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Channel: 感染症診療の原則
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在宅剖検

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編集長が日頃、「神経の問題」で必ずお世話になっている内原俊記先生(東京都医学総合研究所 脳病理形態研究室 室長)が医学界新聞に重要な寄稿をされていますので御紹介致します。

http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA03218_03

縁とは不思議なもので、私の医師人生と在宅剖検とは不思議な糸で繋がっているのです。

以下、不思議な糸の紹介:

在宅医療の草分け、佐藤智先生は、在宅診療の質の保証として積極的に剖検をされていました。(河北総合病院の協力だったと記憶しています)
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その佐藤智先生と編集長は以前、同じ教会に出席していました。そして・・
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その佐藤智先生に紹介されたのが編集長の医師人生を決定した沖縄県立中部病院でした。(当時は今ほどには有名でなくて、中部病院のチュウブとは青森でいう「脳卒中」と思ってました)そして
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沖縄県立中部病院の後輩に上記の内原俊記先生がおられ、その後「神経の問題」では常にお世話になる関係になりました。
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その内原俊記先生が在宅剖検をPromoteされようとしているのは本当に「縁とは不思議なもの・・」

人生の最後を在宅で・・を推し進める理由が単なる医療費の問題・・というのでは在宅医療の質の担保に影を落とす可能性があります。
編集長でも、終末期の発熱にグラム染色や血培・・といった診療は問題外であるのは知っていますが、他方、そのような終末期の診療のあるべき姿が剖検によって支持されるような内容である事も重要だと思います。在宅剖検に対する多くの識者のDiscussionを期待しています。

内原先生曰く・・目覚ましい在宅医療の発展の中で,病理解剖という医学的な側面は手付かずのままです。

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