この式は毎日皆様がご使用の補正QTを求める式でございます。
編集長:ぬはははは!!
危険なQT延長を生じる薬剤は抗精神薬、抗菌薬、胃腸薬・・と多岐にわたり、その数なんと200種類を越える。
そのため「全科の医師が補正QTを求める本式:QT / √RRを知っておく必要がある」檄を飛ばされるのが、かの有名な香坂先生であります。
同時に循環器専門医の中で正確にQT間隔を測定できるのは半分に満たない・・という理不尽な統計も・・?。
その彼の、とんでもなく実用的な心電図の本を読了しました。
本Blogで繰り返しご紹介している「もしも心電図が小学校の必修科目だったら」であります。
これ、本当に読みやすいし、使える。心電図には大量のIgEを出してきた編集長さえ以下のようなコメントを・・・
21世紀の感染症医師はHaemophilus influenzaeを更に細かく、βラクタマーゼ無し、有り、BLNAR、の3種類に分けて考えるように
心筋梗塞も単なる前壁(V1,2,3)、後壁(?、?、aVF)と分けず、前壁の上下(LADの近位・遠位)、後壁の右左(RCA・LCX)まで細分するのだ・・と言うようになる!!!
本当に良い本でした。心電図が嫌いな人(≒健康な精神を宿す医師)にお勧めです。