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Channel: 感染症診療の原則
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コロナ医療崩壊への処方箋 #6  コロナのワクチン

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週末でもあり、あまりIntensiveな記事を書くエネルギーも無く、ワクチンに希望を託して、簡単なコロナに対する免疫などに関する記事を紹介いたします。
SARS-CoV-2に対する免疫のしっかりしたエビデンスは無いけれども多くの経験から、人間はコロナウイルスに感染すると免疫を獲得し、すぐには再感染しないようです。ただし免疫力は少しずつ減っていくようで、とくにインフルエンザなどでは、本当の感染に比較してワクチンによる免疫の減弱は早いようです。どの程度、防御免疫が持続するかは色々な要因で決まるでしょう。 Castilla, J. et al. 2013. “Decline in Influenza Vaccine Effectiveness with Time after Vaccination, Navarre, Spain, Season 2011/12.” Eurosurveillance. https://doi.org/10.2807/ese.18.05.20388-en.
ワクチン開発のPlatform:タイトル図にあるように6種類ほどあるようです。多くが、その標的を「S protein」としていますが、このS proteinとはコロナウイルスの例の表面の突起の事です。タイトル図:Amanat, Fatima, and Florian Krammer. 2020. “SARS-CoV-2 Vaccines: Status Report.” Immunity 52 (4): 583–89.
将来への期待:今年のコロナ禍に対しては間に合わないけれども、幸運が重なれば早い時期にワクチンが作れるかもしれない・・と考える専門家もいるようです。幸いにもPandemicを起こすウイルスの種類は2-3ヶと非常に限られているので、病原体保有動物(animal reservoirs)を定期的にサーベイランスして、次のPandemicを起こす可能性のあるウイルス株を絞り、実際にPandemicが起きれば、すぐにそのウイルスをもとにワクチンを作れるようになるかも知れない・・・とも書いてありました。





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