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Channel: 感染症診療の原則
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CDC2015年版のSTDガイドライン 第7報

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本日は巨大なSubject、HIV感染症です。超簡単にしておきます。

#:はじめに
潜伏期間はおよそ11年間。
Smit C, Geskus R, Walker S, et al.
Effective therapy has altered the spectrum of cause-specific mortality following HIV seroconversion.
AIDS 2006;20:741–9.

早期の診断は本人の為になるだけでなく、他者への感染の危険も減らせる
米国では全感染者の16%(1200万人)が自身のHIV感染を知らない。
特に感染初期Acute retroviral syndromeの時にウイルス量が多く、感染性が高井
何とか、HIV感染症を発見する機会を増やしたいものだ。

#:HIV感染症の発見・診断
・全ての性感染症のための受診がHIV感染症診断の機会となる。
・CDCは13-64歳の人が医療機関を受診したら、HIVを調べる機会としたい。
・通常はHIVの抗原と抗体を調べる検査を行う。(迅速検査が陽性なるのは精密な通常の検査よりも遅れる)詳細は以下を参照
CDC and Association of Public Health Laboratories. Laboratory testing for the diagnosis of HIV infection: updated recommendations.
Available at http://stacks.cdc.gov/view/cdc/23447.
・HIV感染症の特別な承諾書ではなくて、通常の医療行為に対する承諾書で十分。

次回からは陰部に潰瘍性病変を作るSTDです。

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