日本人の2人に1人が癌で亡くなりますが、それを超える数の方が耐性菌で亡くなる(耐性菌死1000万人/年)ようになるという推計があります。
そのような異常事態の警告がWHOなどから出てくる中で・・
「異常も続けば普通」という「異常が日常」の日本で、またPiperacillin/Tazobactamという重要な抗菌薬が出荷調整となります。優秀な感染症医は以下の処方で堪え忍ぶ予定・・・
セフォペラゾン/スルバクタム
アンピシリン/スルバクタム+シプロフロキサシン,
セフメタゾール+シプロフロキサシン
ですが、上記の処方さえ入手困難な施設が非常に多い。だいたい面倒に思う医師も多いでしょう。
自然、カルバペネム使用圧が極端に上がり最後の切り札が切り札でなくなる日も近いでしょう。
「自分の病院は全然困ってない。適正使用が出来ている」と思ってる病院の皆様、隣の病院で適正使用出来なければ、結局耐性菌は貴病院の外から流れ込んで来ますぜ!!
10数年前まではESBL産生菌が1件でたら大騒ぎだったのに,今では市中感染症でも普通なんですから・・