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Channel: 感染症診療の原則
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基礎・臨床・疫学

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以前から臨床、疫学領域が基礎領域に比較して極めて脆弱なのが、日本の感染症対策をゆがめている・・というのが編集長の長年の主張でした。

写真は母校・中部病院出身の病理・臨床感染症・実地疫学のExpert達@青木学校


さて、今朝、本年最後のお勉強、タイトルはEuropean Vaccine Safety Data Resource。欧州ではどのようにワクチンの安全性がモニターされているか・・というお話でした。具体的にはVaccine Adverse Event Surveillance & Communication(VAESCO)という組織についての説明とその成果の一部を紹介・・といった内容。 この組織はPublic Health的な視点で監視、Regulatoryであり強制力があり、Initiativeと予算はECDCから。活動開始は2009年7月と比較的新しい。

写真は最近、DCCで活動を開始された大曲先生を囲む若手医師(志水MDと藤田MD)@青木学校



ちなみに藤田先生は青木学校のPartyにおでんの差し入れ!!大きな鍋を担いできてくれました。この二人の会話・・「まあ、どうぞ、どうぞ。藤田先生には感染症の聖地練馬を死守して頂かなければ・・」「皿谷先生こそ、培養もできないマイコプラズマがマクロライド耐性などというデタラメ論争に早く釘を打って頂かなければ・・」@青木学校



VAESCOは今までに何百万という数の症例と正常コントロールを比較検討してMMRワクチンと血小板減少、H1N1ワクチンとGuillain Barre症候群の関係などについて調べてきています。非常に興味深いDataが季節により、国の違いにより、年齢により浮かび上がる様子が紹介され、「これは疫学専門でなくてもハマルな・・」と感じました。Safetyモニターの観点でも我が国のかなり先をいっています。

巨頭会談(SRLのドン Vs. 亀田のドン)こんどまた新しいProjectぶち上げるらしい・・@青木学校


上の写真は「青木学校のOfficial languageは日本語」のルールを忘れ、英語で会話を続ける3巨頭



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