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ICAACOnline Cases in Clinical Microbiology #3 Wrong for right reason

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ICAACOnline Cases in Clinical Microbiology #3

Cases in Clinical Microbiology続きます。
Afganistanの症例 ・・ (え! もう答え分かった?)

32歳、イタリア人白人 女性

主訴:発熱、皮疹、頭痛

病歴:
2年間アフガニスタンで米軍の仕事してます。時々野宿。
Afganistanから2週間前にLondonに来ました。
この2週間、時々頭痛、発熱、皮疹が2-3日続いて、また消えます。
病歴上は他は特にありません。身体所見もとくになし。

検査:
白血球が2万と上昇。他はHIV,CMV,EBV,Malaria,LFTなど正常。
もちろんCRPも正常。

鑑別診断:
急性発熱(2週間以内)まずマラリアを除外 それから下の図


慢性発熱(2週間以上)まずマラリアを除外 それから下の図


上記のアルゴリスムにより診断はBorreliaとなりました。
Tick-borne relapsing feverの原因となるTickはタイトル写真
(ここまで編集長もなんとか来れて、I am not Badとほくそ笑んでました)


でも結局、血培で生えたの髄膜炎菌
(このような緩徐な経過をとる髄膜炎菌の菌血症は編集長も経験があります)

まとめ:
Right reasonでBorreliaを誤診しました。
Brilliant Clinical Diagnosis is wrong for right reason.

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