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Channel: 感染症診療の原則
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感染症と国境 と その周辺

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人や物の移動もスピードアップ、拡大するボーダーレスといわれる時代に、感染症もあちこちに広がりやすくなっています。

ちょっとニュースを見渡すと、格安のチケットで人気のフライトLCCの専用ターミナルが10月に成田空港で稼働します。

空港の検疫業務のボリュームも拡大(もちろん人員増しないといけませんね)。

関西の"特区"では、育児や家事を支援する業務の外国人労働者の受け入れ準備が進んでいます。
外国人労働者との共存のためには、その人たちのための権利保証やメンタル含めた医療サービスが必要ですし、もちろん日本に来る前に、結核や予防接種含めた健康診断、準備もサポートする必要があります(どこかが準備をしてますかね?)

他の国と地続きの国境がある場合、そこをいっりきたりする人をどうしますか?という課題もあります。

オランダとドイツ国境には、MRSAの地域制圧のためのプロジェクトがありますし、
MRSA in the Dutch-German border region (Euregio

米国でもメキシコとの国境で拡大結核プログラム、予防接種プログラムがあります。
Border States More Vulnerable To Transmission Of Infectious Disease

国内では、隣の自治体の情報を得ることさえ難儀してたりします。
定期的に法律や仕組みが見直される時に改善してもらえるよう、日頃から意見を出しておく必要があります。

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