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Channel: 感染症診療の原則
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リスク論 と その周辺

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感染管理系で、リスクコミュニケーション(りすこみ)関連の問い合わせが増えているこの頃であります。
311の前と後では、一般社会におけるリスクコンシャスも変わってきているように思います。

話し手が限られており、またその人たちの立ち位置が会社のリスクのでのノウハウの話だったり、環境問題だったりと各論から学ぶとわかりにくいことがあるのですが、少数ながらコミュニケーションの専門の立場から話をできる人たちがいます。

こちらは毎日新聞の記者の方に教えていただいたリソースで、「リテラジャパン」。

代表の西澤真理子さんは英国のインペリアルカレッジロンドンのサイエンスコミュニケーションで社会学博士号(リスク政策とコミュニケーション)を取得。その後も海外で活躍されたあと、日本でリテラジャパンを立ち上げたそうです。

(科学記事を書きたい人にもよさそうなコースですね・・・)

リテラジャパンのサイトには、リスクコミュニケーションとは?と基本的なことを説明する動画があります。
ビデオギャラリー 各4分くらいです。
無料のメールマガジンもあるので登録しておくとよいのかも。

過去にもブログではリスコミ関連書籍を紹介してきましたが、
最近出版された、とても読みやすい本2冊。

「ゼロリスク社会」の罠 「怖い」が判断を狂わせる (光文社新書)光文社


岩田先生も新刊でリスクについて語っています。

「リスク」の食べ方: 食の安全・安心を考える (ちくま新書)筑摩書房

詳しくない人たちに伝える参考になる切り口が豊富です。
学部での授業でも紹介したい事例もたくさん。


下記の2冊が並ぶ本棚にまたコレクションが増えました。
対応のノウハウや知識がが増えるのはよいのですが。
実際のリスクや過剰反応でのトラブルは増えませんように〜。

食のリスクを問いなおす―BSEパニックの真実 (ちくま新書)筑摩書房

食のリスク学―氾濫する「安全・安心」をよみとく視点日本評論社

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