ICAACのDVDを見ていて改めて思わされるのは尿路感染症UTI診断の難しさです。
Futhani-Mehta先生のご発表では長期療養型施設のUTIの特徴として使えないのものに・・・
発熱
悪寒
排尿時痛
排尿困難
腹痛
尿路感染症の既往
全身倦怠感
結局は他の部位の感染症を丁寧に除外して残るは・・という形になるまさに「総合診療」力が試される感染症。
ノロが流行る施設を糾弾する愚かな記事が続きましたが、UTIでさえここまで難しいのですから、
悪心・嘔吐・下痢を主訴とするのは、
ノロ
尿路感染症
IE
Malaria
重症感染症一般
・・・
これを理解する専門家がマスコミ各社に最低一人は欲しいですね・・
(写真:感染症診断のエキスパート達@青木屋Party)