編集長もワクチンの話題を・・
ワクチンの試験勉強をしていて非常に特異的なのは黄熱病YF。生ですね・・
当然、生きているウイルスですので免疫不全症例では禁忌が基本・・と思っていたら、何とステロイド使用例にパイロット的に安全性と抗体産生を検討した勇気ある報告がICAACでありました。
通常、欧州と米国では多少の違いがあっても基本的に15日間の使用期間、10-20mg/日の使用量で切り分けていたようですが、これらの症例にワクチンを接種して10日間の局所(発赤・疼痛など)、全身(発熱、倦怠感、頭痛、悪心・嘔吐など)の副作用の検討+6ヶ月の時点での抗体産生の様子を観察しています。
15mg/日以下で使用されていた最多理由は何と風邪・・(URI・・とあった・・)
15mg/日以上で使用されていた理由は膠原病、アレルギーと色々・・
結論は対した副作用なくて、しかも抗体産生はばっちり・・というものでした。
勿論、症例数が小さい、症例の選択はランダム化してない・・など基本的な問題ありますが、それにしても抗体産生いいじゃない!!
(簡単にマネしないで下さいね・・)
写真は本格派感染症専門医たち@青木学校のParty