保護者や市民の皆さんから「なぜ、医療者によって予防接種についていうことがこんなに違うのか?」とよく聞かれます。
個人としてのスタンスはさておき、教育を受けた時代の知識や情報の影響、専門職になってからの継続教育の情報、所属組織や団体による指針など様々なものが影響していそうですが、各国ではこのようなズレが生じないようにするために、法律の整備や教育プログラムの展開があります。
例えば米国ではACIPが推奨内容を話あって、最終的にそれが各専門機関でendoseされるというかたちをとります。
CDCのスケジュールとして載る、小児科医や家庭医の専門団体が同様に実践する、といったかたちです。
(予算化のためのプロセスもあります)
HPVワクチンが思春期男子にも推奨という話は昨年でしたが、今年に入って発表されたスケジュールのところで正式に位置づけられました。
実際に公費にしたり細かなスケジュールを組んだり、学校入学歳の条件にするかどうかとういことはアメリカやカナダでは州による違いを見ます。
ACIPで話し合われている内容はリアルタイムで一般紙が報道するので、市民の目や耳にも入っていきます。
日本ではどうなっているのか?
学会などで最新情報を知るのかもしれませんが、参加しない(忙しくて参加できない)方もいます。
制度の変更や製品の安全情報はいかにして現場の末端まで届くのか?
積極的にWebなどで情報収集をする人とまったくしない人での情報ギャップを補正するのは誰の役割?
今年はポリオのワクチンについていろいろ変更事項があると思いますが、対象によってスケジューリングや選択が複雑になります。事故のリスクもあります。
このことを一番最初に知るのはワイドショーとか一般ニュースというのは避けたいですね。
記者の解釈が加わった記事より先に、厚労省のHPや感染研のHPで、「専門職向け」「市民向け」という教育コンテンツを作って公開していただきたいです。
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カナダ ブリティッシュ・コロンビア州CDCが作成した薬剤師・看護師向けの予防接種に関するOnline教育
BCCDC offers an on-line course for immunization providers.
カナダ ナース向け The Immunization Education Initiative (IEI)
米国 スクールナース向け Online Continuing Education
ACPのWebによるセミナー 2月23日、3月12日、7月18日に予定
成人の予防接種Webiner
米国陸軍のインフルエンザワクチンのオンライン学習教材 ON-LINE INFLUENZA TRAINING
ワクチンの取り扱い、在庫管理 On line学習
米国CDCの予防接種関連オンライン学習コンテンツ(古いものもあるので注意) mmunization Courses: Broadcasts, Webcasts, and Self Study
米国系の自己学習リソースは他にもいろいろあります。
こちらは英国HPAのページ Immunisation Training Resources
これは本格的なイギリスの大学のDiplomaコース。2012年9月開講。
海外の人も受講可能。ヨーロッパ小児感染症学会との共催だそうです。
Postgraduate Diploma in Paediatric Infectious Diseases
Syllabus
Infectious Syndromes
Therapeutics and Infection Control
Epidemiology, Immunity and Immunization
Bacterial Infections
Important Viral Infections and Prions
Imported and Tropical Diseases and Mycobacterial Infection
Congenital and Neonatal Infection, Sexually Transmitted Disease, and Parasitic Disease
The Immuno-compromised Host
Fungal Infection
市民向け、子供向けのコンテンツも探してみたいと思います。
個人としてのスタンスはさておき、教育を受けた時代の知識や情報の影響、専門職になってからの継続教育の情報、所属組織や団体による指針など様々なものが影響していそうですが、各国ではこのようなズレが生じないようにするために、法律の整備や教育プログラムの展開があります。
例えば米国ではACIPが推奨内容を話あって、最終的にそれが各専門機関でendoseされるというかたちをとります。
CDCのスケジュールとして載る、小児科医や家庭医の専門団体が同様に実践する、といったかたちです。
(予算化のためのプロセスもあります)
HPVワクチンが思春期男子にも推奨という話は昨年でしたが、今年に入って発表されたスケジュールのところで正式に位置づけられました。
実際に公費にしたり細かなスケジュールを組んだり、学校入学歳の条件にするかどうかとういことはアメリカやカナダでは州による違いを見ます。
ACIPで話し合われている内容はリアルタイムで一般紙が報道するので、市民の目や耳にも入っていきます。
日本ではどうなっているのか?
学会などで最新情報を知るのかもしれませんが、参加しない(忙しくて参加できない)方もいます。
制度の変更や製品の安全情報はいかにして現場の末端まで届くのか?
積極的にWebなどで情報収集をする人とまったくしない人での情報ギャップを補正するのは誰の役割?
今年はポリオのワクチンについていろいろ変更事項があると思いますが、対象によってスケジューリングや選択が複雑になります。事故のリスクもあります。
このことを一番最初に知るのはワイドショーとか一般ニュースというのは避けたいですね。
記者の解釈が加わった記事より先に、厚労省のHPや感染研のHPで、「専門職向け」「市民向け」という教育コンテンツを作って公開していただきたいです。
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カナダ ブリティッシュ・コロンビア州CDCが作成した薬剤師・看護師向けの予防接種に関するOnline教育
BCCDC offers an on-line course for immunization providers.
カナダ ナース向け The Immunization Education Initiative (IEI)
米国 スクールナース向け Online Continuing Education
ACPのWebによるセミナー 2月23日、3月12日、7月18日に予定
成人の予防接種Webiner
米国陸軍のインフルエンザワクチンのオンライン学習教材 ON-LINE INFLUENZA TRAINING
ワクチンの取り扱い、在庫管理 On line学習
米国CDCの予防接種関連オンライン学習コンテンツ(古いものもあるので注意) mmunization Courses: Broadcasts, Webcasts, and Self Study
米国系の自己学習リソースは他にもいろいろあります。
こちらは英国HPAのページ Immunisation Training Resources
これは本格的なイギリスの大学のDiplomaコース。2012年9月開講。
海外の人も受講可能。ヨーロッパ小児感染症学会との共催だそうです。
Postgraduate Diploma in Paediatric Infectious Diseases
Syllabus
Infectious Syndromes
Therapeutics and Infection Control
Epidemiology, Immunity and Immunization
Bacterial Infections
Important Viral Infections and Prions
Imported and Tropical Diseases and Mycobacterial Infection
Congenital and Neonatal Infection, Sexually Transmitted Disease, and Parasitic Disease
The Immuno-compromised Host
Fungal Infection
市民向け、子供向けのコンテンツも探してみたいと思います。