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Channel: 感染症診療の原則
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It is all about the line listing.

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本日のICAACOnlineの学びは
疫学調査の話題。
演者はCDCの John A. Jernigan先生。


2012年、米国を震撼させたAspergillus髄膜炎が記憶に新しいですね。
この事件がどのように始まり、どのように報告され、CDCがどのように動いていったか・・がJernigan先生によって発表されていました。Jernigan先生は以前、佐竹先生とEBICセミナーでお呼びした方でCDCで感染管理の仕事をされています。(現在はSHEAの会長でもある)


彼の詳細な発表は省略しますが心に残ったものを以下に紹介。

米国のあるClinicからAspergillus髄膜炎の報告が一例でました。

#1:さあ、これはOutbreakか、違うか? 3択問題でYes,No,Maybe。
正解はYesかMay be。Noと答えた人は駄目。
本来ならBase lineの頻度を超えたらOutbreakですが、一例でもOutbreakの始まりかも。

#2:次にする事は?
Clinicに伺う事とLiteratureのReviewです。
現場に答えがあり、大抵の事件は以前にも起きているものだから。

#3:It is all about the line listing.
調査の肝はLine listing。これで重要なヒントが得られるものであると・・。

既述疫学が基本とはベテラン疫学者が皆いう事ですね。
要は足を使えという事でCDCのEISの訓練に表題のようなロゴが・・

このEISのロゴですが、靴に穴が開いているところが大事。沢山、現場を歩いて見るのです

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