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Channel: 感染症診療の原則
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現在流行している百日咳 と 従来のワクチン

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オーストラリアからの3月21日のニュースによると、オーストラリアで報告されている百日咳の菌株は、遺伝子的に新しいものが増えているということです。

微生物に詳しい方々にお聞きしなくてはと思いますが。これは気になる。

"Whooping cough beats vaccine"

ニューサウスウェールズ大学の研究者によると、2008年のアウトブレイク以後、百日咳を発症した人から確保された検体の86%はある遺伝子的な特徴をもっているとのことです。

このタイプの菌は2000年から把握されていますが、2000-2007年の間は全体の31%でした。

2011年には13000例以上の百日咳が報告されています。

小児専門病院(The Children's Hospital at Westmead)では、2011年に76人の百日咳の入院がありました。
その前年は47例でした。シドニーの病院でも同時期、16例から34例と増加しています。

気になるのはこちらのコメント:

"The vaccine is still the best way to reduce transmission of the disease and reduce cases, but it appears to be less effective against the new strain and immunity wanes more rapidly. We need to look at changes to the vaccine itself or increase the number of boosters,”
said Dr Lan, whose analysis of cultured bacteria from 194 whooping cough patients was published last week in the Journal of Infectious Diseases.

全文は上のリンク先でお読み下さい〜。






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