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Channel: 感染症診療の原則
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Universal Flu Vaccine へ一歩前進

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免疫とは犯人の顔を使ってモンタージュ写真を作り、次回の犯行に備えるためのもの。
ワクチンは、犯人の顔だけ利用してモンタージュ写真を作るようなもの。
なので犯人がしょっちゅう顔を変えるやつだとモンタージュ写真が役に立ちにくいわけ・・

顔を変える微生物の典型がインフルエンザウイルス。お陰でワクチンの有効性が実感しにくいウイルスです。

さて、顔を変える事が出来ても、どんなウイルスにも共通な部分、変化しない部分を元にしてモンタージュ写真を作れば、敵がいくら顔を変える名人でも、極めて有効なワクチンを作る事ができますね・・それをUniversal Flu Vaccineと言うのです。

今回、NIHにあるNIAIDとVaccine Research Center (VRC) の研究者は、インフルエンザウイルス表面のHAと呼ばれる糖タンパクの遺伝子のうち、しょっちゅう変化する「Head」と呼ばれるものの代わりに、変わりにくい≒どのインフルエンザウイルスにも共通な「Stem」と呼ばれる遺伝子に関係する部分を使用する事に成功した・・との事です。

ネズミやイタチを使用してH1N1のstemを使ったワクチンを接種したらH5N1にも有効だったらしい・・すなわち、よりUniversalだったらしい・・

詳細は以下をどぞ。タイトル写真も、このURLより
http://www.niaid.nih.gov/topics/Flu/Research/scienceUpdates/Pages/UniversalVacc.aspx

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