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Channel: 感染症診療の原則
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第3回薬剤師のためのベッドサイドティーチング 八重樫先生 Q/A

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【第3回薬剤師のためのベッドサイドティーチング】は、山中先生、八重樫先生にお世話になり、盛況に会を終えることができました。
誠にありがとうございました。(編集長はID week 2014で留守)


【質問]
個人差はあると思いますが、ネブライザーから吸入器への移行もしくは吸入器の導入可能な呼吸状態の検討(目安)についてご教授頂ければ幸いです。


[回答]
素晴らしい質問ありがとうございます。これは個人的なスタイルになると思います。

1.ネブライザーで短時間作用型SABA 吸入を定期→患者が良くなってきたところ(呼吸数低下、Sp02 改善)で長時間作用型LABA+吸入ステロイド合剤(COPD なら長時間作用型LAMA も)追加、もちろん薬剤師さんに吸入指導してもらう→短時間作用型SABA は頓用とする。
通常のNPPV を使われていない患者は暢息でもCOPD でもそうします。

呼吸数はく20 回/分とかですかね。酸素化は鼻カニューレ等の酸素が離脱出来たらですかね。
入院中に吸入ステロイドも開始するのがミソです。ステロイド、の全身投与を行っている場合が多いので、不要といえば不要ですが、退院後大切な薬なので、入院中にきちんと吸入手技を身に着けてもらうように薬剤師さんに頑張ってもらっています。

2. ネブライザーで短時間作用型SABA 吸入を定期→患者が良くなってきたところ(呼吸数低下、Sp02 改善)でMDI の短時間作用型SABA→長時間作用型LABA+吸入ステロイド合剤(COPD なら長時間作用型LAMA も)とはしないことが多いです。
変更の回数が多くなると煩雑ですし、処方の無駄にもなりますし、患者さんも覚えることが多くて覚えなければいけない吸入に集中できません。

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