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Channel: 感染症診療の原則
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ワクチンの値段の謎 その1 円高はどこに

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ポリオの会の皆さま、また、保護者や医療者、市民の後押しもあり、日本でもポリオワクチンは「生」から「不活化」へとかわることがきまりました。

これまでなぜかえることができなかったのか、またなぜ今年変えることができたのかということの検証が必要ですが、それとは別に注目をしないといけないことがあります。

それはワクチンの値段。

世界ですでに30年近い販売と使用実績のあるサノフィパスツールのIMOVAX Polio。
この不活化ワクチンで「生ワクチンのリスク」修正を図ろうと支援側にたった先生方がいました。

そして、この秋からようやく日本でも不活化ポリオワクチンにおきかわるわけですが・・・値段について、不思議な情報が流れていました。

「現在、1200円〜くらいで輸入できているにもほどのものが、日本で認可販売にになると5000円〜↑になるってどういうこと?」とという情報がネットにありました。根拠不明&根拠無関心群ではなく、医師ルートのものなので確実だろうと考えています。

日本の定期接種ワクチンになるとすると、国の財政に大きな負担となります。
誰がどのように決めているんでしょう。


2012年4月の米国CDCワクチン価格リストをみてみましょう。

コピペで使う方ご自由に。出典はCDCのサイトです。


【タイトルスライドなり】

(米国以外の国の値段は その2 その3 で紹介します)


【混合ワクチン】 米国にはヨーロッパや東南アジアで使われている6価ワクチンInfanrix Hexaがないですね。


【肝炎ワクチンも全体にお安い】


【HPVワクチンの価格差】 日本はどちらも12000円+消費税。おかしくないですかね・・・


【新しいワクチンは高いですね・・】それでも公的機関が購入すれば割安になっています。


【高い・・しかし米国で病気になると路頭に迷うほどに高額になるし・・・?】


【公的セクターが契約すれば割安になる】→日本はどうして逆なんでしょうね。

【「帯状疱疹ワクチン」とわけているんですね】


【こんなにあったら在庫管理、ミス防止、説明や同意確認もたいへんだろうと想像】




公的なプログラムで採用するということは、まとめ買いとしての割引があるんだろうな、くらいは素人としても想像できるのですが、かえって世界のどこよりも高額なワクチンになるって、どういうことなんでしょうね。

どこかにエビデンスや計算式があるのでしょう。週明けに関係者に電話してきいてみます。

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