本当に人間の出会いとは不思議なものです・・
何気ないビジネスシーンでの名刺交換で終わるかな・・と思った人と公私ともに極めて長いお付き合いになる事も・・
そんな感慨をもったのが昨日の「第8回市中病院でみる世界の感染症」セミナでした。
砂川先生の「病理診断学の初歩・・」といった講義も魅力一杯でしたが、田澤氏の「グローバルな視点から見た日本の臨床検査の現状・・」も圧巻。
参加者はあんぐりと口を開けて、その怒濤の事実を突きつけられたのでした。例を挙げると・・
13億の人口を持つ中国が皆保険で国民をカバーする率は、すでに1億の人口しかない日本を凌駕している・・
中国の遺伝子検査の量は、領域によっては既に米国のそれを凌駕している・・
2重、3重の査察制度に監視されている米国の臨床検査制度に対して、日本では全くの野放し状態にある病理、細菌検査領域・・
年間数億の赤字を出しながら行われる日本の外注細菌検査・・
米国病理医。その恵まれたの待遇+その数は日本の10倍。(人口は3倍)・・
与えられる出会いを大切にして行きたい・・と改めて思わされた事です。
(写真:編集長と田澤氏とSeattle ヘルスサミットで。右肩だけ写っているのは某事故調委員長)