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Channel: 感染症診療の原則
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映画「静かなる決闘」「生きる」

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ライリー先生の分子疫学講座は、4年前と比べてupdateされており、事例や引用文献も最新のものが加えられています。

今日は歓迎会に参加させていただきました。

ライリー先生は15歳まで日本にいて、日本の小学校に通っていたこともあり日本語が大変お上手です。

現在の日本語力維持に大きな力を発揮しているのは黒澤映画シリーズ。
大変お詳しいです。

「感染症がテーマとなっている映画」として、静かなる決闘という映画のお話を教えていただきました。

メインテーマは「梅毒」。主役は三船敏郎。

この映画は大学院生に見せているそうです。それは、今にも通じる感染症のテーマがあるから。

静かなる決闘 [DVD]角川エンタテインメント

(Wikipediaより)主人公の藤崎(三船敏郎)は戦時中の野戦病院で患者(植村謙二郎)を手術中に、誤って自分の指に怪我をし、患者の梅毒に感染してしまう。

(誤刺事故で梅毒感染!)

戦後になり父親(志村喬)の病院で働くことになった藤崎は、梅毒の感染を隠し、婚約者の美佐緒(三條美紀)と結婚することが出来ずにいる・・・(続きはwikiで)。

特に,性感染症のことをパートナーに告げるのはどの時代もどの国でも課題となっています。
partner notificationプログラムは確立している米国ではありますが。大学院生とともに感染症が人や関係に与えるインパクトを学びます。

ちなみに、下記の映画を見て医師になろうと思ったのだそうです。
もともとの先行は哲学。

最先端のお話をサクサク整理しながらお話する先生の頭の良さに圧倒されながら、根底にあるあたたかい視線とか、感染症から人や社会を守るためにepiがあるのだというこだわりが伝わる講義。明後日まで続きます。
そして平日参加が難しい人たちのために16日(土)にも公開講義をしてくださいます。
多くの感染症の関係者に聞いていただきたいなと思える内容です。


生きる [DVD]東宝

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