通常、複数のウイルスが同時に感染、悪さをするという事は稀とされています。実際、CDCが行うインフルエンザウイルス、RSV、コロナウイルスの疫学的モニタリングをしていたバンダービルト大学の専門家は「珍しいか存在しない」との事のようです。
しかし、今回はインフルエンザ、コロナ、RSV、どれも普段と全く異なる流行時期、流行パターンを示しているとの事で、今回の現象は非常にRevelatory啓示的かも知れないとの事でした。
追い打ちをかけるのが、今までマスク、行動制限、などで拡散が抑制されていたインフルエンザウイルスやRSV(≒人々の免疫落ちている)が「日常に戻る」プロセスの中で、特に冬のインドア生活や学校の再開で広がり、更にMMRなどの他のウイルスに対するワクチン接種業務が滞っていて・・
まあ競馬に例えるならば、先頭を切るのがインフルエンザで、そのすぐ後ろをRSVが追い、コロナウイルスはダークホース(強力な)で結果の予測は難しいとの事でした。
あまり早急に海外の真似をしてマスク無し生活に戻るのは危険かも知れませんね。RSVなどは結構、環境表面を介しての感染もあるらしく医療機関や老健施設での清掃、清拭を緩めるのも危険かも知れません。(ホテルのビュッフェのビニール手袋は嫌いだけど)
特に医療体制の強化は限界から崩壊に近いし・・