地味だが大切な論文
α株からオミクロン株に変化するなかで潜伏期間が約5日から3.5日に短くなっているという論文が出ました。 大変地味ですが、隔離期間など公衆衛生を始め感染管理の領域の人には大切な論文だと思いました。 Incubation Period of COVID-19 Caused by Unique SARS-CoV-2 Strains A Systematic Review and...
View Articleインフルエンザの総論 パンデミックはコロナのみではない
パンデミックはコロナだけではない、インフルエンザその他の様々なRespiratory Pathogenに対してReadinessが大切であることを友人のTim Uyeki先生がリマインドして下さいました。素晴らしいComprehensiveなReviewです。 https://www.thelancet.com/action/showPdf?pii=S0140-6736%2822%2900982-5
View ArticleFDA Authorizes Omicron-Targeted Booster Shots
FDAは元の株とオミクロン株の両方をカバーするワクチン(bivalent)を認可しました。元の株だけ(monovalent)のワクチンは使われなくなります。 FDA Authorizes Omicron-Targeted Booster ShotsMonovalent mRNA shots no longer authorized as boosters in people 12 and up
View ArticleLong Covid Symptoms Mask Something Else
今回の日本におけるコロナ診療をより難しいものにしたのが「総合診療的思考」の欠如であったと思います。 「発熱≒コロナ」という思考で腎盂炎その他の発熱疾患が誤診されたと思います。同様に「不定愁訴≒ロングコビット」という思考が癌その他の慢性疾患の診断を遅らせるという事も増えると思います。 For Some Patients, Long Covid Symptoms Mask Something...
View Article地味だが大切な論文 2
大学生。ワクチンをしっかりやって、マスクをしているとクラス内での感染は殆ど生じなかったという報告です。地味ですが現場的には極めて有用な報告ですね。 「コロナでキャンパスライフが木っ端微塵」という大学生をこれ以上増やさないためにも。 Examination of SARS-CoV-2 In-Class Transmission at a Large Urban University With...
View Articleプライマリケア診断塾 現代循環器診療におけるバイオマーカーの役割
プライマリケア診断塾 ~なぜその検査を・・?〜 を再開致します。 日時: 10月28日(金)19:30~21:00 演者: 香坂 俊 先生 (慶応義塾大学医学部循環器内科 専任講師) 演題: 現代循環器診療におけるバイオマーカーの役割 〜Bayes‘ Theorem に則った BNP ・ Troponinの活用〜 詳細はイベント一覧URLなどからお願い致します。 注意:...
View Article最近目にした気になる記事 2つ
急増する性感染症 Preliminary data show 2.5 million reported cases of chlamydia, gonorrhea, and syphilis in 2021. となると次はHIV感染症か・・ https://www.cdc.gov/std/statistics/2021/default.htm 米国南部で地域流行が見られる類鼻祖メリオイドーシス...
View Articleケンタッキー州の老開業医が病歴で一発診断
どこの病院に行っても原因不明。 いよいよ天下のNIHに行く前に、ふと立ち寄った老開業医が一発診断したという記憶があります。 1980年代、編集長がケンタッキー州で研修医をやっていたころの話し。 勿論、CTもEchoも無い時代。 Isolated Bilateral Adrenal Histoplasmosis With Addisonian Crisis in an Immunocompetent...
View Article小児感染症学会教育委員会が主催する「第12回 教育セミナー Basic course」
御依頼により下記を掲載致します。 よろしくお願い申し上げます。 編集長 ////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////// 小児感染症学会教育委員会が主催する「第12回 教育セミナー Basic course」に関するご案内をさせて頂きます。...
View Articleパキロビット後の「再発」
COVID Rebound After Pfizer Treatment Likely Due to Robust Immune Response, Study Finds...
View Article若い人ほどコロナに関して嘘をつく・・?
コロナに罹患していると思っても同席する人にその事実を伝えなかったことがないですか? コロナ対策を実際に行っている以上にちゃんとやってるように言ったことがないですか? ワクチンやってないのに、「やった」と言ったことがないですか? コロナの検査を受けるべき時に、受けなかったことがないですか? JAMA Network...
View Articleコロナ禍、米国CDCが不振であった理由
今回、COVID-19による死者数を単に日米で比較して米国のCDCを揶揄する声を頻繁に耳にしました。全く異なる医療体制、人口構成、社会経済的状況を揃えるような話しは無しで・・。編集長はCDCが無ければ米国はもっと酷い状況になっていただろうと思いますけれどね・・。...
View Article若手医師セミナー 地味に再開しています。
若手医師セミナー 地味に再開しています。 第2回目は救急の林先生、「めまい」です。 編集長、生涯苦手意識を持って医師人生を送るのか、ここでしっかりと克服するのか・・ 「Dr.林のすごい、すごーい法」など乞うご期待。 演題: 「Dr.林の愉快、痛快、明快、めまい攻略法!」 ~あなたもめまいが好きになる~ 講師: 福井大学医学部附属病院 総合診療部教授 林寛之先生 日時: 2022年11月25日(金)...
View Articleイベルメクチンと宮古島
編集長が旧厚生省の奨学金を頂くために勤務した宮古南静園(Hansen's Disease /Leprosyの療養所)。そこでは入所者の何割かが糞線虫症にかかっていました。...
View Article結核の増加
パンデミックの影響で結核、エイズ、マラリアのコントロールに問題が生じていることはパンデミックの当初から指摘されていましたが・・ 折角、「中」流行国から「低」流行国に格上げされた日本も、インバウンド、梅毒増加≒HIV感染症増加、パンデミックの波の中で瞬時に後戻りの可能性があります。 Tuberculosis Deaths Rose During Pandemic, Reversing Years...
View Articleオミクロンの広がり、壁穴から・・
昔、SARS1の時に香港かどこかで集合住宅の違う階の住人が感染した・・という事例がありましたが、COVID-19でも同様の現象が見られたようです。 最初は「まさか・・」と思ったのですが、一応EIDですから御紹介しておきます。 ちなみにこの穴は米国感染症専門医、日本人第1号が開けたものではありません。 Probable Aerosol Transmission of SARS-CoV-2...
View Articleトリプルデミックと競馬中継
通常、複数のウイルスが同時に感染、悪さをするという事は稀とされています。実際、CDCが行うインフルエンザウイルス、RSV、コロナウイルスの疫学的モニタリングをしていたバンダービルト大学の専門家は「珍しいか存在しない」との事のようです。...
View Article第二回 若手医師セミナー 「Dr.林の愉快、痛快、明快、めまい攻略法!」
地味に再開しております若セミも明後日は第2回目となりました。 みなさま、奮って御視聴下さい。 日時: 2022年11月25日(金) 19:00-20:45 タイトル: 「Dr.林の愉快、痛快、明快、めまい攻略法!」 ~あなたもめまいが好きになる~ 講師: 林寛之先生 福井大学医学部附属病院 総合診療部教授...
View Articleやはりトリプルデミックになって仕舞った
コロナ+インフルエンザ+RSVのトリプルパンチで、米国の感染症疫学の専門家は手術の延期、医療機関の受診制限を始めざるを得ないと考えています。 以前と同じタイトル写真を再利用せざるを得ない状況を迎えつつあるようです。(少なくともアメリカでは) 'This is a crisis': How hospitals are responding to the 'tripledemic'With...
View Article実験室内での核融合に成功?
今年の漢字は「戦」という事で暗いNewsが多い中、今日明日にも「初めて実験室内で核融合に成功した・・」という発表があるかも・・というNewsが流れてきました。 これで化石燃料を使わずに永遠にエネルギーを得る事ができるようになれば戦争などもなくなるかも・・。 Major Fusion Energy Breakthrough to Be Announced by...
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