少し今年のICAACまで時間があるので、もう少しだけ2014のReviewが可能です。
本日も最近の嫌気性菌の話題です。
「Anaerobes: Not Your Orphan Organisms Any Longer」
今日の演者はTufts大学のDavid Snydman先生。
#:Bacteroidesの耐性は増加している
・唯一、Metronidazoleの耐性はあまり変化してない。(例外:スペイン)
・全般にカルバペネム系、Piperacillin/Tazobactamは良好な感受性
・クリンダとモキシは急激に耐性増加(但し最近の2年のみ少し耐性減少)
・Tigecyclineも耐性↑
#:Bacteroidesの感受性は好気性GNRと同様に施設、地域によりバラバラ
・故に感受性を一般化しないこと。Local factorがある。
#:多剤耐性のBacteroides(定義:3ヶ以上の抗菌薬に耐性)
・増加中。米国で3.6%、カナダで24% !!
・一番耐性なのはClindamycin, moxifloxacin and cefoxitin