微生物は、「適材・適所」で、そして「適量」で初めて病原性を発揮するからです。...
View ArticleBrian Tracy
One of the marks of excellent people is that they never compare themselves with others. They only compare themselves with themselves and with their past accomplishments and future potential ~ Brian...
View ArticleUniversal Flu Vaccine へ一歩前進
免疫とは犯人の顔を使ってモンタージュ写真を作り、次回の犯行に備えるためのもの。 ワクチンは、犯人の顔だけ利用してモンタージュ写真を作るようなもの。 なので犯人がしょっちゅう顔を変えるやつだとモンタージュ写真が役に立ちにくいわけ・・ 顔を変える微生物の典型がインフルエンザウイルス。お陰でワクチンの有効性が実感しにくいウイルスです。...
View Articleまたまた市中肺炎にステロイド
心の臓を病む編集長に、心臓に悪いNewsは不要なのですが、やはり「What is Current UpDate? 」といった不整脈Inducingなメイルが来れば開かずを得ません・・ 師匠のOCH感染症科、K先生が聞いたら彼もまた不整脈を起こしそうなNewsがUpToDateから来ておりました。 平たくいうと、ひどい市中肺炎にはステロイドを・・といった話し。(1) #:酷い肺炎とは・・...
View Article寺澤秀一@若手医師セミナー Q&A
寺澤先生より先日の感動的なセミナに寄せられた質問に対するご回答を頂きました。ご覧下さい。 2015年8月21日開催 第4回若手医師セミナー 質問一覧 ①質問者 : 医師 プライマリケア 40代 質問内容 :...
View ArticleFrancis Bacon
A man who contemplates revenge keeps his wounds green. ~ Francis Bacon 復讐を考えている限り、その人の傷は癒えない。(編集長意訳)
View Article咽頭感染の続き
先日、舌の軟性下疳を御紹介しましたが、本日はマイルドな咽頭炎の原因となる淋菌の話し。 結論から申し上げると、遺伝子量で検討すると、扁桃腺周囲も、後咽頭も遺伝子量が多いほど培養陽性になる率が高い、、という素朴な報告でした。 Bissessor M J Clin Microbiol. PMID26292303 Have a good day.
View Article順天堂お茶の水&練馬 に伺いました
編集長、還暦+心疾患のComboにもめげず、火曜日にDoubleheader、水曜日にもDoubleheaderをこなしました。 水曜日のDoubleheaderは順天堂お茶の水&練馬でして、それぞれにHardcoreなものでした。しかし・・ これからの日本の医療現場を担って下さる方々の応援ですから、編集長も心拍の続く限り、頑張りたいと思います。...
View Article若手医師セミナー2015 9月18日(金) 林 寛之 先生
若手医師セミナー2015 第5回。 演者は寺澤先生の愛弟子・一番弟子の林先生です。 時: 2015年9月18日(金)19:30~21:00 場所: ご自宅から、医局から、どこでも若手医師セミナーが受講できます。 演者: 林 寛之 先生 福井大学医学部附属病院 総合診療部 教授 演題: 正しくビビろう!ERのPitfalls! ~知って得するMinor emergencies~ 詳細:...
View ArticleWashington Irving
Great minds have purposes; others have wishes. ~ Washington Irving 偉大な人は目的を持ち、そうでない人は願うだけ。(編集長意訳)
View ArticleICAAC 2014 Onlineの学び (Session 117) 嫌気性菌
少し今年のICAACまで時間があるので、もう少しだけ2014のReviewが可能です。 本日は最近の嫌気性菌の話題です。 最初の演者はLoyola大学のDavid Hecht先生。 #:嫌気性菌の感受性検査が用いられてない。 ・出来る施設が少ない。 ・必要性の認識が少ない ・自然、FDAのAdviceに従うしかない #:米国のCLSIと欧州のEUCASTでBreakpointが異なる...
View ArticleThe 12nd Kagawa Infection Seminar
以下、セミナの御案内です。 The 12nd Kagawa Infection Seminar 時: 2015.10.2 (金) 19:00 場所: 香川県薬剤師会 朝日町会館 高松市朝日町1丁目1番11号 TEL:087(831)3093 Moderator: 香川大学医学部 感染症講座 客員准教授 横田恭子 先生 演者: 編集長 演題: 感染症診療の原則
View Article感染症に興味を持つ医療従事者のための京都感染症セミナー KIDS
以下、御案内です。 第20回感染症に興味を持つ医療従事者のための京都感染症セミナー Kyoto Infectious Disease Seminar(KIDS) 日 時 : 2015年10月19日(月) 18:50 ~ 場 所 : 財団法人 青蓮会館 会議室301号室 座長: 京都府立医科大学附属病院 感染対策部・臨床検査部 部長 藤田 直久 先生 プレゼンター: 市立福知山市民病院 川島 篤志...
View ArticleICAAC 2014 Onlineの学び (Session 117) 嫌気性菌#2
少し今年のICAACまで時間があるので、もう少しだけ2014のReviewが可能です。 本日も最近の嫌気性菌の話題です。 「Anaerobes: Not Your Orphan Organisms Any Longer」 今日の演者はTufts大学のDavid Snydman先生。 #:Bacteroidesの耐性は増加している...
View ArticleChinese Proverb
If you get up one more time than you fall you will make it through ~ Chinese Proverb 倒れても、(倒れた回数よりも)あと一回だけ多く立ち上がれば、あなたは事を成し遂げる。中国の格言(編集長意訳)
View ArticleAldous Huxley
Experience is not what happens to you. It is what you do with what happens to you. ~ Aldous Huxley 経験というのはあなたに起きる出来事ではなく、その出来事に対してあなたが何を行うか・・である。(編集長意訳)
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