皆様、「若手医師セミナー 第一回 Q&A」、徳田先生の素早い対応で早速、掲載させて頂きます。
以下、ご覧下さい。
///////////////////////////////////////////////////
質問者 : 医師 循環器内科 40代
質問内容 : インフルエンザ診断の尤度比は、上田剛士先生の「リファレンス」501ページで見つけました。ノモグラムは、今回配布されたpdfには印刷されないのですが、どこで手に入るでしょうか?
(回答)ノモグラムはネットで Fagan nomogramと検索すると多数出てきます。
質問者 : 内科医
質問内容 : メカニズムが似ているものは尤度比として同時には使用しないというのはどこで分ければいいのですか?
また事前にかけ算ができるはなぜでしょうか。
お答えいただければと思います。お願いいたします。
(回答)メカニズムが似ていると「互いに独立していない」2変数ということになります。尤度比から検査後確率を求める式から、尤度比を2回適用するときには事前に掛け算してもよいことがわかります。
質問者 : 医師 開業医 40代
質問内容 : 高熱を伴う扁桃炎で溶連菌迅速検査が陰性だった場合の抗菌剤の適応と使用すべき抗菌剤についてご教授下さい。
(回答)抗菌薬の適応はCentor基準+αと考えます。αは局所の化膿性合併症の起こるリスクを考慮するとよいと思います。抗菌薬は基本、バイシリン。ペニシリンアレルギーがあれば、セファレキシンでいかがでしょうか。
質問者 : T.Y.
質問内容 : バイアスを解消するプロセスは?
(回答)バイアスは完全には解消できないと思います。低減させるためには、バイアスの存在を意識する、ことが必要と思います。
質問者 :
質問内容 : 救急外来診療と総合内科外来の勉強を同時で勉強する際のコツはありますか。
(回答)両方の外来を継続することが重要と思います。
質問者 : 循環器内科 20代
質問内容 : 病歴聴取に際し、パートナーの有無を含めた性交歴を摂る時に意識していることがありましたらぜひご教示ください。
(回答)まず、「これから行う質問はとても重要です。あなたのような症状の患者さんには全員この質問をしています」という前置きを話してから行うようにしています。
質問者 : 医師内科50代
質問内容 : コモンデイジーズは疾患名で150程度でしょうか?
(回答)そうですね。150もあればかなりカバーできると思います。とくに、上位30主訴が重要と思います。症候学教科書をご利用されるとよいかと思います。
◯検査前確率の見積もり方
検査特性については調べられると思うのですが,目の前の患者さんでの検査前確率をどのように見積もれば良いのでしょうか?現場で具体的に数字で表現したりすることはあるのでしょうか?
(回答)数値はアバウトでよいと思います。正確に決定するのは無理です。
コモン:10%
比較的レア:1%
レア:0.1%
でスタートし、病歴等から、その確率を変化させるとよいと思います。
◯DEMについて
Diagnostic Error in Medicineの学会に非常に興味を持ちました.日本で類似の学会などはないのでしょうか?
(回答)われわれがDiagnostic Error in Medicineの日本支部です。ケースカンファなどを定期的に全国展開していますので、ご連絡くださいませ。
◯尤度比の使い方について
尤度比を使うときは,ノモグラムを使わなければできないのでしょうか?簡単な使い方はないでしょうか?
(回答)下記参照くださいませ。
綿貫先生、コメント:尤度比0.1なら45%減,0.2なら30%減,1なら変動なし,5なら30%増,10なら45%増など
以下、ご覧下さい。
///////////////////////////////////////////////////
質問者 : 医師 循環器内科 40代
質問内容 : インフルエンザ診断の尤度比は、上田剛士先生の「リファレンス」501ページで見つけました。ノモグラムは、今回配布されたpdfには印刷されないのですが、どこで手に入るでしょうか?
(回答)ノモグラムはネットで Fagan nomogramと検索すると多数出てきます。
質問者 : 内科医
質問内容 : メカニズムが似ているものは尤度比として同時には使用しないというのはどこで分ければいいのですか?
また事前にかけ算ができるはなぜでしょうか。
お答えいただければと思います。お願いいたします。
(回答)メカニズムが似ていると「互いに独立していない」2変数ということになります。尤度比から検査後確率を求める式から、尤度比を2回適用するときには事前に掛け算してもよいことがわかります。
質問者 : 医師 開業医 40代
質問内容 : 高熱を伴う扁桃炎で溶連菌迅速検査が陰性だった場合の抗菌剤の適応と使用すべき抗菌剤についてご教授下さい。
(回答)抗菌薬の適応はCentor基準+αと考えます。αは局所の化膿性合併症の起こるリスクを考慮するとよいと思います。抗菌薬は基本、バイシリン。ペニシリンアレルギーがあれば、セファレキシンでいかがでしょうか。
質問者 : T.Y.
質問内容 : バイアスを解消するプロセスは?
(回答)バイアスは完全には解消できないと思います。低減させるためには、バイアスの存在を意識する、ことが必要と思います。
質問者 :
質問内容 : 救急外来診療と総合内科外来の勉強を同時で勉強する際のコツはありますか。
(回答)両方の外来を継続することが重要と思います。
質問者 : 循環器内科 20代
質問内容 : 病歴聴取に際し、パートナーの有無を含めた性交歴を摂る時に意識していることがありましたらぜひご教示ください。
(回答)まず、「これから行う質問はとても重要です。あなたのような症状の患者さんには全員この質問をしています」という前置きを話してから行うようにしています。
質問者 : 医師内科50代
質問内容 : コモンデイジーズは疾患名で150程度でしょうか?
(回答)そうですね。150もあればかなりカバーできると思います。とくに、上位30主訴が重要と思います。症候学教科書をご利用されるとよいかと思います。
◯検査前確率の見積もり方
検査特性については調べられると思うのですが,目の前の患者さんでの検査前確率をどのように見積もれば良いのでしょうか?現場で具体的に数字で表現したりすることはあるのでしょうか?
(回答)数値はアバウトでよいと思います。正確に決定するのは無理です。
コモン:10%
比較的レア:1%
レア:0.1%
でスタートし、病歴等から、その確率を変化させるとよいと思います。
◯DEMについて
Diagnostic Error in Medicineの学会に非常に興味を持ちました.日本で類似の学会などはないのでしょうか?
(回答)われわれがDiagnostic Error in Medicineの日本支部です。ケースカンファなどを定期的に全国展開していますので、ご連絡くださいませ。
◯尤度比の使い方について
尤度比を使うときは,ノモグラムを使わなければできないのでしょうか?簡単な使い方はないでしょうか?
(回答)下記参照くださいませ。
綿貫先生、コメント:尤度比0.1なら45%減,0.2なら30%減,1なら変動なし,5なら30%増,10なら45%増など